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箕面の森の小さなできごと&四季の風景 *みのおハイキングガイド 

明治の森・箕面国定公園の散策日誌から
みのおの山々を歩き始めて三千余回、季節の小さな風景を綴ってます 頑爺<肇&K>

お手をどうぞ!

2020-08-26 | *編集・冬/2月

お手をどうぞ!

 箕面ビジターセンターに着き、テラスで一休みをしていると

ハイカー姿のご両親に連れられた一人の小学生が

やってきました。

 

元気な声で・・・

   *  こんにちわ!

と挨拶すると、「森の博物館」にいた係りの人へも・・・

   *  こんにちわ!  おじゃまします!

      見せてください!

と大きな声できちんと挨拶するので、周りにいた人たちも

一瞬にして笑顔になりました。

明るい挨拶は人々の心にぬくもりを与えてくれるものです。

 

 

東海自然歩道との分岐を右にとり、自然4号路から

勝尾寺裏山へ向って歩いていると、コバノミツバツツジに幼葉が

少し出ていたり、モチツツジの蕾が少し膨らんでいたりする

ものの、まだ森の奥には薄い雪影が見え、時折り冷たい北風が

吹き抜けていき、春の気配はまだほんの少しの様子です。

 

木漏れ陽の差し込むカエル池を過ぎてしばらく進んだ所に

ポツン とリュックが一つ、道端に置いてあるのが見えました。

・  あれ!  なんだろう?

 

何気なく右手の谷間を見ると、一人の女性ハイカーの方が下で

ウロウロとされているのが見えます。

 

・  どうしました!  大丈夫ですか?

   *  ハイ~ 手袋落としたんで拾うつもりが滑り落ちて

      しもうて・・・・

・  お手伝いしますから・・・

   私が降りるので手につかまってください。

   お手をどうぞ・・・!

   *   ハイ! でも?

       この先の道へ出れそうなんで・・・スイマセン!

 

素っ気無く断られたので変な気分!?(笑)

お手をどうぞ! がいけなかったかな?

それとも私の顔かな?(笑)

 

とにかく女性は再び谷間に下り、Uカーブの先の方へヤブを

かき分けて行き、やがてやっと先の道の上に出たようです。

置かれていたリュックから見てベテランのハイカーのようですが、

道に出てリュックの所へ戻ってこられる姿を見ていると、

少し腰が曲がったかのようなおばあさんなので、ビックリでした。

 

やがてリュックのある所へ来たので挨拶すると・・・

   *  あんたさんも一緒に滑り落ちたら悪いと思うてな~

とのこと。

・  それはそれはご親切にどうも~ 顔でなくてよかった!

 

ご自分から言われた年齢は私の一つ上なだけ・・・

これにはちょっとショック!

私も若い若いと思いつつも、人の振り見て我が年齢を実感する

事となりました。

 

・  どうぞお気をつけて・・・!

'13  2/4

 

 

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