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オオカミになりたい(遺言)

ずっとそばにいるよ

月百姿 梵僧月夜受桂子

2017-10-16 | 月百姿

月岡芳年 月百姿

『梵僧月夜受桂子』

 ぼんそう つきよにけいしをうく 

明治二十四年印刷


 

月に生えていると云う桂樹の種を受けている阿羅漢

この種は不老不死の力と自由に身体を見えなくする力を

与えてくれると云われている。 



 

国立国会図書館デジタルコレクション 086

 

「阿羅漢」とは、太古インドで発生した釈迦仏教で

小乗仏教といわれる仏教の信徒たちが目指すべき 

最高の境涯で、釈尊の弟子たちはこの阿羅漢になることを目指して

厳しい修行や瞑想に取り組んでいた。

阿羅漢とは「世間の人々の尊敬を受けるに値せし者」という意味で

釈尊から言われたことはほぼ学んでいて

もう学ぶことが無いということから「無学位」とも呼ばれた。

阿羅漢はその生涯を終えると輪廻の世界から消失する。