町会で、毎年春と秋の二回、赤十字募金の集金があります。
正直、私は赤十字の運営には懐疑的だったのですが、町会の地区部長という役を仰せつかってしまった以上、
毎年、区から降りてくる赤十字募金、赤い羽根募金、歳末助け合い募金などの集金に、町会会員の皆さんの所へ
行くことになっています。
すでに5~6年くらいやっているのですが、今年初めて、町会の婦人部長さんより、
『赤十字募金に功労のあった人を表彰するので、東京赤十字大会に参加してもらえないかしら?』との打診があり、
複雑な思いでしたが、(まあ、一度くらい知らない世界を垣間見るのもいいか・・・)と思い、参加することに
しました。
すばらしい晴天に恵まれて、明治神宮会館という、明治神宮の入り口から歩いて15分くらいの所にある
会館で、700名くらい表彰されるとのことでしたが、スタッフの数がずいぶん多いなあと感じました。
会が始まる前に司会の女性が、『日本赤十字の副総裁であられる常陸宮華子殿下が参列され、
表彰に立ち会われます』とのこと。
皇族の方を近くで拝見するのはほとんど初めてでしたので、
(小学校のとき、昭和天皇・皇后陛下が記念式典にお出ましになったことがありました。
そのときは全校児童でお出迎えした記憶があります)
ちょっと驚きました。
代表者の方が壇上にあがり、常陸宮華子殿下と日本赤十字社社長が表彰状を渡し、華子殿下のお言葉を
頂きました。
華子様はきれいで上品な方ですが、83歳になられたとのこと。さすがにお年を召されたなあと思いました。
最後に日赤で現在活動しておられる現役の救急救命センターの医師と、救護課の男性の看護師の方が登壇され、
関東大震災の際の日赤の活動の様子と、大地震が起きる前に私たちが準備しなくてはならないことなどを動画などを
映しながら講演してくださり、とても勉強になりました。
日赤の運営について一言あるのは私だけではないと思いますが、講演をきいてからは、赤十字のみなさんが
いかに災害などの現場で活躍されているのか、そのために必要な募金でもあるということをあらためて認識させられました。
微々たるものですが、もちろん、きちんと使われることが第一ですが、赤十字募金がいかに大切なものか実感しました。
町会での活動は地道ですが、どんな形でも地域に役立つことをしているんだなとあらためて考えさせられた一日でした。