気ままに楽しむ四季写真

趣味で撮った写真(風景、ネイチァー、花 etc)を掲載します
週1~2回程度の更新予定です

川霧と白鳥 Ⅱ (墨絵の白鳥)

2016-03-04 | 白鳥写真
撮影日 2016-02-25  撮影場所 高崎市 烏川

前掲の ‘川霧と白鳥’ は日の出から間もない光で撮ったので川霧も水面も黄金色に染まり華やかな色彩の写真になった。
その後太陽も徐々に高くなり時間も経過して行く。
カメラを構えている近くの水面は霧が消え掛かって来たが少し距離のある川下の霧は依然として消えず川面を漂っている。
高く昇った太陽の光を受けたその川霧は白い色に変わっている。
その中で泳ぐ白鳥を望遠レンズで覗いたらまるで水墨画を見るような光景が広がっていた。
逆光気味の光の中、白い霧と黒ずんだ白鳥が沈んだ背景に浮き上がり幻想的な雰囲気を醸す素敵な光景だ。
近場で泳ぐ白鳥撮影は後回しにして遠くの白鳥を霧が消えぬ間にと忙しく撮り続けた。
黄金色の華やかな写真とは一転した水墨画のような写真もまた赴きのある私のお気に入りの一枚になった。

原画より彩度を落とし、水墨画風を強調して表現してみました。































































 

川霧と白鳥

2016-03-03 | 白鳥写真
撮影日 2016-02-25  撮影場所 高崎市 烏川

昨夜雪が降った。朝、外に出たら2センチ程積もっていた。
そのためか厳しく冷え込んだ朝になった。
車のフロントガラスに積もった雪が凍っていて溶かすのに手間取ってしまったが今日も白鳥撮りに出掛ける。
遅い出発に右岸の土手下からねぐらの白鳥の飛び立ちを狙うことに決めた。
土手に着きねぐらを眺めたら今朝は白鳥が少ない。
急きょポイントを変え、中州で飛来する白鳥を撮影することにした。
中州ですでに遊泳している白鳥を撮影していたら日の出と共に川霧が立ち上がってきた。
今朝の急な冷え込みのためだと思う。
霧の情景と飛来する白鳥、どちらにも目配りし、撮り損ないのないようにと急に気分が忙しく、慌ただしくなる。
日の出から間もない光の中、黄金色に輝く川霧と水面の中に白鳥がバランス良く収まるようフレーミングに注力する。
幸いにカメラマンは私ともう一人だけ、立ち居地を比較的自由に変えられ恵まれた条件で撮影出来た。
白鳥写真といっても毎日毎日違った条件での撮影、思い通りの写真はなかなか撮れない。
が、ここ何日か恵まれた日が続く。月の出、彩雲、そして今朝の川霧と。
自然現象は一期一会、素晴らしい出会いに感謝、感謝です。




























































彩雲と白鳥

2016-02-27 | 白鳥写真
撮影日 2016-02-22  撮影場所 高崎市 烏川

雨とか曇天とか白鳥撮りに不適と思われる朝で無い限り勤め人のごとく撮影に出掛けている。
朝、家を出る前、東の空を眺めたら朝焼けが期待出来そうな空模様に左岸のねぐらの前のポイントに直行する。
常連さんや熱心なカメラマンがすでに5~6人待機していた。
白鳥も多く、50羽以上が数えられる。
生憎朝焼けにはならなかったが雲の切れ目から時々陽光がこぼれる状況の中、何回かの飛び立つシーンもありそれなりに撮影を楽しめていた。
日の出からは30分以上経ち3分の2以上の白鳥が飛び立った後、雲の切れ目の端に突然に彩雲が出現した。
神秘的とかドラマチックという程の彩雲ではないが雲の多い空に異彩を放っている。
日ウン(日傘)の縁に出来たような、虹の弧の一部が現れたような感じ。
白鳥もしばらく飛び立つ気配がないので珍しい現象にカメラを向けて撮ってみた。
最初はズームの望遠側で彩雲のみを写していたが、彩雲の位置とまだ遊泳している残りの白鳥の位置関係から広角レンズなら両方が写し込めるのではないかと閃いた。
早速もう一台の広角ズームがセットしてあるカメラをバックから取り出し撮影を試みる。
他のカメラマンの邪魔にならない端の方からぎりぎりまで白鳥に近づき座り込んでの手持ち撮影。
ラッキーなことに人馴れした白鳥が彩雲の入るフレーミングの範囲の中で泳ぎ回って居てくれた。
最初にカメラを構えた場所での定点撮影にどのカットも似たような絵柄になってしまったが、一期一会の自然現象を撮り損ねないようにと多くのカットをカメラに収めた。
やはり通い続ければ良い出会いがあるものだと改めて思う。
私の白鳥写真のコレクションに‘彩雲と白鳥’を加えられることを嬉しく思う。

















































夕月と白鳥

2016-02-24 | 白鳥写真
撮影日 2016-02-21  撮影場所 高崎市 烏川

2月21日の朝は曇り空、白鳥の撮影は止めにした。
午後から晴れて来た。夕陽も見えていたので夕景撮影に行く。
左岸に渡る橋の上で車窓から川面を見たら、餌場からは大分川下、朝、飛び立ちのシーンを撮るねぐら付近に白鳥がたむろしているのが見えた。
そのねぐらでまだ日が沈むには間のある明るい時間に白鳥がたむろしているのを見たのは今シーズン初めてのことだ。
珍しいことがあるものだと思いながら左岸の定番ポイント、橋の下にカメラを構える。
北帰行が近づいて来たからか最近白鳥の行動パターンがいつもとは変わって来たように感じる。
白鳥の動きが緩慢で餌を求めて活発に泳いだり飛んだりすることがほとんど見られなくなった。
カメラを構えてしばらく様子を見ていたが動きが無いのでここでの撮影をあきらめた。
徒歩10分の足労だが橋の上から見えたねぐらの白鳥を見に行く。
夕景の定番ポイントとは違った写真が撮れるかも?との思惑だ。
河川敷に出て川下のねぐらが見渡せる所に出た。
白鳥が20羽以上いるようだ。
その白鳥の向こうに十三夜くらいの月が昇っているのが同時に見えた。
これはラッキー!!、月と白鳥、めったに撮れない写真が撮れるかもしれないと胸を躍らせて白鳥の居る突端に急ぐ。
幸いな事に今たむろしている白鳥は私が近づいても逃げない。
この場所で写真を撮る常連さんが毎朝餌を投げ与えているので人馴れしているのだと思う。
きっと今いる白鳥はここをねぐらとしているいくつかの群れの中の一つなのだ。
白鳥と月が写りこむ位置にカメラを構えて、月が高くなる前にと忙しくシャッターを押していく。
画角を替え、構図を替え頭に浮かぶ限りのフレーミングで写真を撮った。
もう10分速くこの場所に着いていれば低い位置に月を置いて白鳥とのバランスの良い写真になったかと思うが、まさに千歳一隅のチャンスに出会えたことに感謝したいと思う。


















































烏川 日の出の情景

2016-02-19 | 風景写真
撮影日 2016-02-19  撮影場所 高崎市 烏川

毎朝白鳥撮影に通っているが撮れたのはこれまでに掲載したのと代わり映えしない写真ばかりだ。
今朝は近場のねぐらに10羽程が居たが、ここからの飛び立ちが最近遅くなってしまった。
太陽が大分上がった8時半から9時過ぎになることもある。
それまで水中に首を入れ川底の餌探しに夢中であったり遊泳したりで写真にならない。
そこでもう少し下流のポイントに移動して、遠くから飛来してくる白鳥を朝空をバックに写すことにした。
今朝は生憎の晴天で朝焼けはない。
カメラをセットして白鳥の飛来を待つ。
その内に朝日が昇る。
日の出の光景はいつ見ても感動する。
白鳥飛来を気にしながら日の出の情景の撮影。
日の出から10分間程で撮影は終了。これ以上は光線が強すぎて情緒のある写真を撮るのには無理がある。
結局日の出撮影の間、白鳥はフレームから離れたところを飛んで行った6~7羽のみだった。
帰りがけに餌場を通り白鳥を見渡したら昨日の半数くらいしか居なかった。
およそ50羽くらいか?
早くも北帰行が始まったのかな? この後にまだ来るのかな? ちょっと心配になる。

今日は今朝の日の出の情景を掲載してみます。