風がヴギウギ

自由気ままな風の様に毎日を切り取っていく

親父の自作本・・・青春の詩<耳鳴り>11

2020年11月14日 | 自作本

<朝>

光線の飛沫に濡れ

サファイアの匂ひの氾濫する大地

ああ その上に

ニヒルの花が咲くことを

誰が知らう

昭和21年6月27日

ニヒル=虚無的・ 冷たく醒めていて、暗い影のあるさま

 

<紫陽花>

蒼ざめた 小さな唇

むなしく 涙を湛へる瞳

うごかない空気の燃える

午後の庭隅

昭和21年6月3日

 

青春の詩

1999年5月5日作成

製本番号 2/2

1は親父が持っていたと思える

いずれしても 他の自作本とは違い2冊しか製本をしていない

今回で 青春の詩は終わりです

又 改めて自作本を見て掲載できる内容があれば載せたいと思います

今まで載せた内容を通し

親父という存在が 自分の考えていたものと違ったり

離れて暮らしていたことで

話しも出来なかった思いが湧いたり

不思議が気持ちになりました

載せる事 内容をタイプすることで

親父を確認しているようです


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