<朝>
光線の飛沫に濡れ
サファイアの匂ひの氾濫する大地
ああ その上に
ニヒルの花が咲くことを
誰が知らう
昭和21年6月27日
ニヒル=虚無的・ 冷たく醒めていて、暗い影のあるさま
<紫陽花>
蒼ざめた 小さな唇
むなしく 涙を湛へる瞳
うごかない空気の燃える
午後の庭隅
昭和21年6月3日
青春の詩
1999年5月5日作成
製本番号 2/2
1は親父が持っていたと思える
いずれしても 他の自作本とは違い2冊しか製本をしていない
今回で 青春の詩は終わりです
又 改めて自作本を見て掲載できる内容があれば載せたいと思います
今まで載せた内容を通し
親父という存在が 自分の考えていたものと違ったり
離れて暮らしていたことで
話しも出来なかった思いが湧いたり
不思議が気持ちになりました
載せる事 内容をタイプすることで
親父を確認しているようです
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