気ままに楽しむ四季写真

趣味で撮った写真(風景、ネイチァー、花 etc)を掲載します
週1~2回程度の更新予定です

彩雲と白鳥

2016-02-27 | 白鳥写真
撮影日 2016-02-22  撮影場所 高崎市 烏川

雨とか曇天とか白鳥撮りに不適と思われる朝で無い限り勤め人のごとく撮影に出掛けている。
朝、家を出る前、東の空を眺めたら朝焼けが期待出来そうな空模様に左岸のねぐらの前のポイントに直行する。
常連さんや熱心なカメラマンがすでに5~6人待機していた。
白鳥も多く、50羽以上が数えられる。
生憎朝焼けにはならなかったが雲の切れ目から時々陽光がこぼれる状況の中、何回かの飛び立つシーンもありそれなりに撮影を楽しめていた。
日の出からは30分以上経ち3分の2以上の白鳥が飛び立った後、雲の切れ目の端に突然に彩雲が出現した。
神秘的とかドラマチックという程の彩雲ではないが雲の多い空に異彩を放っている。
日ウン(日傘)の縁に出来たような、虹の弧の一部が現れたような感じ。
白鳥もしばらく飛び立つ気配がないので珍しい現象にカメラを向けて撮ってみた。
最初はズームの望遠側で彩雲のみを写していたが、彩雲の位置とまだ遊泳している残りの白鳥の位置関係から広角レンズなら両方が写し込めるのではないかと閃いた。
早速もう一台の広角ズームがセットしてあるカメラをバックから取り出し撮影を試みる。
他のカメラマンの邪魔にならない端の方からぎりぎりまで白鳥に近づき座り込んでの手持ち撮影。
ラッキーなことに人馴れした白鳥が彩雲の入るフレーミングの範囲の中で泳ぎ回って居てくれた。
最初にカメラを構えた場所での定点撮影にどのカットも似たような絵柄になってしまったが、一期一会の自然現象を撮り損ねないようにと多くのカットをカメラに収めた。
やはり通い続ければ良い出会いがあるものだと改めて思う。
私の白鳥写真のコレクションに‘彩雲と白鳥’を加えられることを嬉しく思う。