へたれ日記

へたれな日常

バレエ・リュス 踊る歓び、生きる歓び

2008-07-11 19:04:15 | 映画
バレエ・リュス 踊る歓び、生きる歓び
ずっと見たいと思っていたのですが
ま、当然のように熊本の映画館には来なかったので(笑)
DVDを買いました。

すっごく面白かったです。
私の知っているバレエ・リュスは、ディアギレフが作って
彼の死によって解散してしまった団体でしたが、
この映画は、その後再建されたバレエ・リュスを追った壮大なドキュメンタリーでした。

「ロシア人のド・バジル大佐と、フランス人でモンテカルロ劇場の監督だった
ルネ・ブリュムがバレエ・リュスの再建を宣言。
ダンサーや振付師、舞台装置や衣装もディアギレフ時代を継承した。」

ってありますが、バレエ・リュスを継承してはいますが
新しい芸術を作るため、奔走しバレエというものに情熱を持って
歴史を作り上げてきた人たちの物語です。
団内の亀裂や、つらい巡業、バレエ団の分裂、映画界への進出、財政難、バレエ戦争
そして、本物の戦争・・・・・。
いくつもの浮き沈みを経験しながら、踊り続けた人々。
2000年に行われたバレエ・リュスの同窓会の模様もあります。
とっても素敵です。

まず、映像がとても素晴らしいこと。
見てみたい作品がいっぱいです。特にレオニード・マシーンの作品。
ダリ(美術担当)とのコラボレーションなんて、巡業先の田舎の人々がどう思ったか(笑)

さと、演出家や美術や音楽もすごいのですが
ダンサー達のみんな個性的なこと!!!。
思わず、昔のダンスマガジンを引っ張り出して、ダニロワ、マルコワ
ベイビーバレリーナの記事を読み直してしまいました。

バランシンにとって、「バレエは女性」だったのに対して
自らも踊るマシーンは男性にも踊る場面を与えたっていうのに思わす納得
彼の下で活躍した、フレデリック・フランクリンとジョージ・ゾリッチの素敵なこと。
(お二人ともまだご存命みたいです。お爺さんになっても素敵でしたけど)

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
見ました~ (ゆか)
2008-07-17 00:58:40
こんにちは!
実はこの映画、最近こちらの小さい映画館で
やってくれまして(涙)、バレエの歴史の勉強の
つもりで、あまり期待せずに行ったらおもしろくて
楽しくて。最後は涙がでました。
すごくよかったです。私もDVD買おうかなと
思っています。
男性ダンサーが本当に素敵でしたね。
女性ダンサーもため息がでるほどきれいでしたけど。
最後のマルコワさんの言葉が心にしみました。
私も図書館で鈴木さんの本(ダンスマガジンの連載分をまとめたもの)を再度借りてきてしまいました。
ですよね~ (もなか)
2008-07-17 18:36:51
土曜日の夜に見始めたですが、
結局全部見てしまって、日曜日は関係書籍を読みまくって
終わってしまいました(笑)
すごく面白かったですね~。

ゆかさん、このところモローショックが
続いていたので大丈夫かしらって心配してました。
ニコラも怪我が多いダンサーなので、
いつも来日はハラハラです。

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