両角友成 活動日誌

県政に挑戦。松本市民の声を長野県政に届けます。

9月定例会報告

2021年10月10日 | 日記

2021年9月定例県議会「報告」
                 
*中小企業者に新たな負担増

インボイス制度の導入延期を求める意見書 提案理由説明

本会議では、会派から議会に提出した「適格請求書等保存方式(インボイス制度)の導入延期を求める意見書(案)」について、提案理由の説明を行いました。
10%への消費税率引き上げとともに軽減税率制が実施されることに伴い複数税率のもとで適正な課税を確保するためと、令和5年10月から消費税の仕入税額控除の方式としてインボイス制度が導入されることになりました。
実施に先立って、今月(10月)から適格請求書発行事業者の登録申請が開始される運びとなっています。しかしながら、インボイス制度においては、免税事業者は適格請求書を発行できず、仕入税額控除の対象から外れることから、免税事業者が取引からの排除や不当な値下げを強いられる恐れがあることや、課税事業者への転換を余儀なくされ、納税に伴う負担が増加することに対する懸念が広がっています。
インボイス制度の導入により更なる負担が課せられることになれば、経営意欲を失い、廃業を選択する中小企業者が増加し、コロナ禍からの経済再生を阻害することにもつながりかねません。
建設の下請け業者・一人親方・個人タクシーや運送・文化芸術関係者・ダンプ労働者・米価下落で苦しんでいる農家を見ても、販売農家全体の約9割が免税事業者です。食をインフラを支えている皆さんが「課税事業者」になれば赤字でも税負担が求められます。
地域経済の基盤であり、雇用の受け皿でもある中小企業者が、コロナ禍を乗り越え、事業存続と再生に注力できるようにするために、インボイス制度の導入を延期するよう、国会及び政府に強く要請する意見書(案)です。と説明しましたが、
本会議で採決がされ残念ながら自民党・公明党などの反対で否決されてしまいました。
 
県民文化健康福祉委員会報告


「床屋さん・美容院にCO2センサーの貸し出しを検討して」
長野県では、新型コロナウイルス感染症予防を目的とし、県内の飲食店に室内の喚起状況をモニタリングできるCO2センサーと飛沫防止パネルを提供しています。それを受け、床屋さんからこれから冬を迎え室内の喚起に気を使います。私どもの所にもセンサーをと要望があり、感染ゼロで頑張っている、床屋さん・美容院に貸し出しをとせまりました。答弁では、急な提案であり即答はできませんが検討します。との事でした。


「松本市中山での劣悪環境での犬の飼育」
 県が所管していた期間でもH28年から9回立ち入り調査をしており、所管が松本市に移っても(本年4月)県にも責任があるのではないか。9月2日時点902匹。大半は埼玉県の業者に、松本市の保健所に21匹と承知しているが、「NPO法人ペット里親会」の会員の方より埼玉県の保護がうまくいっていないとの情報をいただいたが、把握をしているか質しました。
答弁では、指導が充分でなく、指導困難事例で警察の捜索に至った。
県内の飼育施設79ヶ所(松本・長野保健所管内以外)ほど、立ち入り検査を年内に行う。埼玉県とは松本市が交渉窓口となっており県は承知していない。
*大変なことが起きてしまった。動物愛護の観点からも、しっかり管理していただきたい。と要望いたしました。


「旧中信松本病院の有効利用」
 新型コロナウイルス感染対策の一つに、限られた医療資源を最も効果的に活用するために、感染拡大の最大時に対応できる臨時の医療機関の設置を準備してください。(9月14日知事申し入れ)この項目に関係し、国立の「旧中信松本病」の有効活用を再度提案。
答弁では、コロナウイルスであり、換気に注目しダクト・空調を調べる必要があった。問題ないことが分かり、6波に備え選択肢の一つにしたいとの事でした。
*民間の病院に病床確保をお願いするより、自宅待機の患者さんの所を往診するより合理的ではと活用を強く要望しました。
 
*次開会の県議会は11月です。1ヶ月とわずか、新型コロナウイルス対策・災害復旧と待ったなしの課題が山積み。引き続き力を尽くしてまいります。