フランスぶらぶら滞在記

中年の元数学教師がフランスでフランス語を初歩から勉強するという悪戦苦闘日記。フランス人や多くの外国人との交流にも注目。

パリを忘れず その16 夢が変わった!?

2011-10-03 06:35:23 | Weblog
パリを忘れず その16 夢が変わった!?

 今の職場は前期後期制なので今日一日だけ秋休みである。本来ならば明日もそうだったのだが、例の台風で1日登校日が減ったおかげで1日のみとなった。
 それはともかく、最近見る夢が変わった。パリに暮らしていた頃は、毎日のように日本の夢を見ていた。特に2010年になってからは、起きたらそのまま日本にいたらいいのにと思い、まだパリなのかとしばしへこんでいた。
 日本に帰国したらあまり夢を見なくなった。もちろん今の職場の夢なんか見たりもする。ところが、先日、正確には自損事故の前日、久々にパリの夢を見た。もちろん夢だから設定がころころ変わるのだが、以下のような変な夢である。
 パリ郊外の僕のアパートの部屋になぜか今の職場の同僚が数人遊びに来てくれた。そこで僕はおもてなしをしようと料理を作ろうとするのだが、なぜか手弁当を持参していて食べ始めている。僕は慌てて商店街(これがどこかはよくわからない)に走っていって、デザートを売っているお店に飛び込んだら、大きな箱売りのアイスがあったのでそれを買おうとするのだが、そのお店はすぐに閉店だからと僕を急がせる。代金を支払うときに、そこのマダムが「・・・はいくつ?」と仏語で尋ねてくるのだが、その「・・・」が聞き取れない。きっとスプーンか何かだと思って、「じゃあ10個で!」と言うと、わざとのんびりした様子で、スプーンとフォークの合いの子のようなものを入れ始める。でも僕には「サック」と聞こえたから袋だと思ったんだけど・・。と不思議に思いながら、閉まりかけるお店を出た。商店街も閉まり始めているので、急いでアパートまで走る。
 ところがいつの間にか財布がなくなっていたのに気づいた。よく考えると、アイス屋のマダムが箱アイスを僕に渡すときに、わざと僕が両手で持つように渡し、その時に「・・・はいくつ?」と分かりづらい質問をし、ゆっくりと一つ一つ数えながら入れた理由が分かった。その時、バイトの若い子が僕の周りをウロチョロしていたっけ。
 お店に急ぎ戻る、そのお店どころか商店街全体も閉まっていて、入ることすらできない。「あ~またやっちゃった!」と歯噛みしていたら起きた、という変な夢だ。夢の中の会話は最初以外はすべて仏語で、聞き取れなくなっていることを痛感した。さて財布の件である。日本に帰国してからは、以前教え子と買いに行った黒皮の長財布を使っている。パリでは見た記憶が無い。もちろん日本から来たサラリーマンは持っていると思うのだが、フランス人は小銭入れしか持たない。ましてや長財布をズボンの後ろポケットに入れるなんて、「取ってください。」と言っているようなものである。それでも僕はエクスでは使っていたし、ボルドーで数日間は使っていた。銀行に行くときに、通りかかったマダムに、「あんた危ないわよ。」と注意されてから使わないようにした。日本は安全である。