電動キックボードMEISYA列伝の執筆者mojyaoです。
いや~。オリンピックということもあってか毎日寝不足だったって言う人も多いんじゃないかな?って思います。
で、オリンピックがパリだったということもあって思い出した事があるのですが、そういえばパリって住民投票でレンタルのキックボードが禁止になった街でもあるんですよね。
禁止になった理由というのは至極、簡単な理由で、マナーが著しく悪かったからです。
ちなみにフランスでのルールは日本と同様に運転免許はいらないのですが、違う点は年齢制限であちらは18歳以上です。また、厳密に言うと向こうでは電動キックボードというものはそもそも私有地での使用のみに限られていた物であって、公道での使用はどうやら黙認されていたようです。
また、余談なのですが、フランスではキックボードはトロッティネットと呼ばれているようです。世界的に電動キックボードはe-scooter又はe-scootと呼ばれているようで、電動キックボードと呼ぶのは日本だけです。
日本での電動キックボードはフランスとなんだかそっくりなような気もします。
先ほども触れましたが、パリ市内でのレンタル電動キックボードの使用が住民投票によって廃止となったわけなのですが、日本国内でも同じ動き若しくは似たような動きにならないよう電動キックボードの運転者は気を配って頂きたいと私は思っています。
折角、認められた権利を無駄にしてしまうのは本当に勿体の無いことです。
さて、今回はセグウェイブランドのD-AIR D-28J2を取り上げていきたいと思います。最後までお付き合い頂ければと思います。
このモデル。珍しいことに濡れた路面での性能を結構と全面に押し出しているというモデルなんですよ。
特にタイヤの性能がウェットな路面に強いとのことなのですが、そうしたタイヤを履かせている電動キックボードというのは他にはあまり無いというかほぼ無いんじゃ無いかな?と思います。
濡れた路面でも滑らないタイヤという物はどういう物なのかと言うのを簡単に説明すると単に溝が切ってあるタイヤです。
要はタイヤに切ってある溝が路面の水を路面とタイヤの外に逃がしてくれるんですね。
つまりは滑る原因となる水を減らして摩擦をできるだけ確保しようというわけです。
こういったことは通常、タイヤメーカーの宣伝文句であって車両そのもので宣伝をするというのは本当に珍しいことだと私は思います。
で、このモデルは防水性能も高いようなのですが、注意書きをよく読むと雨の中の走行は避けて下さいと書かれていたりもするんですね。
まあ、電気で動く乗り物なわけですから雨は厳禁であることは至極当然なわけです。
とは言ってもある程度の防水性能を謳っているので、多少の雨くらいだったら走っても問題ないかとは思います。ですが、その辺の判断は各自の自己責任ということでお願いしたいと思います。
他にはこのモデルはモーターの長寿命を謳っていますね。これは簡単に言うと精度が高くてガタが出にくいモーターを採用しているということだとは思いますが、例え宣伝上の文句であったとしてもそのことに触れるということ自体がとても重要なことだと思うんですよ。
電動キックボードとかの電気で動くマイクロモビリティではとかく定格出力の数値だけが着目されているようにも思えますが、そもそもその数値というのは設計上の数値なのか実機をテストしての数値なのかが正直わからないんですよ。
例え設計上は高い数値を叩き出していたとしても摩擦などで発生するエネルギーの損失が多いようでは実際には設計上の数値なんて出ませんし、著しくひどい場合はモーターが焼けたりして短期間でダメになったりするわけです。
電動キックボードをはじめとした電動の乗り物がエコロジーな乗り物という位置づけであるのなら、まずは高出力化をする前にロスを徹底的に減らしていくという設計思想のほうがあくまで私個人的になのですが本来あるべき姿なのではないかと思います。
最後に、このモデルはセグウェイという名が付いている割には特別感が無いなぁというのがあくまでも私の超個人的な感想です。
まあ、世界をアッと驚かせた並行二輪車のセグウェイがあまりにもエポックメイキングすぎたのであれを凌駕するモデルを出せ!というのも現実的な話ではありませんし、仮に世間がこれまたアッと驚くような電動キックボードをセグウェイが作ったとしても今度は価格が気になるところです。
あれほど世界で注目を浴びた並行二輪セグウェイが消えていった理由のひとつが価格の高さだったとは思うのですが、安い車が一台買える値段での電動キックボードがあったとしたなら多分、並行二輪セグウェイと行く末は同じだとは思うんですよ。
でも、乗り物マニアという観点から言うと、例え目玉の飛び出るような価格だったとしても世界がアッと驚くような電動キックボードをセグウェイが発表というニュースが流れる日を待ち望んでいたいという気もします。
それではごきげんよう~