月岡芳年 月百姿
『祇園まち』
ぎおんまち
明治十八年届
大石主税(おおいしちから)は江戸時代前期の武士。
元禄元年(1688年)~元禄十六年二月四日(1703年)
大石良雄(内蔵助)の長男。赤穂四十七士のひとり。
「仮名手本忠臣蔵」では大星力弥(おおぼしりきや)と
名を変えて上演された。
国立国会図書館デジタルコレクション 070
仮名手本忠臣蔵 七段目 祇園一力茶屋の場
元塩冶(えんや)家の国家老・大星由良之助は
仇討ちの心がないと敵方の目を欺くため
今夜も、祇園一力茶屋で大いに酩酊しています。
‼ 由良さんこちら。手の鳴るほうへ。‼
そこへ、かをよ御前(=浅野内匠頭の正室阿久利)
からの密書を届けにきた大星力弥を描いたもの。
歌舞伎では敵に悟られないよう頬被りをしているんですが
こんな凛々しい姿ではバレバレじゃーないですか。