しかし、明日の帰りの便は11時台と、チェックインを考えると空港でのお昼には少し無謀な時間。
そうなると実家の滞在期間しか時間がないわけで、必然今日のお昼という話になってしまうわけです。
まあ、それもほぼ予定通りだったりするわけですが、まずはどのお店にするかチェック。
知人の紹介で中央区の鶏塩ラーメンのお店にしようと思っていましたが、駐車場がなくカウンターのみの席ということで家族連れには少々きつそう。
そこで、自宅周辺に絞ってみたら、あるではないですか、食べログで3.5以上のお店がごろごろ。
それにしても、東京でも3.5以上がごろごろあるのは周知のとおりですが、さすが札幌、実家の周辺で探すだけでも3.5以上がごろごろしています。
中でも驚きなのは5月5日現在で3.83をつけているお店があったこと。
そのお店が「らーめん侘助」です。
駅近でもなく、大きな通りにも面しておらず、駐車場もない。
（お店の前の車は多分スタッフのものと思われます。）
お店はカウンター9席、テーブル4席と、札幌にしてはこじんまり。
立地が良くないにもかかわらず評価が高いとは、やはり味かと想像してしまいますね。
こちらが人気No.1メニューでかつ定番の「醤油ラーメン」。
おぉ、札幌で初めてめぐり合う魚粉も使った魚介醤油。
お店の前には「鶏白湯煮干し醤油」とありますが、そこまで鶏は濃くないような。
どちらかというと魚介が前面に出たラーメンです。
麺はやや細のストレート。
歯切れの良さが良く、あまり札幌ではお目にかからないタイプです。
逆に言ってしまうと、脂っこい味噌ラーメンには合わないですからね・・・。
ちなみに、また指が写ってしまっています。
デジカメのレンズが左に寄ったタイプなので指が入りやすいのを忘れていました。
具もチャーシュー、メンマ、ナルト、ネギ、海苔と、醤油ラーメンの定番どころでシンプルな構成。
チャーシューはタコ糸でぎっちり縛った跡があるので肉質はしっかり締まっていますが、箸でほろっと崩れる柔らかさも共存。
脂もほとんど取り除かれており、味付けも麺とスープの邪魔をしない適度な感じで、個人的にはいちばん好みのチャーシューです。
もう一つの人気メニューは担々麺なのですが、ラーメン専門店ではあまり食べないようにしているのが個人的な考えです。
決して担々麺が嫌いなわけではなく、むしろ好きなのですが、ひき肉とラー油とごまで塗りつぶされてしまうので、味の違いが出にくいと思ってしまうんですよね。
一方で、札幌人の味覚に合わせて味噌ラーメンもありますが、このガツンとくる煮干し風味と味噌が喧嘩してしまわないか気になって、結局「つけ麺（麺370g）」にしました。
麺はラーメンと同じくらいの太さのものですが、なんとなく違う麺のような気がします。
歯切れのよさよりも歯応えがしっかりしている感じです。
冷水で締めているせいかもしれませんが・・・。
その辺の微妙な違うが判るほど舌が鋭くないのですみません・・・。
それにしても、麺1.5倍は多かったな・・・。
丼にほぼすりきりで麺が入ってくるとさすがに多く感じます。
まあ、食べれますけどね。
つけダレはやはり魚粉たっぷりの濃厚魚介系。
表面に油膜がありますが、よーく見ると赤みがかっておりラー油ベースのようです。
頂きます！
ファーストインプレッションは、魚介の甘さが前面に出ていて、ほのかな辛さが後追いしてくる感じ。
その辛さの後にもう一口食べるとまた甘さが引き立って、その対比が結構な量の麺でもついつい箸が進むループを作ってくれます。
チャーシューはラーメンと同じものを使っているようですが、カットを変えて違う食感にしてあります。
このごろっとしたのが3つ入っていますが、前述したように脂がなく味付けも適度なので、気にならず頂けますし、たくさんある麺を食べる際にちょうど箸休めになります。
ラストはスープ割り。
少し白濁した魚介系のスープです。
ラストまで美味しく頂けました。
正直札幌で魚介醤油系を頂けると思いませんでしたが、濃厚な味噌ラーメン以外の波もじわじわ広がっているのでしょうか。
味噌ラーメンにしても、昔なかったようなとんこつベースや、背脂を使ったものなど進化していますので、まだまだ札幌のラーメンも楽しめそうです。
今日自分のオーダーしたのはつけ麺なので、+1つけです。
5月は2食目で、2014年通算33食（25すすり・7つけ・1まぜ）となりました。
