■悲しい現実

モモはのどをモミモミされるのが一番好き



ワタシの大好きな「マザーレイク」さんのブログで

ちょっと考えさせられるエピソードが有ったのでご紹介します。



10/12に東京都葛飾区で迷子のオスのコリーが保護されたそうです。

だけど、動物愛護センターの収容期限は10/22。

わずか10日間の間に飼い主さんあるいは里親が見つからなければ

悲しい運命が待っているのでした。






モモもどちらかというと、リードを離したら何処かへ逃走するタイプね。





幸いにもこの子には、ある愛護団体を通して数件の里親希望の申し出が有り、

はるばる大阪の里親さん（今のところは仮）の所へ旅立ち、

元気に暮らしている様子でした。

ですが、そこまで辿り着くには、大変な苦労が有ったようです。

あるコリーの飼い主さんが、この犬の保護の掲示板を見つけて

コリーの飼い主さんや、ブリーダーさん、あるいはその関係者の方々に

いち早く情報を伝達したおかげで、この子の命は救われたのですね。

ネットの普及も手伝って、早々に里親さんが見つかった

ものと思われます。





グーはノーリードでも離れる事は無いけど、帰巣本能ないかも・・・





一方、飼い主からの捜索情報は皆無だったという事で

可哀想にこのコリー犬は捨てられたのだろう。と、

この子の命を救うべく、必死に活動された方々は

誰もが信じて疑わなかった事でしょう。



ところがっ！これで終われば問題は無かったのですが・・・

実は、このコリー犬、捨て犬ではなかったようです。

本当の飼い主さんは必死に、愛犬を探していたらしいのです。

なんとこの子は、隣の県から越境して

はるばる東京葛飾区で保護されたとの事です。

市の広報に「尋ねコリー」の広告が出ていたらしいです。

もちろん警察署や保健所にも捜索願が出されていたらしいのですが、

自治体が違うという事で、東京都の警察や保健所等には

情報が入って来なかったらしいです。



そして・・・何ということでしょう。

本来の飼い主さんが名乗り出ても、保護期間の10日を過ぎてしまった為

この子の所有権は、一旦保護した愛護団体に有るとの事で、

本来の飼い主さんの元には、返せないとの事のようです。




こんな事ってあるのでしょうか・・・

この子、「太郎君」という名前だそうですが、

太郎君は飼い主さんの待つ、自分が育ったお家に帰りたいに違いありません。

飼い主さんにしても、捨てた訳では無く、迷子になった

「太郎君」を必死に探していらしたのです。

お互いがもう一度、元の生活に戻りたいと願うのに

法の壁のせいで、引き裂かれてしまうなんて・・・




今の里親さんは太郎君の事を大事にしてらっしゃるのでしょう。

だけど、太郎君は・・・

自分のお家に帰りたい。家族の元に返りたい。

と、願っているに違いありません。

もしかしたら当事者の方々の間で、太郎君の所有を巡って

話し合われるのかもしれませんが、

何より大事なのは、太郎君が一番幸せになること！ですよね。



決して他人事ではありません。

我が家のモモはリードを離したら間違いなく逃走するでしょう。

だけどお家への帰り道はたぶん理解してると思う。

一方、グーはノーリードでも何処かへ行っちゃう事は無いけど

一旦はぐれて迷子になったら、自力では家に戻れないと思うの。



コリーは「名犬ラッシー」の印象が強いので

何千キロ離れても、家に戻ってくる。みたいなイメージが有るけど、

実は性質として帰巣本能は、かなり低いらしいのです。

もしも、グーが太郎君と同じ状況になったら・・・

心配で胸が張り裂けそうです！

太郎君の飼い主さんもきっと同じ想いでいる事でしょう。

早速、迷子札を買うことにします。

太郎君が一番幸せな場所に戻れますように