電動キックボードMEISYA列伝の執筆者mojyaoです。
前々回、このブログとしては初めてキックボード型以外の車種のSUNEMPERROR SS1を取り上げたのですが、予想に反して閲覧回数は過去の記事全体の平均以下という結果でした。
まあ、SS1自体は人気があったとしても、そもそもこのブログ自体が全くと言っていいほど人気が無いので、それが根本の原因だとは思います。
最も、このブログはごく一部の限られた層に向けた内容なので人気があったらそれはそれで困るわけです。ブログを作っている側としては知る人ぞ知るという存在になってくれれば良いなって思っています。
ちなみにこのブログで一番人気があったのはAINOHOT S07で次はVERACITY V liteです。機会があったらこの番組での人気ランキングを発表しても良いかな?思っています。
さて、今回はks6proと並んでハイエンドモデルの草分け的存在とも言えるacalieのmirai T liteを取り上げていこうかと思います。
このモデルも特定小型の制度が始まる前はswallowのzero9liteと並んで特定小型原付はコレで決まりだ!みたいな記事をよく見かけたのですが、いざフタを開けてみるとそうでもなかったとは思います。
その一番の要因は価格が高めということなのかな?と私は思っています。まあ、価格が高いということは常識的に考えればそれだけ良い品物であるということに繋がるのですが、十万円台の後半という価格は決して安い物ではなく、買うのを躊躇する人も多かったんじゃないのかな?と私は思っています。
また、各社から特定小型モデルの発表が相次ぐ直前くらいだったかな?今回取り上げるモデルを取り扱っているacalieが価格6万円台のrichbit es1proを発表。注目は一気にそちらのほうに移っていったんですね。
以前もこのブログで書きましたけど、特定原付、取り分け電動キックボードというジャンルはまだまだ得体の知れない物で、世間一般では海の物なのか山の物なのかが分からない物のように思われていると思います。
そんな得体の知れない物に乗るという冒険をするんだったら価格が安いほうに流れていくというのは理解できるんですね。仮に特定小型原付が無用の長物だった場合でもダメージが少なく済みますからね。
今後もしばらくは価格の安いモデルに人気が集中しそうなのですが、安物買いの銭失いということわざがある通りで徐々にですがハイエンドモデルのほうの人気が出てきてもおかしくは無いと思っています。
Mirai T liteの特徴のひとつとして挙げられるのが航続距離が長いということです。
標準装備での航続距離は30kmと驚くほど長いというわけではないのですが、オプションの大容量のバッテリーに交換することで60kmと倍の航続距離を得ることができるのです。
バッテリーという物は充電できる回数に限りがあり、航続距離が長いということは同じ距離を走る場合、その分だけ充電回数を減らせるということです。つまりは寿命が長いということです。
逆を言うと安いモデルで航続距離が短い物は同じ距離を走る場合、寿命が短くなるというわけです。
価格が高いモデルと安いモデルの差は他にもいろいろとあるのですが、多くの人に一番わかりやすいのが航続距離の長さや、坂をどれだけ登れるパワーがあるかとかだと思います。
走行性能の高さを一番に考えた場合、今回取り上げた車種のようなハイエンドモデルを買うのが無難だと思います。
そうそう、ハイエンドモデルという言葉が出たことで思うことがひとつあるのですが、特定小型原付の世界ではどうやら価格が10万円を超える物がハイエンドモデルと呼ばれているようなのですが、私個人的には価格だけでハイエンドって呼ぶのには違和感があるんですよ。
特に前後にサスペンションが無い車体を単にハイエンドって呼ぶのはどうなのかなぁ?って思うんです。
高価な車に例えて言うと、トヨタクラウンにサスペンションが付いていないような物なんですよ。ガタガタの乗り味ではどう考えたって高級車だとは思えないんですね。
とはいっても高価な車で足回りが硬い車もあります。ハイエンドはハイエンドでも分類を分けたほうが良いんじゃ無いのかな?って思っています。
まあ、その辺のことに関してはあくまでも私の個人的な意見でしかないのですが、今回のモデルは前後サス付きで動力性能や航続距離などトータル的な性能で優れていると言えるので特定小型電動キックボードの真のハイエンドモデルのひとつと言っても良いんじゃないのかな?って思っています。
最後にですが、このモデルはひとつだけ日頃からまめにチェックだけはしたほうが良いんじゃないかな?と思う部分があります。
それはハンドルポストとデッキを繋ぐフレーム部分で、デッキ側がボルト止めで結合されているということです。
通常、この部分はキックボードにせよ自転車にせよバイクにせよ溶接か一体成形で作られる箇所です。
まあ、ボルト止めでも最低限ネジロック剤を塗ることで緩み止めの対策はしているものと思われるのですが、念のためにボルトが緩んでいないかどうかは定期的に確認をしたほうがよろしいんじゃないのかな?って思います。
それではごきげんよう~