今回乗船するのはこの「レディクリスタル号」。
日の出桟橋から出るのはこれよりもっと大きい船ですが、天王洲アイルから出るこの船は小型の部類。
1階と2階でコース料理やビュッフェを頂くことができます。
早速コース料理の開始。
これは前菜で「自家製スモークサーモンのムース クレープ包み ホタテ貝と数の子の燻製添え フレッシュトマトのクーリー」。
「『クーリー』って何」ってまず思っちゃうのですが、「ペースト」「ピュレ」と同じみたいですね。
柔らかなムースの食感の後にほんのりスモークが香り、鮭の風味もしっかり。
周りにあしらわれた野菜のしっかりした食感とさっぱり感とも対比されて面白い一皿です。
続いては温かい前菜です。
「モッツァレラチーズ洋風入り洋風茶わん蒸し フォアグラ添え トリュフコンソメソース」です。
名前で料理の内容がわかっちゃいますねw。
卵と相性の良いトリュフ香るコンソメソースだけでも美味しいのに、フォアグラのソテーまで乗せてくれちゃってます。
美味い・・・。
これとワインだけでも良いや。
魚料理は「真鯛のポワレとオマール海老 青海苔入りオリーヴオイルの軽いソース エミュルシヨネ」。
ここでまた「『エミュルシヨネ』って何?」って思っちゃうのですが、どうやら「乳化させたもの」的な意味合いらしく、ソースのことを指しているようです。
「青海苔入りオリーヴオイルの軽いソース エミュルシヨネ」までが一つの名詞なんですねw。
中までほっくり火を通し、皮をカリッと焼きあげた鯛に、海苔のかおるソースが美味です。
海苔好きにはたまらんな・・・w。
そうこうしているうちに、クルーズは最初のスポット「東京ゲートブリッジ」へ。
上を通るか遠くから見るしかない橋をくぐるのがベイクルーズの醍醐味ですね。
下から見ると、鉄骨はかなり角ばっていて遠目に見るよりも無骨な感じで迫力があります。
少し離れて見た薄暮に浮かぶゲートブリッジです。
これは一度北側から南にくぐって、江東区方面の夜景をバックにしています。
陸からではなく海から見たこの景観もクルーズならではです。
おっと、メインが出ました!
「牛フィレ肉 72時間燻製バターにより天火焼きリー・ド・ヴォーのパイ包み焼き」。
おぉ、レアに焼きあがっています。
バターの香りを活かすために薄く衣をつけているのでしょうか。
燻製の香りは肉そのものではなくバターからなんですね。
お肉も柔らかく、これは美味し。
独特な柔らかい食感と風味のリー・ド・ヴォー(胸腺肉)もめったに食べられない素材ですよね。
焼き肉では「シビレ」という部位だそう。
そして、クルーズも終盤にさしかかり、料理もデザートを残すのみ。
「チョコレートムースと4種のチェリー レモンのシャーベット添え」です。
食事後に重たくなった舌をシャーベットでさっぱりさせ、チョコの濃厚感で締める。
デザートにもしっかり計算が入っていますね。
という感じで、夜景と美味しい料理をしっかり頂いちゃいました。
こういう食事はやっぱり特別感がありますね。
子供が大きくなったら、いつかは家族で来てみたいです。
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