箕面の森の小さなできごと&四季の風景 *みのおハイキングガイド 

明治の森・箕面国定公園の散策日誌から
みのおの山々を歩き始めて三千余回、季節の小さな風景を綴ってます 頑爺<肇&K>

今日の瀧道!

2020-08-26 | *編集・冬/2月

今日の瀧道!

 季節の移り目を感じさせる大雨が降ったりして、ここ数日は

雨模様が続いていました。

今日は晴れたり曇ったりのお天気のようなので出かけてみました。

 

ところが、予定していた桜谷コースを登り始めると予想外に

足元が悪く、諦め、無理を避けて桜道から瀧道へ向うことに

しました・・・

 

久しぶりに見る瀧道の箕面川・・・

今日はゴーコーと水音を響かせて豪快に流れています。

岩にぶつかり、白い水しぶきをあげながら谷間を流れる様に、

しばし時の立つのを忘れて見入っていました。

 

日頃見ない小さな谷間からも水が流れ落ちていて、

それらの小さな流れがあちこちから川へと注いでいます。

まさに 「雨水を集めて速し箕面川」 といった感じです。

 

そんな川辺のよどみに、一羽のシラサギが小魚をねらって

まるで置物のように川面を見つめていました。

いつも見るアオサギも、どこかで同じように水面をにらんで

狩りをしているに違いありません。

 

つるしま橋の先に見事なコバルトブルー色をしたカワセミが

いました。

ホバリングしながら水に飛び込んでいったかと思ったら、小魚を

口にくわえて枝に戻り、すぐにまた川面を見つめています。

その横には 「魚取り禁止」 の小さな看板があったので

つい笑ってしまいました。

 

 

今日はいつになく中高年のトレイルランニングの方々が走り、

同じくハイカー姿の方々も多く歩かれています。

毎日この瀧道往復を日課とされている方々が多いそうで、

そんな方々が挨拶を交わしながら行き交う姿が印象的でした。

 

ハックション!  ハックション!

 

急にクシャミが出始め、見上げると杉林です。

今年もとうとうやってきました・・・

今日は花粉が舞っているようです。

 

すると後方からいつもの英国風紳士?が3匹の犬を連れ、

英語でなにやらつぶやきながらやってきました。

挨拶を交わし、またすぐに背筋を伸ばし、犬もそれに合わせる

かのようにしゃんとしてリズムを合わせ歩いていきました。

もう何年も何回となくこの瀧道でお会いしていますが、

その姿勢はいつも変らず、毎日のように犬たちとの散策を

楽しまれているようです。

 

大瀧前に近づくと・・・ 

   すごい!

 

今日はその滝幅いっぱいにゴーゴーと水が流れ落ちています。

滝壷前に着くと、水しぶきでメガネがすぐに水滴で見えなくなり、

風向きで服もベトベトになりました。

  ド ド ド ド ド~ と地響きを上げながら豪快に流れ落ちて

いて、前には七色のきれいな虹が浮かんでいます。

 

最近は、遠路はるばる訪ねてこられた方々には申し訳ない

ぐらいの馬の尾っぽ程度の滝の流れでしたから・・・

  これが本来の箕面大瀧の姿なのだ!

昔はいつもこんな水量があったのだろうにな・・・ 

と感慨深いものがありました。

 

サザンカの花が終わったと思ったら、今は山椿、ヤブツバキが

赤い花を咲かせ、その花ガラが沢山山道に落ちています。

アオキも沢山の赤い実をつけています。

イロハモミジの小枝の先に、小さな幼葉が出てきましたよ。

 

政の茶屋の周辺に、白い鈴のつらなるアセビの花が咲き始め、

森の中を吹き抜ける軟風に揺れています。

季節の移り目を伝える「こころあいの風」に感じられました。

 いよいよ箕面の森にも、早い春がやってきたようですね。

'13  2/25
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 森と少年たち! | トップ | 現在ブログ工事中! »
最新の画像もっと見る

*編集・冬/2月」カテゴリの最新記事