へたれ日記

へたれな日常

モーリスベジャール M 東京バレエ団

2010-12-18 23:49:32 | 劇場通い
「M」


振付/美術・衣裳コンセプト:モーリス・ベジャール
音楽:黛敏郎、クロード・ドビュッシー、ヨハン・シュトラウスII世、
エリック・サティ、リヒャルト・ワーグナー、L.ポトラ/D.オリヴィエリ


◆主な配役◆

少年:肥田宏哉
I-イチ:高岸直樹
II-ニ:後藤晴雄
III-サン:木村和夫
IV-シ(死):小林十市
聖セバスチャン:長瀬直義
射手:永田雄大
船乗り:平野玲
女:吉岡美佳
海上の月:小出領子


【禁色】
オレンジ:高木綾
ローズ: 西村真由美
ヴァイオレット: 井脇幸江


【鹿鳴館】           
円舞曲: 高村順子、乾友子、佐伯知香
高橋竜太、松下裕次、小笠原亮、宮本祐宜
貴顕淑女:奈良春夏、田中結子、吉川留衣、渡辺理恵


ソファのカップル: 川島麻実子、柄本武尊

海:
森志織、村上美香、岸本夏未、阪井麻美、矢島まい、川島麻実子、
寺嶋麻衣、河合眞里、許山麻有、加茂雅子、森彩子、小川ふみ、
ニ階堂由依、大塚怜衣、田島由佳、三浦菜々美、宮下加瑞、
中居歩美、縫谷美沙、波江野彩、石井初美、河谷まりあ、伝田陽美、
二瓶加奈子、飯田鈴実、政本絵美

男:
高橋竜太、松下裕次、氷室友、小笠原亮、宮本祐宜、梅澤紘貴、
柄本弾、谷口真幸、安田峻介、井上良太、柄本武尊、岡崎隼也、
杉山優一、永田雄大、中村祐司、野尻龍平、森川茉央、佐藤瑶、
吉田蓮、和田康佑

ピアニスト:三原淳子


小林十市氏の8年ぶりの復帰公演&引退公演ということで行ってきました。

この作品は、昔テレビ放送があったときにみたことがあるくらい。

そのときの印象は変わった作品だなーと思っていたのですが、終演後はまさかの大号泣でした。


実際見てみれば、とてもべジャールらしい作品でした。
音楽の使い方、舞台の彩飾、最後に桜がドーっと降ってくる場面の圧倒感。


ダンサーたちは十市氏含めさすがの初演キャストで、ちゃんとした人たちが踊るとべジャールさんがちゃんと作品の中に生きてるんだ!っていうことを強く感じました。

ここ最近のべジャール作品の薄味化を嘆いていた私としては、とても感動して涙がボロボロ出てきました。

私だけじゃなく、同じ日を見ていたバレエ友達も、べジャールさんを感じてましたって言っていたので、もしかしたら舞台上にべジャールさんが降臨していたのかも。

(客席も十市氏ゆかりの方や初演キャスト、もちろんクリスティーヌも…と暖かい雰囲気でした)

十市さんは、ジャンプとかスタミナとかはさすがに全盛期にはおよばないものの、素晴らしい踊りでした。

なにより彼がでてくると舞台がぐっとしまる

足を精一杯のばしてひらひらと回る十市ターンが懐かしかった。

他のキャストでは木村さんがラインが綺麗でみとれました。

あとセバスチャン役の長瀬さんが初演キャストと違った意味で良かったです。