フランスぶらぶら滞在記

中年の元数学教師がフランスでフランス語を初歩から勉強するという悪戦苦闘日記。フランス人や多くの外国人との交流にも注目。

パリ第912日 抜け殻

2010-12-30 08:16:00 | Weblog
パリ第912日 抜け殻

 昨日、今年予定されていた家庭教師がすべて終了した。家に戻って気からも疲れ果てて寝てばかりいたのだが、今日も何もする気になれない。一応いつもと同じ朝9時には目覚めることが出来たので、朝型の生活は保てた。
 特に一日何もすることもなく過ごした。外はそれほど寒くなさそうだが、外出する気にはならなかった。しばらく暖かい天気が続くようである。
 日本にいたなら、この日はW氏主催のゴルフ&麻雀対決をしている。静岡カントリ浜岡コースの小笠をトップスタートで出て、18ホールをキャディ無しで回り、風呂にざぶっと入って、車で雀荘に急行する。そして深夜にまで四角いジャングルで勝負するのである。ゴルフでは大概僕は勝てないのだが、麻雀でしっかり挽回させてもらうのが常であった。大晦日の夜更けに家に着き、午前中は爆睡。一人暮らしになってからは大掃除もしないから、そのままテレビにかじりついて元旦を迎えていた。そして正月の2日、3日は僕の所属していたゴルフクラブの「初夢杯」「新年杯」という名称の競技会に早朝から参加し、夜は同窓会などがあった。それはそれなりに充実していたが、テニス部の顧問になってからは、大晦日も練習。元旦も短い練習をして、2日から始まる大会に備えた。1月2日から勝ち抜けば5日まで続く、この静岡トーナメントは東部・中部の生徒と対戦する良い機会なのである。一度だけ宿泊したが、残りはすべて浜松から日帰りで生徒を乗せていった。大変だったが充実していた。教え子が役員をしているときもあった。それに比べれば、今日の生活はまるで抜け殻のようだが、これも年のせいであろう。

パリ第911日 疲労が溜まる

2010-12-30 08:16:00 | Weblog
パリ第911日 疲労が溜まる

 今日で4日間続けての早起きである。明日からは少しゆっくり起きられる。今日で最後の指導となったこともあり、3時間集中して指導したが、問題を解く競争はほとんど負けてばかりだった。やはり計算速度では現役に敵わない。
 指導の終わりにお礼の手紙とプレゼントをいただいた。僕の方こそ、この帰国寸前にたくさん指導料をいただいて助かった。あまり時間の余裕が無かったが、ジャベルで降りていつものキャフェにより、ミラボー橋を渡っている時に、尖塔が雲に包まれているエッフェル塔が見られた。珍しい。おそらく初めてだろう。そのくらい雲が低い。低気圧が来ている。
 さすがに昨晩のカレー・パーティと早起きの疲労が来た。帰宅した後少し休んであんまんを食べ、御飯を炊きながら一眠りした。昨晩、僕を入れて5人だったため、カレーが少ししか食べられなかったので、今日は御飯を目一杯炊いてたくさん食べたかった。ところが低気圧の所為か、体調が優れずあまり美味しくなかった。明日からは少しのんびりして、冠詞の勉強を始める予定である。

パリ第910日 カレー・パーティ

2010-12-29 08:27:02 | Weblog
パリ第910日 カレー・パーティ

 今朝地下鉄の10番線が急に運行を中止した。ノートル・ダムで次々と客を降ろし、もう終点だという。仕方がないので、乗り継いで最後は9番線で向かった。15分くらいの遅刻で済んだが、この時までは10番線のホームにも入れない状態が続いていた。
 帰る時は10番線が復活していた。帰宅し、大家さんから鍵を返してもらう。今日の昼に部屋を借りたい人が見学に来たためだ。
 少しのんびりして他の部屋を見に行ったら、昨日いなかった2人が今日はいてくれたので、カレー・パーティを開くことを伝えた。N君の友達がドイツから来るので、全員で5人となる。一応午後8時スタートに向けてカレーを温め直し、食器類の準備もした。
 まずN君とその友達である女性がやってきた。遅れてYさんが椅子を2人分持ってきてくれた。これでS君を入れて5人分の椅子が揃った。予想通り御飯の方が足りなかったので、うまく5人に盛りつけカレーライスを食べてもらった。Yさんがパンのかけらを持ってきてくれたので、それにカレーをつけて食べたがこれも上手かった。 
 最初は世間話をしていたのだが、たまたまつけた2チャンネルで子供向けの映画をやっていて、ジョニー・デップが主演していることと、仏語の練習のため、自然に集中して見るようになった。N君の友達の女性は仏語がまったくわからないので、悪いとは思ったが、けっこう楽しんでくれた。映画の後、ブレーメンのことから、携帯電話やWIFIのことなど、生活する点での便利さにも話が及んだ。気さくな女性だったが、彼女も京都芸大卒でオーボエを吹いているという。気がついたら日付が変わっていたのでお開きになったが、Yさんは体調がすぐれず、顔色が青白いのが心配である。ただN君と明日、公園に行く約束をしていたから元気になるだろうか

パリ第909日 カレーのち仏語

2010-12-27 22:52:20 | Weblog
パリ第909日 カレーのち仏語

 午前中家庭教師に向かい、急いで戻ってきた。明日急に部屋見学があるので掃除をしなければいけないためだ。でも少し疲れたので、2時間ほど休憩して、まずシャワーを浴びた。そして御飯を炊き始めた。次に片付けをしながらカレーライスの準備に取りかかった。同時にいくつもこなしたので時間がかかったが、御飯が炊けた頃にはカレーのアクを取っていた。ところが帰ってきているのはS君だけで後の2人は帰りが遅いようだ。8時半過ぎにカレーも出来上がったので、S君と二人で食べ始めた。
 食べながら四方山話をしていたが、S君が僕の持っているマンガの「うる星やつら(仏語版)」を見つけて読み始めた。ドラマも少し見ていたが、その内関係代名詞の話しになったので、ボルドーで使っていたテキストを出して説明して上げた。S君はかなり話せるのだが、文法が少し苦手ということもあって、関係代名詞の代表である「qui」と「que」の使い方を詳しく質問された。そこでそのテキストの練習問題をやってもらったら、理解が進んだようで結局丸々1ページやってしまった。僕も久しぶりに読んで、わからない単語がけっこうあった。でもこうやって一人でも理解が進んでくれるのは嬉しい。
 それにしても後の2人は遅い、大丈夫なのだろうか?

パリ第908日 お年寄りは危険!

2010-12-27 22:52:20 | Weblog
          パリ第908日 お年寄りは危険!

 朝1本乗り遅れた。アン・レーには5分遅れの到着ですんだ。雪はすっかり上がって太陽も覗いているのだが、気温が氷点下と低く、路面がかなり凍結している。パリ市内は車が通行するので、汚いけれど道はかなり安全な状態であるのに対し、アン・レーの郊外になると、除雪はされていないは、路肩に雪が積もっているは、で大変危険である。
 美術館から、いつもの半分の速度で気をつけて行ってもらった。このアン・レー郊外にはお年寄りが多く住んでいて、このように地面が滑る状態だと、怖くて歩けない。僕が通る時は見かけなかったが、朝方などそこここで立ち往生するお年寄りが見られたそうである。バゲットはもちろん、新聞も買いに行かないと手に入らないのであるから、お年寄りは決死の覚悟で外出する。しかし予想以上に凍結している箇所が多いので、引き返すか、立ち往生するしかない、という訳だ。
 引っ越し用の段ボールを2つも分けていただいた。ついでにお昼のラーメンとデザートまでいただいた。昨日金曜日に買ったあんまんを電子レンジで温めて食べようと思ったのだが、ラップが無かったので、代わりにアルミホイルで包んで電子レンジに入れたら、驚いたことに火を噴いた。慌ててレンジを止めて、あんまんを救出した。そのことを話したら大笑いされ、こちらで売られているラップのことを詳しく教えてもらった。これで明日は食べられそうだ。

パリ第907日 静かなノエル

2010-12-26 07:50:26 | Weblog
         パリ第907日 静かなノエル

 久々の休日。ずっと早起きしていたのだが、今日はゆっくり遅くまで寝ていた。原因がある。一応9時頃には起きたのだが、昨晩からずっと暖房が止まったままなのだ。布団から出るとちょっとヤバイ状況である。
 昼頃に大家さん達が帰宅してくれて、暖房が効き始めた。一安心である。静かな、そして何もない一日だった。
 クリスマスと言えば、ちょうど2000年のクリスマスに僕は初めてパリを訪れた。その時に、開いているお店があまりに少なくて唖然としたことを今でも憶えている。しかもパリの街中をやたらと歩き回った。今はそんな元気もないが、あの頃はもうとにかくいろいろな場所を回りたくて仕方のないミーハーだったのである。
 ポンピドゥー・センターが休みだったので、ノートル・ダム寺院を始点として、リュクサンブール公園(ここも休み)、凱旋門、エッフェル塔、アンヴァリッド、ロダン美術館、といった具合に闇雲に歩いた。そして夜はベルギー料理のお店で食事をした。あの頃どこをどのように回ったのか、あまりうまく思い出せないが、懐かしい思い出である。

パリ第906日 クリスマス・イヴ La veille de Noel

2010-12-24 03:37:52 | Weblog
パリ第906日 クリスマス・イヴ La veille de Noel

 Je me leve tot depuis le lundi dernier. Je suis aussi arrive chez mon eleve avant l’heure aujoued’hui.Apres cette etude, je suis alle au Opera pour reserver un ticket au Japon. Cependant, l’entreprise etait juste fermee, j’ai annonce mon adresse d’e-mail et mes conditions du voyage. A l’ecole, je suis alle au petit coin. Sachio a cherche un ticket moins cher pour moi sur l’internet. A la fin, il l’a trouve. Ce ticket est moins cher que 400 euros. Et, cet avion arrivera a l’aeroport centlair. Alors, j’ai paye tout de suite avec mon carte de credit. J’ai complete de reserver. Cet avion est celui de l’air « china eastern » que j’ai deja monte. Mais le tarif est presque la moitie du ticekt de centlir a Paris. J’ai remercie a Sachio et je suis alle au Urabasu pour imprimer deux documents.
Apres, j’ai fait les courses, et je suis rentre chez moi.
Demain, presque tous les magasin seront fermes a Noel. Alors, je suis sorti au Franprix. Les Mazzocco sont juste sorties en voiture. J’ai achete beaucoup de choses.C’etais tres merveilleux.  La chanson « La veille de Noel » par Tatsuro Yamashita n’est pas celle francaise, mais c’est une bonne chanson de Noel.

今週に入って早起きが続いている。今日も余裕で間に合った。指導が終わってオペラに向かう。旅行会社で帰りのチケットを取るためだ。ところが、営業時間が過ぎているということで、こちらの条件とメール・アドレスだけを伝えて学校に行った。2日続けてトイレを借りるためだ。そして用を足したら、S君がインターネットで格安航空券を探してくれた。すごく安いチケットが見つかった。400ユーロを下回り、しかもセントレアに到着するものだ。カードで支払いをし、予約完了した。これは以前使ったことのある、中国東方航空なのだが、パリに来た時のものに比べて半額近い。S君お礼を言ってうらばすに向かう。レポートとケイタイの解約書をプリントアウトし、買い物をして帰った。
 明日はクリスマスでほとんどの店が開かないので、近くのフランプリに買い物に出た。大家さん一家はどこかに出かけるところだった。たくさん買い込んで帰宅。充実した一日だった。山下達郎の「クリスマス・イヴ」はフランス語の曲ではないけれど、クリスマスソングとしては欠かせないものの一つである。

パリ第905日 沈める寺 La Cathedrale Engloutie

2010-12-24 03:37:52 | Weblog
パリ第905日 沈める寺 La Cathedrale Engloutie

 Trois jours avant, j’ai dit a Nakagawa que je ne compenais pas bien la musique comtemporaine, mais, j’amais Debussy. Et il l’aime aussi. Puis, je lui ai dit que il y avait un son morceau qui s’appelle « La Cathedrale Engloutie » , mais que je ne le trouvais pas. Alors, il m’a repondu que il en avait un du piano.
Aujourd’hui, je l’ai cherche dans mon i-pod, je l’ai trouve la. C’etait tres impressionant bien que il n’etait pas des chansons Noel.
Quand j’etais en train d’enseigner des maths, mon telephone portable a sonne. La neige a encore commence a tomber a Paris. Le deuxieme enseignement etait arrete a cause de la neige. J’etais partie a l’ecole apres une semaine d’absence en cas d’urgence.
Apres ca, je travaillais un peu la-bas.
Le restaurant japonais « Kintaro » est ferme pendant ces vacances de Noel. Alors, je suis alle au restaurant « Sapporo » et j’ai mange un ramen et du gyoza. Apres des courses, je suis rentre chez moi. Le chemin etait deja gele. C’est la quatrieme fois de tomber la neige. Ca va aller demain?

この間、N君に「僕は現代音楽はよくわからないけど、ドビュッシーは好きなんだよね。」と話したら、N君も好きなことがわかった。そこで「実はストコフスキー編曲の『沈める寺』という曲があるんだけど。その曲が見つからないんだよね。」と言ったら、彼は原曲であるピアノのものを持っていると言う。
 今日になって自分のアイポッドの中を探してみたら、この『沈める寺』が見つかった。クリスマス・ソングでは無いけれどとても懐かしかった。
 1軒目の家庭教師が終わりに近づいた頃電話が掛かってきた。パリの外にはまたもや雪が舞い始めた。この調子では2軒目は難しいと判断した。1週間振りに学校へと向かう。緊急事態が発生したためだ。トイレを借り、少しだけ勉強させてもらった。
 金太郎はなんと2週間に渡ってヴァカンス休みである。サッポロ・ラーメンでラーメンと餃子を食べ、買い物して帰宅した。すでに路面が凍結し始めている。これで四度目(?)の雪である。明日は大丈夫か?

パリ第904日 ジングル・ベル Vive le Vent

2010-12-22 07:11:08 | Weblog
パリ第904日 ジングル・ベル Vive le Vent

 Je me suis aussi leve a 8 heures ce matin. Apres l’etude premiere, j’ai vu une petite fille en le train du metro ligne six a la maison d’eleves deuxiemes. Ell est monte a la gare l’etoile et elle chantait « Vive le Vent » tournant autour de la perche dans le train.
Elle chantait cette chanson correctement, mais, car elle tourenait tres vite, elle s’est de temps en temps trompe. Son jeune pere les a corriges
Apres qu’elle la chantait pendant 10 minutes, une dame qui s’asseyait devant elle lui a montre un livre de Noel. Et puis, elle le lisait a haute voix. Son pere a remerie a cette dame. Je pensais que c’etait tres adorable et que c’est la scene de Noel.
 (訳)今朝も無事に8時に起きた。1軒目の家庭教師の後、2軒目に向かうメトロ6番線でのことである。エトワールで乗ってきた小さな女の子が、電車内のポールにつかまって、ぐるぐる回りながら、ジングル・ベルを歌い出した。仏語版は「Vive le Vent」なので、この歌詞をかなり正確に歌っている。ただ、ポールをかなり速い回転で回っているので、時々歌詞を間違えているらしい。若いお父さんがその度直している。
 10分ほど歌い続けていたが、その内その子の前に座っているおばさんが、その子に本を見せたら、どうもクリスマスに関する本らしくて、その子は音読し始めた。彼女のお父さんがそのおばさんにお礼を言っている姿が微笑ましかった。
 クリスマスが待ち遠しいパリらしい風景である。

パリ第903日 ノエル・オンソンブル Noel Ensemble

2010-12-22 07:11:08 | Weblog
パリ第903日 ノエル・オンソンブル Noel Ensemble

 J’ai envoye un rapport a ma professeur hier. Elle m’a repondu tout de suite.Elle va le lire immediatement. Apres ca, je dois l’imprimer et l’amener avec DVDs que elle m’a porte a l’universite. Alors qu’elle m’a ecrit qu’elle restait aujourd’hui, je dois enseigner deux eleves tous les jours a partir d’aujourd’hui. Donc, je lui ai repondu « Je vais le ramener au debut du janvier prochain.Et elle est d’accord.
Je me suis leve a 9 heures et je suis parti a la maison du eleve premier. J’etais en forme car j’ai bien dormi. J’y suis arrive a l’heure et j’ai bien enseigne. Apres, je suis parti au Saint-Germain en-Laye. J’ai etudie des problemes au cafe a cote de la gare. Aujourd’hui, j’ai mange un crepe. Il y faisait du bruillard epais. J’ai eu un peu peur en voiture. C’etait un experience que on ne peut pas fait au Japon. La neige qui avait tombe hier a deja fondu, mais, elle reste encore un petit peu dans la foret.
Apres l’etude, j’ai mange un gateau et des onigiris. Avec eux, j’ai trop mange.J’entendais « Noel Ensemble » que j’ai achete a Paris en Noel 2000 prenant le train de RER ligne A et B. Ce album etait tres nostalgique.C’est un des meilluers albums de la chanson de Noel, je pense.
(訳) 昨日僕の指導教官にレポートを送った。早速返事が返ってきた。すぐに読んでくれそうである。後は印刷して、借りていたDVDと一緒に大学に持って行けばよい。「今日なら大学にいるけど・・。」と書かれていたが、僕の方が今日から家庭教師のダブルヘッダーをしなければいけないので、「来月早々に持参します。」と返事して承諾してもらった。
 今朝は9時に起きて、まず1軒目に向かう。昨晩良く寝たので気分は良い。ちょうど時間通りに到着し、指導も予定通りにできた。2軒目はアン・レーである。駅の近くにあるオープン・キャフェで入試問題を解く。今日は奮発してクレープを食べた。アン・レーは霧に包まれていた。霧の中を自動車で走るとかなり怖い。日本では味わえないスリルである。雪はほとんど融けていたが、アン・レーの森を過ぎたところはまだ残っていた。
 指導後、ケーキ・おにぎりなどを頂いたので満腹になった。A線に乗りながら、2000年のクリスマスにパリで買ったアルバム「ノエル・オンソンブル」を聞いて帰った。懐かしい。僕が一番好きなクリスマス・ソングの一つだ。