<注:ストーリーなど、最後まで書いているものもありますので、ご了承ください。リンク・転載禁>
1999年 フジ「鬼の棲家~Don't be a cry baby~」(火曜20:00~)続き
ストーリーーは譲さん中心になってます(笑) 前編はこちら
第7話「新女将誕生私が開く未来の扉!」
猟銃の暴発で、百合子の左耳が聞えなくなった。譲は必死に謝罪するが、幸彦に追い返される。あゆみは自分も責任を負うと言うが、小娘に何ができると一蹴される。
あゆみが幸彦に借金を肩代わりしてもらっていると聞いた譲は、その話の矛盾を指摘する。だまされていたと知ったあゆみは出て行こうとするが、百合子の話を持ち出され、一旦思いとどまる。
大女将の容態が急変し、旅館は尚子にやるくらいならあゆみにやると言い残して亡くなる。
譲は幸彦に、旅館をあゆみが継ぐことになったので、百合子に何も残してやれない、将来のためにと、百合子との結婚を迫られる。「あなたに断る権利はない」
帰り際、あゆみの怪我をした指に絆創膏を巻いてくれた譲。
「いつも譲さんがいてくれたからやってこれた。譲さんがいなければ、もう1歩も動けないよ。私の前からいなくならないで。私を1人にしないで!」泣きながらすがるあゆみ。
「僕だって嫌だよ。泣いてく君を置いていくなんて・・・嫌だよ」
抱き合う2人。
父・佐々岡は結婚話を断るが、幸彦に脅され、譲に結婚するよう命じる。自分の名にも傷がつかず、百合子への償いもできる方法が他にあるのかと言われ、返す言葉がない譲。
あゆみは、高志の様子も気にかかるが、沢嶋夫婦に、16歳の娘に何ができると言われると、反論ができない。
絆創膏をエンゲージリングのように感じてはしゃぐあゆみに、譲は、百合子と結婚すると告げる。精一杯強がって祝福するあゆみ。
泣き明かした後、あゆみは決意し、「女将になる!」と宣言。
「1人でも生きていけるように自分を変える。強くなる。自分で運命を切り開いてみせる。絶対に逃げない!」と。
第8話「親友をクビにできるの?若女将」
女将宣言はしたものの、従業員は皆あゆみを認めていない。
唯一リーだけが助けてくれている。が、実はリーは不法就労者だった。リーを辞めさせなければならないが、あゆみにはそれが言い出せず悩む。
一方、沢嶋夫妻が高志を連れ泊まりにくる。相変わらず敬太郎の代わりをさせられている。夜、そっと抜け出してきた高志と久しぶりに遊んだあゆみは励ます。
譲が百合子のもとにやってくる。譲とあゆみは複雑な思いで見つめ合う。
仲居頭の千寿子が辞めると言い出した。大女将が生きてたら不法就労など絶対許さなかったと。旅館は大混乱する中、警察官がやってくる。
リーを布団部屋にかくまっていたあゆみだが、庇いきれず警察官が踏み込むと・・。リーは姿を消していた。
あゆみは高志や沢嶋夫妻に「自分の強く生きていく道を探し続けることでしか先には進めないということがわかった」と言う。翌朝、沢嶋は、高志を置いていく。「敬太郎が死んだことを受け入れるしかない。それが親として恥じない生き方だ」と涙をこらえながら・・。
高志と一緒に暮らせると喜ぶあゆみの耳に、「2人は本当の姉弟じゃない」という幸彦の話が聞えた・・・。
第9話「結納の日!すべての嘘と秘密が」
あゆみは尚子が産んだ子だった。仲居だった尚子と恋に落ちて結婚した幸彦。旅館を守るために他の男と一夜を共にした尚子。行かせたのは自分だが、決めたのはお前だと尚子を責める。
譲と百合子の結納が近づき、あゆみは女将として取り仕切ると尚子に告げる。百合子の「妹」という言葉から、譲も事実を知る。
あゆみと譲は結納の打ち合わせを進めるが、その想いは・・。
百合子の部屋にいったあゆみは、左耳に受話器をあて電話をする姿を見てしまう。百合子の嘘に怒り、譲に真実を告げようとしたあゆみだったが、偶然見た百合子の小学生時代の絵に、その言葉を飲み込む。
「私の夢」譲との結婚式。
結納の日。結納品の中に、スルメがないと佐々岡が言い出し、和之が酒のつまみにしてしまったと言う。幸彦は怒り、和之は悪態をつき、式はメチャメチャに・・。
そんな大人たちをあゆみが一喝!「百合ちゃんの幸せのための結納でしょ!」
「ありがとう、君のおかげで無事済ませることができた」「お幸せに」
見つめ合う譲とあゆみ。その姿を百合子が見ていた。
結納のやり直しをしたいと百合子が譲を呼び出し、あゆみに見届けを頼む。
そこへ理恵子やってきて、百合子の左耳に口をあて話かける・・
百合子の嘘を問いただす譲。告げ口したのかとあゆみを責める百合子。
「彼女は君の嘘を隠そうとしたんだ!君の幸せのために・・」
「父の立場より何より、僕にはもっと大切にしなければならないものがあるんだ。・・・あゆみさんだ」
「だから君とは結婚しない」
怒って出て行く百合子。あゆみは譲に、追いかけて、謝ってというが、
振られたのは僕の方だ・・と。そう、百合子はわざと耳が聞える姿を見せたのだ。。
理恵子に抱きつき号泣する百合子。
「譲さんと結婚することは、百合ちゃんのずっとずっと前からの夢だったの」「うん」
「私、譲さんのこと一生懸命諦めたんだから・・。今さらそんな・・」
「今さらなんて、始まる前に言うのはおかしいよ」とあゆみを抱き寄せる譲。
第10話「許されぬ愛がすべてを奪う瞬間」
百合子との婚約は破棄になった。
朝早く、あゆみに一番に見せたかったと、譲がスミレの花を持ってやってきた。
銀行が突然融資した3000万円を返せと言ってくる。
幸彦は早く旅館を売ってしまえというが、あゆみは何とかしたいと頑張る。
そんな時、あゆみたちの両親の遺体が見つかった。父の形見の手帖を前に涙するあゆみ。
そっと寄り添う譲。
あゆみは両親の保険金2000万円を旅館の返済に充てようと考える。
幸彦は、高志に、「お前の金をあゆみは旅館に遣おうとしている、本当の姉弟じゃないから」と吹き込む。動揺する高志。
譲が「大事な人を守るために使いたい」と通帳を手渡す。幸せを感じるあゆみだが、
そこへ現われた尚子は厳しい表情。何故反対するのか?と問うあゆみと譲に、尚子は「あなたたちは血の繋がった兄妹なの」と告げる。
言葉もなく、茫然とする2人・・・。
雨の中佇む2人。「ずっと、言葉を探してるけど、見つからない」
1人なって、譲との思い出に胸が締め付けられるあゆみ。「助けて、誰か助けて」
父の手帖の言葉に救われる。「何があったってあゆみは負けたりしない。すべての事実を受け入れられる強い女性になるように育てたつもりです」
あゆみは3000万の融資を返し、旅館を盛り返す決意をする。その姿を見せることが高志のためにもなると。
幸彦たち家族が出て行った。和之も百合子も言葉はキツイがあゆみにエールを送る。
最終話「曇りのち晴れ!鬼は星になる」
あゆみに見捨てられたと思った高志が青森の親戚の下に行ってしまう。国の再開発計画に入る旅館の土地が欲しい佐々岡が手を回し、銀行の融資を止めると聞いた従業員も皆いなくなり、あゆみは1人になる。
佐々岡を呼び出して、自分が娘であることを告げ、叔父も叔母も自分も、そして・・皆が苦しんできた代償として、旅館から手を引いてくれと頼むが一蹴される。
いつも自分を助けてくれた譲は、あの日以来酒びたりの日々を送っている。
「私、譲さんに会えてよかった。お兄さんと知った時は悲しかったけれど、それでも会えないで生きているよりずっといい」というあゆみの言葉は譲に届いたか・・。
1人頑張るあゆみだが、客は来ない。そこへ佐々岡に連れられた元従業員たちが客としてやってきた。千寿子は佐々岡に勝負を申し出る。代議士の立場を利用した不正に目をつぶる代わりに旅館から手を引いてほしいと。佐々岡は面白いと勝負に乗る。
勝負はサイコロ。千寿子が壷を振り、勝つが、イカサマを佐々岡に見抜かれる。あゆみが多くの犠牲を払って旅館を守ってくれたのだから、今度は従業員みんなで守るのが若い女将への返礼だと千寿子は語る。
「この始末はどうつける」と怒る佐々岡の前に、猟銃を手にした幸彦が現われる。
「貴様は何故俺から何もかも奪う」という幸彦にあゆみは、「先生が欲しくてたまらないものを叔父さんが持ってるから。先生は叔母さんが好きだったの」
佐々岡に想いを告げられても、「私にはあなたとこの旅館が全てだった」と断っていた尚子。「俺はこの17年間何をしてきたんだ・・」と座り込む幸彦に寄り添う尚子。
不動産屋と譲を呼んだ佐々岡は、女将にサインをさせろというが・・。
譲は「騙されているから帰ったほうがいい」と契約書を破り捨てる。
「多くの人を苦しめ自分ばかりいい思いをする。そういうあなたの考えにはついていけない。僕は秘書を辞める。できることなら息子も辞めたいくらいだ」
あゆみが佐々岡に勝負をしようと言い出した。
佐々岡が勝ったら旅館と土地をあげる代わりに、自分が勝ったら旅館をそっとしておいてくれるだけでいいと。
結果はあゆみの勝ち。
「サイコロが決めたことじゃ仕様がないな」と出て行こうとする佐々岡に、決めたのはサイコロじゃないでしょうと。あのイカサマサイコロに佐々岡がすり替えていた。
あゆみは、佐々岡の自分への愛情に賭けていたというが、佐々岡はサイコロを間違えただけだと強がる。
後を追った譲に「この旅館は繁盛するぞ。高速のICを目と鼻の先に造る」という佐々岡。「お父さん」と呼びかける譲。
その頃、警察に連れられて旅館に来ていたリーが和之と会っていた。一緒に逃げようという和之を、逃げるのはダメと警官の前に連れて行くあゆみ。和之はリーにプロポーズする。
従業員たちが戻ってきて、贅水館に活気が戻る。
百合子が青森まで行って、高志を連れてくる。が、高志の心は離れたまま。
そこへ幸彦が猟銃を手にして現われた。お互いを庇いあうあゆみと高志。「そういうことだ」、2人の心を確認させるための狂言だった。「これからは僕がお姉ちゃんを守る」
贅水館は生まれ変わった。和之が旦那に、リーが女将になり、尚子は大女将に。
あゆみは高志と一緒に東京で女子高生に戻ることを決める。
「自分がいる所が鬼の棲家だと思えば、いつも怯えて暮らさなければいけない。だけど星の棲家だと思えば、いつも星の照らす道を歩いて行ける。自分次第ってことね、周りの人たちを鬼にするのも星にするのも。いつでも帰ってらっしゃい」という尚子。
涙ぐむ幸彦。温かい空気が家族を包む。
旅立ちの時。庭では譲が高志とキャッチボールをしていた。
「もしも、小さな頃から君が妹として僕の側にいたらどうだったろう。やっぱりとっても大切に思ったと思う。今までと変らないってことだよ、大切に思う気持ちは・・」
「ありがとう、お兄さん」 「元気で」
「行ってきます」みんなに見送られて旅立つあゆみと高志。
エンディングはクランクアップ&NG集。
無精ひげ、やさぐれ譲さんも素敵でした。富士額も全開で~(笑)
ストーリーはメチャメチャ(笑) ありえな~い連発、でもベタなストーリーと、
イジメ、恋、ライバル、出生の秘密etcと昼ドラ的な展開もあり。
あらためて見ると、「泣かないと決めた日」と相通じるところもあるような・・(爆)
ヒロインの頑張り?に、徐々にまわりもいい人化していき・・・。こちらは最後は鬼がいなくなったけど~(笑)
それとヒロインはハッキリ反撃してるかも。
大人が女子高生をいじめるんだから、かなり悲惨かと思えば、あゆみがおとなしく苛められてる子じゃないし、ある意味前向きすぎて。
深キョンも健康的だし、別に譲さんが守ってあげなくても大丈夫そうって(笑)
可哀相、頑張れ~って気にはなれないんですよね。
生瀬さんの鬼っぷりが見事でした。怖いもの(笑) 回想シーンの若き姿がピュアで(笑)
江波さんの壷振りシーンはサービス?(笑)
小橋くんは、ひと言で言えば変態、という役はやりがいはあるけど、ファンの子が引いちゃわないか心配してたけど、どうだったんでしょう?(笑)
直人と対談してました。
このドラマで白馬に乗った王子さまだった直人は、本間Pに
「今度は黒い馬に乗せてあげる」と、言われ、ラブレボ出演へ(笑)
これはビデオしか出てないから、見られる機会は少ないかな~。
桐野さんより出番は多いです(笑)
画像貼りすぎた・・・(^^;)