FIFA World Cup2022カタール大会の抽選会が、大会開催国のカタールはドーハで抽選会が実施され、日本は近年の優勝経験国であるスペイン・ドイツと同居してのE組振り分けられました。
アジア最終予選終了後に、日本はポット3が決定し、開催国のカタールがアジアであることから、欧州・南米の強豪国が2チーム入る可能性が高いと思っていましたが、まさかスペインとドイツとは・・・。
ただ、日本にとって追い風なのは、レギュレーションが今の形になった1998年以降、優勝経験国"ビッグ8”が同組になった場合、そのチームが揃って突破したケースはないという事実です。
2014年のブラジル大会では、イタリア・ウルグアイ・イングランド・コスタリカが同組となり、”死の組”も言われましたが、ふたを開けたらコスタリカが2勝1分けで首位通過、イングランドは1勝もできず、イタリアはイングランドの初戦に勝ったものの、続く2戦を落として2大会連続一次リーグ敗退となったことは記憶に新しいところ。
今回はイタリアが予選敗退したために、そのような組は日本のE組しかできませんでしたので、運が悪いとも言えますが、日本が番狂わせを起こす立場でジンクスを継続して欲しいと思います。
以下組み分けです
A組:カタール、エクアドル、セネガル、オランダ
B組:イングランド、イラン、アメリカ、欧州プレーオフ勝者(ウェールズVSウクライナースコットランドの勝者)
C組:アルゼンチン、サウジアラビア、メキシコ、ポーランド
D組:フランス、大陸間プレーオフ勝者(ペルーVSオーストラリアーUAEの勝者)、デンマーク、チュニジア
E組:スペイン、大陸間プレーオフ勝者(コスタリカVSニュージーランド)、ドイツ、日本
F組:ベルギー、カナダ、モロッコ、クロアチア
G組:ブラジル、セルビア、スイス、カメルーン
H組:ポルトガル、ガーナ、ウルグアイ、韓国
開催国カタールは比較的楽な組み分けに入ったように見えますが、オランダはこの中では抜けているし、激戦のアフリカ予選を勝ち抜いて連続出場を果たしたセネガル、南米ビッグ3に続いて突破を果たしたエクアドルは結構骨太な相手です。2010年南アフリカの再現となるか、前回ロシアの再現となるかは情報が無くて全然わかりませんが・・・。
B組はプレーオフ待ちですが、英連邦が初めて2チーム同居する可能性が出てきました。ウクライナにも頑張ってほしいですけどね・・・。ここのところ年代別でも好成績のイングランドが抜けていて、アメリカと欧州PO勝者が争う図式の中で、イランがどこまで粘れるか。
C組は試合巧者メキシコと、レバンドフスキの決定力で上位をうかがうポーランドのどちらかがアルゼンチンから勝ち点を奪えるか。サウジアラビアはアジア最終予選首位ながら、苦しいと言わざるを得ませんね。
D組はフランスとデンマークが抜けているように思えますが、ハイレベルな南米でコロンビアを蹴落としたペルーが出てくれば面白い存在になりそうです。
F組はやはり欧州のベルギーとクロアチアが抜けているように見えますが、ここのところ国際大会に無縁だったカナダは北中米カリブ海予選で首位通過、不気味な存在です。ハリルホジッチ率いるモロッコも個人技に秀でた選手が多い印象があり、番狂わせを起こす力があると思います。
G組も激戦。ブラジルが抜けていると思いますが、ストイコビッチ率いる技巧集団セルビア、大きく崩れないDFとカウンターでで毎回接戦を演出するスイス、アフリカの古豪カメルーンと、どこが勝ち抜くか予想の難しい組です。
H組はここのところ国際大会で安定した成績を残すウルグアイ、5大会連続の出場のクリスティアーノ・ロナウドに若手も成長したポルトガル、アフリカの技巧派集団ガーナ、アジアの常連韓国の序列かなと。ガーナが不気味で、韓国は前回ドイツを敗退に追いやった奮闘を今回も期待します。
各グループとトーナメントの予想は、32チームが出揃ったあたりでのんびりお酒を飲みながらやりたいと思います。