そして、最後の土日を終了し大詰めを迎えた大つけ麺博の開催期間はあと3日間、残すは2店舗。
そんな自分が2店舗を1日ずつかけて制覇しようなどと、悠長なことを考えるわけはありません。
それがたとえ濃厚豚骨魚介のリーダー的存在である「六厘舎 本店」「中華蕎麦 とみ田」の二台巨頭だったとしてもです。
今日は18時過ぎに業務が終了し、大つけ麺博会場への到着は18：35。
最初に狙うは、2日目の21時過ぎに完売し、連日行列の「六厘舎 本店」。
運良く、待ち客は推定50名と少なめ。反対側にある「中華蕎麦 とみ田」を調査してから並ぶつもりでしたが、50名であれば即並ぶべきと判断しました。
しかし、いい方向に予想を裏切るハイペースで行列が捌けて行き、なんと待ち時間は30分弱の19時頃に順番が来ました。
出ました、出品作の「つけめん」。
あの行列ができる味の多分そのままの出品と思われます。
魚粉を溶かし込んだ濃厚な豚骨のつけダレ。
ナルトと、海苔に浮かべた魚粉がトレードマーク。
もちろんネギ・メンマ・チャーシューもしっかり入っています。
そして「浅草開花楼」特注の全粒粉を使った極太面。
こういう麺を見ると、まず1本麺だけで味見したくなります。
もう我慢できん、もむでん、つけまーす！
このがしっとくる歯応えと小麦に味がしっかりする極太麺に、ドロ系の濃厚ダレ。
でも、どこかマイルドで飽きの来ない味で、極太麺を噛んで飲むごとに後を引いて、またつけてすすりたくなる衝動に駆られる魔法のコンビネーション。
数年前に「ノーベルつけ麺賞」があったら間違いなくノミネートされていましたね。いや、受賞も間違いなかったのでは。
このとおり柔らかな厚切りチャーシューもしっかり入っています。
そして最後はしっかりスープ割り。
魚介系のあっさり出しで割ってくれるスープ割でお腹を暖めて完食です！
さあ、開幕から18日目を数え大つけ麺博。
ここまで制覇したお店は23店を数えます。
そうです！
ついに残り1店となりました！
こうなったら！
何人だろうと！！
並ぶぞ！！！
「中華蕎麦 とみ田」へ！！！！
よっしゃーと向かった先は19：20で推定70人待ち。
しかし、「六厘舎」並の濃厚魚介系つけ麺の名店は、きっと大つけ麺博のオペレーションもきっと同じレベルのはず。となると、40分強の待ちで回ってくると推測。
後ろに並んだ女性が「何分くらい待ちますか？」との問いに、店員は「わかりませんが多分60分以上は・・・」。
いや、そんなことはない。現に5分で10名以上は進んでいる。
そして、その後も「六厘舎」を上回る驚異的ハイペースで列は進み、なんと30分経たぬうちにお店の前へ。
そのとき19：40分過ぎ。
す、すごい！！
極太麺というゆで時間のかかる麺を使っているにも関わらず、1分3人ペース以上でお客を捌いていました。
ちなみに、そのとき行列は120名以上に伸びていましたが、それでも40分で済む計算になります。
そして出品作「六年目の豚骨魚介」をゲット！
パンパカパーン！
記念すべき24店すべてゲットの瞬間です！
こちらも「六厘舎 本店」同様、魚粉を溶かし込んだ濃厚豚骨のつけダレ。
ネギと柚子が浮かんでいますが、メンマとチャーシューもしっかり隠れています。
全粒粉を使ったらしき色の濃い極太麺も「六厘舎 本店」に負けていません。
いや、気持ちこっちのほうが色が濃いめですね。
今日は24店制覇記念に「定番乗せ（300円）」を追加トッピング。
もむでん、ラストバトルつけまーす！
魚介の濃厚さは気持ち六厘舎の上を行く感じで、味付けも少し濃い目のチューニングでしょうか。
「中華蕎麦 とみ田」の方がつけダレの味付け、麺の風味とも一段濃厚になっているように思えます。
ここは個人で好みが分かれるところかもしれません。
最後は「定番乗せ」のチャーシューに苦戦しましたが、何とか完食。
そして、感動のフィナーレはスープ割で締めくくります。
スープ割にも追加トッピング可能で、角切りチャーシュー、ねぎ、柚子の3種類から自由に組み合わせを選べます。
さっぱり締めたいので、ねぎと柚子にしました。
そして、食器を係員に渡し、ついに24店制覇完了です！
それにしても、今日は並ぶぞと決めていたのですが、待ち時間の2店合計は1時間も無く、名店のハイパフォーマンスオペレーションをまざまざと見せつけられた思いです。
こういうところにも行列店の経験やお客への気遣いが生きているのですね。
大変勉強にもなりました。
第三陣も制覇しましたので、第三陣の勝手にお好みランキング、そして24店全店の勝手にお好みランキング発表は、またの機会に書かせてもらうとします。
10月は16食目で、2012年通算99食目（60すすり・38つけ・1まぜ）となりました。
