二つの行事を訪問し、今日の昼食は丘から日高山脈をウォッチングできる「楼風庵」に行ってきました。ここには、陶芸作家さんの窯「楼風窯」もあります。
「楼風庵」は、日高に夕陽が沈むまでの営業となっています。が何回か来ていますが、まともに夕陽が日高山脈に落ちるところには出会えていません。今日も無理でした。
「楼風庵」に着いてすぐ、窓の前に広がる田園と日高の山並みを1枚。ここは丘の中腹にあります。
おじさんの昼食は、ドンブリ手打ちそばとテンプラにオニギリです。奥さんはザルそばにしていました。
ソバ麺は、つなぎなしの10割そばだそうです。おまけに石うすでひいた粉を使っているそうです。少しつなぎはよくありませんが、こんなソバが好きです。
テンプラには、ここで育てているそばの葉のてんぷらもありました。癖のないあっさりした味です。
食後のコーヒーは、おじさんもちょくちょく買っているMコーヒーをオーダーしました。焙煎が違うものなのか、我が家とは味も微妙に違っておいしかったです。
円卓テーブルの上に見つけたお花、センナリホーズキだとおかみさんが教えてくれました。
奥さん興味を持ったらしく、なんやらかんやら話していたら、おかみさんが花の種やら茎ごと取ってきてくれました。帰って来てから早速、庭に種をまいていましたが、来春、芽を出すでしょうか。
建物の隣にある陶芸窯で、年に一回の登り窯をしているということで、これまた奥さんが興味を持ってしまい見学させて頂きました。
楼風庵の一角に楼風窯があります。入口には薪がびっしりと積まれています。いかにも焼窯だという雰囲気が伝わってきます。
朝の4時から火入れをして、窯の中の温度が1200℃になるまで薪を燃やし続けるということです。明日の朝まで作業は続くと言っていました。
薪を入れる窯の口は温度も高く、薪を入れるのもタイミング良く手際のよい作業が求められます。
許可をいただき、薪の燃えている様子を写させて頂きました。オレンジの炎がメラメラと揺らいでいます。
炎は外の煙突まで上がっていました。すごい勢いで燃えていることがよくわかります。
入ったときは、760℃台でしたが、ちょうど切れのよい777℃まで温度が上がるのを待って、見学を終わりました。木曜日の9:00頃窯出しをするといっていました。どんな作品に出来上がっているか、制作した皆さんは心待ちにしているにちがいありません。
窯のある建物のほかに、「陶芸の館」という建物もあって、見学させて頂きました。
出来上がった作品の販売コーナーがありました。どれも素晴らしい作品です。その他に、制作して乾燥させている作品や灯油窯もありました。離農した酪農家さんの建物を機能的に活用しています。母屋は休憩室になっていました。
もう17:00近くなったので、楼風庵・楼風窯を出て帰宅となりました。
楼風庵のカフェは2階部分です。
少し離れたところから、焼窯の建物を見ますと、元牛舎の面影と煙突からの炎が見えてきます。
こんな風景の中にいるとなかなか離れがたいものがあります。
車を進めて、また車を止めていました。
東側の夕焼け雲と豆畑と長イモ畑が見えます。右側には「陶芸の館」のD型ハウスが見えます。
斜め左側には、十勝幌尻岳に降水雲ができていました。雨がぱらついているようです。
先週は、美瑛の丘にすっかり魅了され、十勝を見失ってしまいそうでしたが、今日の一日は、行事訪問と十勝再発見・再認識の日となりました!