攻撃のニュージーランド対守りのイングランドと見られた試合は、開始早々の攻撃からトライを奪ったイングランドが優位に試合を進め、その後PGで得点を重ねながら、ニュージーランドの攻撃をミスからの1TGのみに抑え、PGの1つも許さない試合で19-7で決勝にコマを進めました。
そして、自分は今日、日本が勝ち進めばここにいたかもしれない、横浜国際競技場に来ました!

日本の快進撃で完売していた準決勝は、先週その日本が敗れたことでぽろぽろリセールが出て、タイミング次第で入手可能に。
初戦で優勝候補同士の南アフリカ戦を制し、準々決勝では日本が苦戦したアイルランドに圧勝し、このままニュージーランドが三連覇なるかと思われていた昨日のもう一つの準決勝はイングランドが完勝と言って良い試合でした。
結局そのイングランドと台風で対戦しなかったフランスに接戦だったウェールズと、ニュージーランドに1度敗れている南アフリカの試合は、昨日よりは1枚落ちると思われても仕方なかったかもしれません。
何にせよ、チケットが手に入るならラッキー、先週終わっていたはずの私のワールドカップ観戦紀行ですが、どうせなら一試合でも多く行く末を見たい!
ということで、日本に勝った南アフリカの決勝進出を応援に来た次第です。

両国選手の入場です!

今日の南アフリカは、日本を苦しめたウィングのマピンピ、SOポラード、SHのデクラークやフランカーのコリシ主将は日本戦に続いて先発。
マピンピの逆サイドのの小兵ウィング、コルビはベンチにも入らず欠場でした。
ウェールズはオーストラリアとフランスに接戦勝ちし実力を示しましたが、ここまでとは思っていなかったので選手個々人はあまりよくわかっていません。
南アフリカボールでキックオフ!

最初のスクラムはやはり南アフリカが押し気味。

日本が手を焼いたモールも押され気味ですが、致命傷にならないところで食い止めている印象。
試合はお互いに堅守で押し込ませない堅い展開に。
すると、敵陣で押し込んだところで最初のペナルティを取ったのは南アフリカ。

ポラードがこれを確実に決めて3-0。
しかし、ウェールズも同様に敵陣でファウルを誘い、PGで同点とすると、その後は似たような展開が続きます。
その後は南アフリカが続けてPGを奪って9-3とすると、ウェールズも前半終了前に1本返し9-6。
想像以上に接戦が続きます。
後半に入っても同じ展開は続き、ウェールズがPGで同点に追いつくと、南アフリカはついにウェールズの堅守を破ってこの試合初のトライ。

コンバージョンも決めて7点差に。
この後南アフリカにどのような形でも点が入ればウェールズが苦しくなったのですが、ウェールズは逆に相手陣内5mラインの内側に押し込みます。

そして、ペナルティを取ると、ショットではなくスクラムを選択。

攻撃を選択できるのがラグビーの醍醐味。一気に同店を狙います。
そして、最後は左サイドに展開してトライ!

チャレンジを見事にトライに結びつけ、コンバージョンも決めて7点差を一気に振り出しに戻しました。
試合はその後も一進一退。
しかし、ウェールズは後半75分に自陣で痛恨のファウル。
これをポラードにショットで決められ19-16。

写真がブレブレですみません。興奮してました。
今日の入場者数67,750人は、昨日の68,000人超には及ばないものの満員。

その満員の観衆が固唾をのむ中、終盤のプレーはウェールズ陣内のスクラム。

結局、南アフリカボールになったところで蹴り出され、熱戦もノーサイド。

この結果、ウェールズは三度目の準決勝で初の決勝進出を逃し、南アフリカは2007年大会以来3大会ぶりの決勝進出。
その時の相手もイングランドで、15-6で下して二度目の優勝を果たしています。
一方、三位決定戦はニュージーランド-ウェールズの組み合わせに。
一度対戦を見ているニュージーランド-南アフリカじゃなくて良かった。
もっとも、決勝でイングランド-ウェールズの英連邦対決も見たかったですが。
ウェールズは11月1日の3位決定戦で第一回大会以来の3位を目指し、ニュージーランドは三連覇を絶たれモチベーションが保てるかが注目です。
いよいよ残り2試合になりました。
11月1日・2日にはどんな結果が待っているでしょうか。
にわかファンには想像もつきません。