妖怪猫もどき

考えたこともなかったが、母のお里が憑き物筋ってあるんではないかと思うような、不思議な夢を視た。

母の部屋からそれは飛び出してきたんだ。

猫くらいの大きさで、首から下は猫なんだけど・・・そこから上が体と同じ柄の顔のないきんちゃく袋みたいだった。似てるモノと言えば・・・コンドームの上部分。ちゃんとふさふさと毛があった。

母と言うか・・・祖父ちゃんの代までハチャメチャな家だったみたいだなぁ・・・。子沢山のなんだけど、半分以上が家にいて臨終を迎えてる・・・。庄屋の家なら珍しいよね・・・。

精神的に不安定な子供が生まれる家だったのかなぁ・・・。そういう毛は母を見てると思う。人の良い行いを自分の過去として記憶していたりする特技がある。勘違いとは思えないほどストーリー仕立てになっているから怖い。この人が「貧乏」にしがみつくから家の中が複雑な気がする。

「金がない」が口癖だが、月に一度美容院に行き白髪染をしたり、友達とお出かけする前には安くても服を買い美容院に行く。貧乏の基準は人それぞれだけど、息子が潰れてんだから普通はやんややんやで出かけないよね。笑われても平気なんだと思う笑。すごい鈍感だから・・・。

だから、いざ悪口陰口を叩かれたたと知ると親の仇みたいに相手を罵る。用心出来ないんだよね、うっすらバカだから。よく見当違いの発言で異業種の人を困らせる。年を食ってから本当に悲惨な性格になった。相手が気にしてて触れてほしくないことをキレイごとで責め立ててる。

人はね、自分の行いをそんなに正しく熟していないから、言い当てられて褒められると不快な思いをすることがあるとは信じられない。嫁姑で嫌な思いをしてるから発散するために愚痴るんであって「〇〇さんなら、そんなお嫁さんともうまくいく」とか平気で言う。たぶん友達は「嫌な嫁さんだね」と一言だけ同意して欲しいんだろうに。

そう言えば相手が喜ぶから言わないんだと思う。お互いに至らないところがあって、一方的に腹を立てている自分を正当化したい時があるんだということが理解が出来ていない。いつもキレイごとで片づける。

姑とのトラブルで散々泣く目にあってた親戚に「〇〇さんがいるからお義母さんは安心して入れるんだよ」とか、内情を知っていても”敢えて”キレイ事いう人だ。だから、そのおばさんは完全に業を煮やしているのだが、母には”悪気”が存在していないので、嫌われていることにも気づかずに近づいてはまた相手を困らせる。

あの変な生き物が憑いてるんじゃないかと思うんだ。普段見る夢とは”違う夢”あるんだよね・・・。

今日連れていけてたらいいんだけどなぁ・・・・。

とりあえず神はいなくなって安定してる。姉は一人でサウジアラビアに怒っているけど笑。