空に問う。

空に問うても果てがない

桃源郷

2017-11-13 09:33:50 | 日記
ま、こんな近くに京都の小さな寺院並みのお寺が山深い場所にあるなんて・・・。とにかくとても感動した。

曰くつきの鐘に会いに行ったんだけど・・・記憶って曖昧だ。戦後に自決した帰還兵を弔うために作られた鐘。靖国神社や護国神社にまつりされなかった人々のためと、世界平和の為に作られた釣り鐘。

元々は高尾山と言う山の頂の寺院に作られた鐘つき堂。いつの間にかお寺は廃寺となり、鐘はそのまま放置されていた。日本海が見渡せる場所にある。

悪いときには悪いことがいろいろ重なる。数年前に戦没遺族会の高齢化とともに鐘の保全が出来ないからと移設が検討され、20数キロ離れた山の中の古刹が引き取った。それから迷える霊体が闊歩し始めて、この地区の環境を著しく悪くした。

鐘には「東亜戦争」という文字があった・・・。幼いころはそんな文字を読みもせずに鐘をついて遊んだ場所。戦後自殺が相次いだ場所であるから両親たちはそこで遊ばないように言っていたけど、不思議と心休まる場所だった。まっ、小さなころから完全にアチラ側に引かれやすい子供だったんだろう。

ある時に数十年ぶりに自殺があって、それからは遊びに行かなくなったけど・・・。とにかく山を散策するのが好きで、その最中にまず一つ目の森神さんに遭遇してる。なぜか今でもその光景を覚えてる。杉の大木のそばに小さな石の祠があった。粗相はしていない。ただどうしていいか分からずに手を合わせたけど。大人になってソレが森神であり、祖父の生家でも同じように「森神」を祀っていたことを知るのであるが・・・。

大した役にも立たない微弱な霊感と、おぼつかない霊能に悩まされてきた。誰かに常に「死ね」と囁かれていたような気もする。いろんな出来事に巻き込まれる形で、15歳で人生に失敗し、16歳で死にかけた。今思うと、その時に死んでいても同じようなやりきれない人生しかなかったんだけど・・・。

16歳以降は呪力のようなモノに悩まされることになる。まずは憑き物筋の家の神主一家との遭遇。ひどい目にあった。

で、数十年後再び、その一家と関わることになり酷い目にあった。

死にそびれたときに弥勒菩薩に救われたのだけど、何故か心は仏事の方、特にその頃に関りがあった真言宗の方には向かず、気が付くと神道の方に引かれていった。たぶん現世ご利益的なことに引かれたんだと思う。今ならもうあんなにのめり込むことはないけれど、気が付くと依存していて、それなくしては生きてることも容易ではなかった。のかな?

おいら一人殺して、それで願いが叶うような悪霊がいるとしても、なんともショボい話ではあるが、「何者かに」ずっと付きまとわれてきた人生だった。

この町が嫌いだった。今もずっと。

この夏はちょっとした英霊ブームだった。たぶん英霊とは何か調べさせられた。少なくとも人の魂は神になるよりも、仏として供養された方がいい。英霊とは死者の魂を鬼とする、神道とは全く無縁の異国の宗教により神霊化された人たちを言う。まあ人間の思惑が必ずしも霊体に影響を与えるわけではないが、鬼と化した者もあれば鬼にならずに成仏した者もいる。

鐘のあった山に救っていたのは鬼になれなかった者たちの魂だ。でも人として彷徨う方が鬼になるよりは良かったんだと思うけど、死者に物事の道理は教えられない。

日本は古来より世界有数の呪術国家だった。そんなことないという人もいるだろうが、生活習慣の中に呪術は隠され伝えられている。ジンクスや縁担ぎも呪術なんだよ。

例えば神経を落ち着かせるために、手のひらに文字を書いて飲み込むとか・・・それも呪術。

150年前に恐ろしくも愚かな連中が自らの出自を呪うように仏教、修験道、陰陽道を廃絶し、朱子学と神道を融合させた新しい宗教を作り出した。死者の魂を鬼に変える呪術だ。軍事と言う科学だけでの拡大では満足できずに呪術も駆使した。必ずしもそのお陰で偶然に日露戦争に勝ったとは思わないが、連中の企みは成功したかのように見えた。

それは昭和に入り、軍隊だけにとどまらず、政治にも呪術は蔓延し、国と国民を亡ぼそうとした・・・。

今もその呪術は引き継がれていて、今まさに恐ろしい社会が具現化しようとしてる。、朝鮮朱子学の葬礼儀式で、死者の魂をこの世に留めて守り神のような「鬼」として使役するための儀式。神道とMIXしてしまったことでそれは波状な効果をもたらすことになる。鬼が荒ぶる性格を持つようになった。人間の知恵だけでは克服できないモノをこの世に出現させたのだ。それは今では政治家や財界人に取り憑き、またしても国と国民を殺そうとしてる。

72年も経ったいまも時計の針を150年前、72年前に戻そうとしてる連中がいる。ちなみに現行のリーダーは唯の傀儡で黒幕は別にいる。

まあそれはいい。おいらの小さな偏屈な人生と、あまり大きくは関りがないことだから。

とにかく・・・この山を中心にして悪霊化したモノらが、召喚された祖霊と相まって、どんどん悪質化してる。

そういうのを止めたくて、その山の中の寺へはせ参じた。

取り憑かれているときは、ぼんやりと他人の意識と重なっているから景色や情景が普段と違って見える。違和感があるんだな。一瞬そこがどこか分からなくなる。今はそれが無くなって自分の意識しかない。死にたい病に陥っていたから付け込まれたかなぁ?

でも、その山にはいろいろ事情があって、麓にある神社にしかお詣りが出来てなかった。なんとなく「行くな」と言われてる気がした。たぶん「死ね」と囁いたモノと同じ種類の声だ。今までソレに従ってきたけど判断に誤りがあったんだろう。少なくとも数体の御霊は昇天する気になったようだ・・・。

殺してくれるならそれでもいいと思っていたけど、自らを死なせるようにしか出来ないようだ。これが霊の限界かも知れない。

何か大きな変化やうねりを待ってんのかなぁ・・・。














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