最近、町会の活動が重荷になりつつあります。
なぜなら元気いっぱいの先輩たちが、みんな80歳になるということなんです!
(ええっ!あんなにお元気なのに、もう80歳なの?)と本当に驚きました・・・
そのあとの世代は70代が少しと、私のような60代はまずいません。
50代の方も2人しかいませんし、あと10年もしたら、町会は存続の危機です!
そもそも、町会という組織は戦前の『隣組』が発端なのではないかと思います。
そしてその延長で、新しい会員を募るのに一戸建ての人しか対象ではなかったようなのです。
私の住む地域はマンションが次々と建ち、それを購入する30代40代の人たちは共働きが多く、
地域との馴染みもあまりありません。
いまどきうちの地域で一戸建てを購入する人なんて、よほど収入の多い人たちですので、
運よく町会に協力してくれれば御の字ですが、まったく関係ないという反応をする人も結構いますので、
ますます若い人たちの人材不足が加速しています。
よく、「町会費っていったい何に使うのか」と疑問に思う方が少なくないのですが、
町会活動って、実はびっくりするほど多岐にわたっています。
これは、町会に入ってお役を頂いてから初めてわかったことです!
それを善意とはいえ、ボランティアで何年もやって下さっている先輩方には頭が下がりますが、
意外と実態は一般の人に伝わっていないのです。
消防団と町会の役員をやっているダンナに言わせると、
「町会って結局、区役所の出先機関なんだよね。」とのこと。
特に募金活動は、最終的に区役所の担当者が私たちが集めた募金を取りに来ますので、
たしかにそういった側面は大いにあります。
また、区立小学校・中学校の入学式・卒業式、学芸会などにも参加しますし、警察や消防署関係の行事にも
参加しますので、結構忙しいのです。
民生委員や保護司といった高い信用度が求められる役も、地域に長年住んでいる方でないと
難しいということになるのしょうね。
ですのでこう言っては何ですが、どこの馬の骨かわからないマンション住まいの人には
町会活動の役員は任せられないということなのでしょう。
では「なぜ私達夫婦がお役をいただくことができたのか」ということですが、
ひとつはすでに町会役員になっている方と親しかったこと、そして私が隣の区出身で
身元がわかっていることなのではと思います。
わたしとしては、なんとか若い人たちに参加して頂き、後継者にと思っているのですが、
皆さんまだまだ仕事と子育てに忙しく、ゆとりがないのだなとあきらめています。
でもいざ災害が起こったときなどは、町会が率先して支援活動をすることになっているため、
町会会員になっていないと、優先されないのではと思います。
ですので、町会の会員になったほうが、色々と有利な場合があるようですよ。
PTA活動についても、今様々問題になっています。
こどもたちのためにという活動が重荷になって、やりたくない・やる必要性をあまり感じないという親御さんが
増えいるようです。
やはり、共働きの家庭が多く、とくに母親の負担が多くなり、やる必要がないのでは?と思う方が
多くなっています。
さて、町会もPTAも、本当に必要がないのか、それともまったく別の組織としてやれる人だけやったらいいのでは?
という意見もあり、本当に難しい問題です!
みなさんはどう思われますか?