気ままに楽しむ四季写真

趣味で撮った写真(風景、ネイチァー、花 etc)を掲載します
週1~2回程度の更新予定です

櫛形山林道からの富士山撮影

2015-11-22 | 富士山写真
撮影日 2015-11-15.16  撮影場所 櫛形山林道

先日の11月11日、写真仲間と行った富士山撮影。霧にさえぎられ愛想をつかされワンカットだけに終わった櫛形山のポイント。
家に帰ってからも残念な思いが消えず、また久しく遠ざかっていた富士山撮影の刺激とその魅力を呼び覚まされてもう一度会いたい、撮影に行きたいとの思いが募っていた。
昨夜からの雨が止んできた15日の朝、甲府地方は午後からは晴れ、翌日も午前中は晴れが続くとの予報に急きょ撮影に行くことに決めた。
今回は一人での撮影行、決まれば準備は早い。早昼食を済ませ12時半に家を出る。
富士山撮影だけを目的の直行、4時頃に櫛形山林道のポイントに着く。
狭いポイントに車4台、4人のカメラマンが待機、すでに良い場所には人数以上の三脚が立ててある。
前の木が邪魔になり満足できる場所ではないが端のほうに三脚を立てる場所を確保し撮影準備をする。
今日は仲間と来たときと違い予報どおり晴れて街も富士山もくっきり見えている。
見えすぎるくらいの状況なので富士山写真は撮れそうだ。
街に灯がともる頃から撮影を始める。
隣のカメラマンは4x5の大判カメラ、もう一人は6X9の中判カメラを使っている。
富士山撮影以外の場所ではほとんどがデジカメでフィルムカメラを使っている人は最近ほとんど見かけない。
ましてや大判カメラを使っている人はまず見ない。
しかし富士山写真を撮るカメラマンにとっては大判、中判のフィルムカメラに格別な思いがあることなんだなとあらためて思う。
私も中判カメラは使っていたが富士山写真とも遠ざかり今は使い方を忘れてしまう程なので今日は持ってきていない。
デジカメでパチパチと切れ目なくシャッターを切る。
1時間ほど夜景撮影をした頃富士山に雲が架かりその姿を消した。
撮影を止め夕食を摂り仮眠する。
夜中何回か目を覚まし空と富士山の様子の確認をしたがいつも雲の中、朝まで眠りにつく。
早朝の4時半頃に目を覚ます。もう寝てはいられない。起き上がり撮影準備をしているうちに雲が薄れて富士山の頂が見え始めた。
最高の撮影日和り。期待していた朝焼けにはならなかったが日の出は拝めた。
8時ころまでデジカメ2台で次々シャッターを切り続けた。
今回の撮影は全くの幸運に恵まれ感謝する。
今回の撮影が仲間と一緒の日だったら皆がどんなに喜んでくれただろうとの思いが頭をよぎる。













































久し振りの富士山撮影

2015-11-22 | 富士山写真
撮影日 2015-11-11.12  撮影場所 櫛形山丸山林道

半年前、いや1年前からの約束で地元の写真仲間3人と久し振りに富士山撮影に出掛けた。
3人は普段は富士山写真はほとんど撮らない。それで今回は私が案内役。
この時期の私のお気に入りのポイントは櫛形山の池の茶屋林道なのでそこに行くことにした。
夕景、夜景、夜明けの情景、朝焼け、昇陽、また雲海、星座をからめて、と天気次第だが富士山が見えさえすれば多彩なシーンの写真が撮れるポイントだ。
ここでは夜は車内で仮眠しながらの撮影になるが4人とも皆同じ世代の仲間、なかなかきつい撮影行になってしまう。
それで私ともう一人は自分の車で、二人は1台に乗り合わせと3台連ねて行くことになった。
4人のスケジュールを合わせ、また天気予報を確認して11日に出発と決めた。
秩父から雁坂トンネルを抜けてポイントに向かうコース。
途中、広瀬湖から三富村に下るあたりが見ごろであったので車を止めて紅葉撮影。
夕方4時頃にポイントに着く、がすでに先着のカメラマンの三脚がいっぱい立っている。分け入るのは難しそう。
車を止める場所も条件が悪い。このポイントはあきらめて少し下ったところの丸山林道のポイントで撮ることにした。
三脚を立て準備はOK、天気もまあまあだが肝心の富士山には雲が架かっていていつまでたっても姿を見せない。
だんだんと夕闇が迫り麓の街に灯りが灯り始める。皆は待ちきれずに街灯りの夜景を撮り始める。
富士山は見えるどころか周りに霧が立ち込め始めてきた。
それでも麓の方の視界はまだ開けている。皆、霧と街灯りという幻想的な光景を撮っている。
私も街の夜景撮影を始めたが気はそぞろに霧の流れの透き間を透して富士の姿を求めて目を凝らしていた。
しばらくしてあたりが暗くなった頃合いに霧が晴れて来た。目を凝らして見た先に富士山がかすかに見えてきた。
皆に声をかけ富士の姿を確認し合って急いで、そして夢中でバルブ撮影を開始した。見えていたのはわずかに15分位だった。
その後は霧が深くなり富士も街灯りも視界から消えてしまい撮影はあきらめた。
朝には晴れることを、素晴らしい富士が姿を見せてくれることを願いながら車中にて休む。
しかし夜中も朝になっても霧は晴れず濃霧の状態が続いてしまった。
朝、日の出時刻を過ぎても霧は晴れぬ状況に撮影はあきらめて早々に下ることにした。
下る途中に櫛形山林道のポイントに寄ってみた。
このポイントまで下りて来たら霧はなく麓の街並みは見渡せるが富士山は雲の中、相変わらず姿を見せない。
この時期全く珍しいことにこのポイントにその朝はカメラマンが一人もいなかった。待機して居たがあきらめて帰ってしまったのかな?
目の前には雲間を透しての斜光線に富士川が光っている。なかなか出会えないそのシーンを4人で三脚を並べてしばらくの間撮っていた。
これで富士山の姿が画面に入れば最高なのだがと思いながら。
結局二日にかけての撮影行で富士山が見え撮影できたのは前日夕闇迫る霧の中でのバルブ撮影の一瞬だけだった。
天気を予想してスケジュールを合わせ遠くまで来たのに全くの期待はずれの撮影行に皆に申し訳ない気持ちでいっぱいになった。
皆が一瞬のチャンスのバルブ撮影で数カット富士山をカメラに写し留めてくれたのがわずかな気休めとなった。