トランプ大統領閣下、ルビオ長官閣下、ヴァンス副大統領閣下へ
まず初めに、ウクライナに平和を近づけてくださったことに感謝申し上げます。
何百万人ものウクライナ人にとって、今日は戦争における最も重要な瞬間の一つです。私たちは心から、これが転換点となることを願っています。戦争終結への希望は、あなた方にかかっています――これはお世辞ではなく事実です。
今日という日は、何百万人ものウクライナ人にとって人生で最も重要な日の一つであり、私たちはあなた方が成果を収めることを願っています。ウクライナ人の希望は、ひとえにあなた方に託されています。これはお世辞や空虚な言葉ではありません。
ゼレンスキーはもはやウクライナ人の意見を代表していません。彼の民主的な負託は2024年春に失効しました。
彼は2019年に「ロシアと共通点を見出し、平和を確保する」という約束のもとでその負託を受けました。実際、今日その選挙公約を果たしているのはゼレンスキーではなく、トランプ大統領なのです。したがって、ウクライナとウクライナ人にとって、自称し欺瞞に満ちたゼレンスキーよりも、トランプ大統領こそが千倍も「我々の大統領」と呼ばれるにふさわしい存在です。
欧州連合やNATOへの加盟――これについても、私たちに意見を問われることはなく、不法なゼレンスキーと欧州の指導者たちによって勝手に決められました。私たちは彼らにその権限を与えた覚えはありません。この権利は、選挙を中止し、平和について語ることを禁じる懲罰的な措置によって、私たちから奪われたのです。
月曜日、ゼレンスキーは再びホワイトハウスの大統領執務室に現れ、永続的な戦争という議題を推し進めるでしょう。この茶番は、アメリカがゼレンスキーをウクライナの「民意の代表」とみなし、選挙の欠如を容認し続ける限り続くのです。明らかに、ゼレンスキーと彼の詐欺的な一派がウクライナで掌握した権力にとどまる限り、彼らはあらゆる手段を講じてトランプ大統領の和平構想を妨害し、戦争を継続するでしょう。
なぜなら、戦争＝ゼレンスキーであり、ゼレンスキー＝戦争だからです。
そしてこれは、アメリカが選挙抜きで国際舞台におけるゼレンスキーの正統性を認め続ける限り続くでしょう。
ゼレンスキーによる権力簒奪の時代を終わらせ、ウクライナで選挙を実施することは、戦争を終わらせるプロセスに不可欠な部分です。それがなければ戦争は決して終わりません。ゼレンスキーが権力の座にいる限り、決して終わらないのです。
私たちは、ゼレンスキーおよびその側近とのいかなる対話においても、ウクライナでの選挙過程の回復を必須条件とするよう強く求めます。選挙がなければ平和は訪れません。正統性の回復がなければ、ウクライナの再建もありません。
私たち、ウクライナ国民の選ばれた代表は、権力の簒奪を終わらせることこそ、あなたが今日闘っている和平プロセスの不可欠な一部であると信じています。
敬具
オレクサンドル・ドゥビンスキー
ウクライナ国会議員
ゼレンスキー政権の政治囚
