ゴダールよりもデ・パルマが好き(別館)

ホンも書ける映画監督を目指す大学生monteによる映画批評。

2010年 注目!の作品 vol.4

2010-02-28 18:45:02 | 映画全般
2010年もあと10ヶ月となったところで、遅ればせながら、2010年注目のホラー映画です。
遅すぎて、どうでもいい?そんな固いこと言わないでください!

(期待度★~★★★★★)

「ホラー映画編」

「パラノーマル・アクティビティ」(1/30)★★★
制作費150万円で、まさかの大ヒット。スピルバーグ大絶賛。
しかし、本作よりも気になるのは続編の行方。
ブライアン・デ・パルマ、ブラッド・アンダーソンらが候補になる面白い展開。
「ブレアウィッチ2」のような結果にはしたくないはず。

「処刑山/デッド・スノウ」(2/13)★★★



ノルウェー産ナチス・ゾンビ映画。
ヴィジュアル的にもかっこいい上、実はコメディ系のスプラッターらしい。
評判がいいようだが、関西での公開は未定。

「渇き」(2/27)★★★
復讐三部作で知られるパク・チャヌク監督のヴァンパイアになった神父が主人公の異色ラブストーリー。
2009年カンヌ国際映画祭の審査員賞を受賞。
性描写が話題となり、全世界ではR18指定で公開。ただし、日本ではボカシありのR15指定になる模様。
わざわざボカシを入れても、15歳から18歳の人が見に来るとはハナから思えませんが。

「シャッター・アイランド」(4/9)★★★★★



今年の賞レース狙いでの公開が予定されていたものの、突然の延期。
映画の墓場(2月)送りで、完成度が心配されたが、それを吹き飛ばす高評価。
来年のアカデミー賞を本気で狙っていくらしい。

「第9地区」(4/10)★★★★★



驚きのアカデミー賞作品賞ノミネートを果たしたSFモキュメンタリー「District9」がついに日本公開。
SF映画でここまでの高評価は珍しい。
制作費はSFにしては破格の何と30億円、日本映画界もアイデアと頑張りさえあればここまでできるはず!

「ウルフマン」(4/23)★★★
延期、延期の「ウルフマン」がやっとのことで完成、公開。
ただの怪物映画かと思えば、ベニチオ・デル・トロ、アンソニー・ホプキンス、
エミリー・ブラント、ヒューゴ・ウィービングと出演者は異様に豪華。
約1年の再撮影が成功していることを祈ります。

「サバイバル・オブ・ザ・デッド」(6/12)★★★★



「・・・OF THE DEAD」として以前紹介したロメロの新作「Survival of the Dead」です。
ヴェネチア映画祭のコンペに乗るとは意外でしたが、それだけ、よくできているということなのでしょうか。
ゾンビとの共存への模索を描いた哲学的なゾンビ映画だそうです。
ゾンビを哲学にするとは、さすがゾンビの神様です。

「プレデターズ」(夏)★★★★
ロバート・ロドリゲス監督がプロデュースと脚本を務めるグラインド・ハウス版「プレデター」
作ると言い出してからの早さにいつもながら驚きですが、多忙なロドリゲスは残念ながら、
監督は務めず、代わりに3月に「アーマード/武装地帯」が公開されるニムロッド・アーントルが監督を務めています。

「エルム街の悪夢」(年内)★★



爆発バカことマイケル・ベイ監督が金儲けのためだけにホラー映画に興味がないくせに経営している
勝手に名作ホラーリメイク会社プラチナム・デューン社の新作。
試写の評判が悪かったらしく再撮影が行われました。またかよ……。

「ようこそゾンビランドへ」(年内)★★★★★



DVDスルーの噂もありますが、ぜひとも劇場公開していただきたい!
絶対に面白いと確信。
だって、予告編で、フリスビー型絶叫マシンにゾンビがなぎ倒されてましたよ。
(映画オタクであり、遊園地オタクでもあるので、ツボ)

「ザ・ラスト・ハウス・オン・ザ・レフト」(年内)★★★★

スティーブン・キングが2009年のベスト10で第二位にランクインさせたことが話題(どこでだ)のホラー。
ウェス・クレイブンの「鮮血の美学」(あいにく未見)のリメイク。
ちょっと前にレンタルしたDVDになぜか予告編が付いていたのですが、あれはいったい何だったのでしょうか。

「レット・ザ・ライト・ワン・イン」(年内)★★★★★



ついに出ました全世界を震撼させた(残念ながら数年前に)傑作ホラーがついに日本上陸との噂。あくまで、噂。
少年とヴァンパイア少女の叶わぬ恋を描き、史上最高のヴァンパイア映画とも言われた。
ハリウッドリメイク版も「クローバーフィールド」のマット・リーヴス監督で進行中。
それまでには公開されるはず?


その他の映画編へとまだ続く……


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