もむでんブログ

天皇杯優勝はガンバ大阪、ACL出場枠4チーム目はサンフレッチェ広島に

元旦に国立競技場で行われたサッカーの天皇杯決勝戦は、後半に攻撃力が爆発したガンバ大阪が、10年ぶりの優勝を狙う名古屋グランパスエイトを、後半のゴールラッシュで4-1で下し、二連覇を達成しました。

勝てば賞金1億円とJリーグ開幕前の1戦ゼロックススーパーカップの出場権を得るだけでなく、名古屋はACLの出場権獲得にもなるため、モチベーションの高い好ゲームとなりました。
しかし、後半も終盤に差し掛かると次第にG大阪のボールポゼッションが高まり始め、パスワークに個人技を織り交ぜて名古屋DFを押し込み始めます。
遠藤の勝ち越し点を皮切りに、その後も見事なカウンターから二川、そして再び遠藤と、中盤の選手の得点で突き放し、2005年・2006年を連覇した浦和レッズ以来の連覇を成し遂げました。

一方の名古屋は現在監督のストイコビッチが選手だった1995年・1999年以来の決勝進出で、3度目の優勝を狙いましたが涙を飲みました。
G大阪に主導権を握られ始めると、ターゲットマンのケネディを狙ったロングボールに頼りすぎてしまった感があり、崩しとフィニッシュと両方の機能を持つG大阪の中盤に比べると崩しの工夫が欠如していたと思います。

ちなみに、ACL出場権の4チーム目は・・・・?
G大阪はすでにリーグ戦3位でACL出場権を得ていたため、名古屋が負けても出場権を得るのかと思いきや、リーグ戦4位が繰り上がり出場権を得る規定なのだそうです。
というわけで、攻撃サッカーでJ1昇格シーズンに4位の好成績を収めたサンフレッチェ広島がACL初出場となりました。

広島は、Jリーグ2シーズン目の1stステージ優勝以降は天皇杯決勝で3度涙を呑み、J2にも2回降格するなど苦しいシーズンが続きました。
しかし、ユース含め年代代表をコンスタントに輩出したり、久保や佐藤寿人などフル代表も輩出するなど、スカウトや育成には一定した実績を残していると思います。
また、J2でも攻撃面を重視して圧倒的な勝ち点で優勝していますが、その攻撃力がJ1でも通用することを示しました。
54得点は優勝した鹿島を上回り、川崎・G大阪に次ぐ3位です。
問題はそれがACLで通用するかどうかなのですが・・・。

Jリーグで4位に値する好チームであったことは間違いないですが、正直5位以下になったFC東京、浦和、清水、新潟、名古屋などとそれほど差があるように見えません。

問題は過密日程と層の薄さです。
長距離移動を挟んでの過密日程が続くため、ACL初出場チーム、代表歴を持つ選手が少ないチームはちょっと苦しいかと思います。

頼みは選手補強ですが、いい意味でも背伸びをしないチームのため、果たしてどうフロントが動くのかも注目です。
選手のモチベーションは高いでしょうから、フロントが補強や環境面などをうまくサポートして欲しいですね。

欧州でも過去奇跡的にチャンピオンズリーグに出場したばっかりに、リーグの成績がぼろぼろで降格目前になったチームなどもありました。
そうならないように、万全の準備とチーム運営をしてもらって好成績を残し、J2からの昇格チームの希望の星になって欲しいと思います。

コメント一覧

もむでん
hiro'sさん、明けましておめでとうございます。
今年もサッカー談義で盛り上がりましょう。
hiro's
http://hiroheroblog.blog6.fc2.com/
今年も宜しくお願い致します。

中盤の構成力で差がありましたよね。

個人的にはブルザノビッチがもっといい選手だと思っていたのですがいま一歩でしたね。
彼が機能すればACLも天皇杯も違った結果になった気がします。(どのみちACLは出場停止でしたが)
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