Mondoのつぶやき

これからも ヨロシク

間宮兄弟

2006年11月15日 | 映画
いつもは映画館やCSで観て
イイと思ったものしか買わないのに
今回は観てもいないが
DVDソフトを買ってしまった。

その理由は・・・
森田芳光 監督 作品 だから。

でもネ 実は当たりはずれがあるので
慎重になるところもあるんです。

では、なぜ買ったのか?

それは・・・
 1.評判がなかなか良かったこと
 2.江國香織が原作だったこと
この2つの理由があったからだ。


・・・で、観ての感想は??
好きかもです。
私の好きな森田作品の1つになりました。

こんな兄弟(30代、独身、仲良し)がいたら
かなり気持ち悪いかも・・・
でもネ なぜかニッコリしてしまうのです。

ドランクドラゴンの塚地がよかった。
コントもうまいけど、真面目な演技もうまい!。
常盤貴子が『年増』的な役だったのは
少々ショックだった。
ちょっと前なら、沢尻エリカの役でもおかしくない気がするが・・・
でも、母親役もこなすようになってるから
『年増』でもおかしくないのか・・・


内容に関しては・・・
「…だから?」「それで?」と言われてしまえば
それまでなのだが・・・
(感動的な出来事はでてこないのネ)
だからこそ映画化の難しさがあると思う。

しかし、極めて日常的なものを
各場面で見せ場を自然に魅せるところが
森田マジックだったりするんだよなぁ~

「間宮(まみや)兄弟じゃなくって、マニア兄弟じゃない?」
この台詞がとっても笑えた。
きっと『マニア』なのは、森田監督なんじゃないかな?
間宮兄弟の本棚は『(ハル)』にでてくる『ホシ』の本棚と重なった。
スクリーンに映し出されるアイテムにセンスを感じた。

そして、森田作品に欠かせないのが『グルメ』。
食べ物の話が必ずでてくる。
(脚本も監督が書いている)
監督の食へのこだわりが感じられる。
また、食べるときの音が誇張されている。
『食べる音』は決して上品ではない。
どちらかというと下品なわけなのだが・・・
『グルメ』=上品、『食べる音』=下品
この二つがあいまることで、奇妙なおかしさがある。
実はそこが大好きだったりするんです。
(そんな事を考える私は変?)


事件や感動はなく、物語が単調な分
森田監督のテイストがよく感じられた作品でした。


「クスっ」「ニコニコ」したいならお薦めの作品です。


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