今回から始まるこのブログ、題して「電動キックボードMEISYA列伝」執筆を担当させていただきますmojyaoと申します。
電動キックボードというか特定小型原付の制度が始まって良くも悪くもまあ、一部では話題になっているわけなのですが、自分なりにその魅力を伝えて行けたらいいなと思っています。
記念すべき第一回目は10月5日付けで国土交通省の性能確認試験を見事にクリアしたAINOHOT S07を取り上げてみたいと思います。
まずは気になるスペックなのですが、最高速度に関してですが特定小型は一律で同じなので触れませんが、なんといっても気になるのがパワーですね。こちらは定格出力350Wです。
「350Wじゃ足りないよ~500は欲しいよ~」って意見、結構聞かれるのですが、こちらは前後のタイヤが空気入りとのことなので同じ出力のソリッドタイヤの車種に比べれば坂は登るんじゃないかな?と思っています。
で、車体重量は16.5kgとまあまあ軽い部類ですね~
最軽量モデルのES1PROよりも2kg位かな?重いのですが、航続距離が35km~40kmと長いので納得の重さだと思います。
あんまりスペックに関してばかり書いてしまうと冒頭で書いた"自分なりの内容"にならないのでここからは気づいた点にのみ絞っていきます。
先ほどタイヤについて触れましたが、このタイヤ10インチなんですね。標準的な8.5インチのタイヤに比べれば外径が大きくなって良いのは良いのですが、デッキの部分が車軸の高さと同じなんです。
デッキにバッテリーを搭載していなくてデッキの厚みが薄いということと、タイヤの半径で0.75インチ分は地上高が上がっていることを考えれば、デッキの高さはもっと下げられるはずなので、デッキが下がれば走行安定性がより上がるんじゃないかな~と思いました。
何でそんな部分について言ったかと言うと重心です。電動キックボードで一番重い部分ってよくバッテリーって言われていてバッテリーが重心みたいに語られることもしばしばで、「車重が重いほうが安定性がいいよ」と言われることもあります。
ですが、電動キックボードに積む程度のバッテリーの重さって人間の体重に比べれば別に大したこともないのですよ。
乗る人の体重がモロに掛かる部分と言えばデッキの部分ですから、そこが低ければ低いほど有利になります。重量があっても重心が高いようでは結局のところ安定はしないんですね。
ちなみにこのモデル、バッテリーがハンドルポストに付いているので人によってはこの部分に難色を示す人もいるかもしれないけど、重心にはほぼ影響が無いと思って良いかと思います。
なんだか粗探しをしていると捕らえられるようなことを書きましたけど、S07はもともと重心が高いというわけではありません。それが証拠に性能確認試験も通っていますので心配は無いと思います。
誤解の無いように念を押すとS07に関してという以前に電動キックボードそのものの重心について言いたかったのです。
で、この車種は人によってはとっても大きな魅力となる部分が実はあったりするのです。それはスロットルがバイクと同じような回すタイプだということです。
グリップそのものが回るというわけでは無いようですが、普段、バイクに乗っている人で親指のスロットルを敬遠している人にとってこれは大きな魅力点かと思います。
ちなみに、先ほどタイヤに空気が入っているだのスロットルを回すだのはfunsedyの公式のどこにも書いておらず、メールで質問して回答して頂きました。
返信も早く非常に好感が持てました。
気になるお値段ですが、\98,000です。税込みかどうか質問するのを忘れていたので大体その位と考えて頂ければ良いかと思います。
初回生産分は20台でこれはもう完売とのことなので、注文される方は納期の遅延もあるかもしれないので気長に待つという構えが必要かと思います。
電動キックボード界全体で納期の遅れが目立つのですが、これはいろんな方面でさまざまな事情があることだと思いますので致し方が無いことなのかな?とは思います。
どうでも今すぐに電動キックボードが欲しい!という方は例えばKS6PROとかES1proとかMIRAI T liteとかは店頭で取り扱っているところがチラホラと出始めているのでそちらでお買い求め頂いた方がよろしいかと思います。
あっ!そうそう。書き忘れていましたが、こちらのモデル、歩道モードありです。
それではごきげんよう~