いい天気でした。
数日前から今日は山に登る予定でしたが、朝起きると喉の痛みと咳、痰。
やめようと思ったのですが、調子が悪ければ即撤退のつもりで、太平山前岳へ。
今日を逃すと、今年中に新しい靴をおろす機会も納める機会も無くなってしまいそうだったので、ちょっと遅めでしたが向かってみました。
10時30分。
木曽石金山滝の駐車場、手前に11台。
奥には8台。
皆さん既に登っているようです。
橋を渡って、金山滝横を通過し登り始めます。
ここから左下に降り、尾根の端っこにとりつきます。
既にひとり降りてきました。
約30分、ひたすら登りです。
この登りが一番きつく感じます。
登りきると、平坦な道と緩やかな登り。
ユズリハ?エゾユズリハ?(どっちか忘れました)の群生。
写真向って右側は南方向になるのですが、大きな赤松が沢山顔を見せ始めます。
信仰の山なので、石仏も沢山あります。
早く登った人たちが、次から次へと降りてきます。
今日すれ違った人たちすべてが、自分より年上のようでした。
ようやくスキー場口との分岐。
ここからはあと少しです。
ここら辺から、ブナ林です。
樹間からは、今日登る予定だった馬場目岳。
すっかり冬山の様相です。
歩き始めて約2時間弱。
十数年前に登ったときは、1時間半だったので、還暦過ぎで何のトレーニングもしていない自分としては、まあまあのタイムでしょう。
山の上は風が殆どなく、薄曇りとはいえ日差しも強く暑いくらいでした。
写真ではわかりづらいのですが、最高の眺めでした。
眺めの後はランチタイム。
40年前のオプティマス8Rが元気よくお湯を沸かしてくれます。
今日のランチはこれ。
デザートはコーヒーを飲みながら定番となっている「薄皮つぶあんぱん」。
食べるものを食べ、のんびり1時間を過ごし、後は降りるだけ。
帰り道、ふと目をやった石仏のお賽銭、四角い穴が開いている硬貨を見つけました。
寛永通宝です。
江戸時代から今まで、ここにじっとしていたのでしょうか。
鳥海山も綺麗に見えました。
同じところを通っても、行と帰りでは景色も、見つけるものも違います。
赤松大王と呼ぶことにしました。
登りがきついところは、下りもきつい。
1時間少々で、金山滝に到着。
駐車場に戻ると、残っているのは自分の車だけ。
最後に登って最後に降りたみたいです。