4月16日の午前8時45分頃発生した旅客船・セウォル号沈没事故。
18日午前6時30分現在、搭乘客475名のうち、救助된された生存者は179名、死亡者は25名、行方不明者は271名という状況。大部分の人が、まだ船の中に閉じ込められており、一刻も早い救出が待たれています。そのほとんどは、京畿道のダンウォン高校の修学旅行生です。
こうした中、幼い女児が救出され、話題となっております。
ご紹介します。朝鮮日報からの記事です。
♦ここから引用♦
4月16日、セウォル号から救助されたグォン・ジヨン(5)ちゃんは、
父グォン・ジェグン(50)氏、母ハン・ユンジ(29)さん、兄グォン・ヒョクギュ(6)君と一緒に
濟州島に引っ越す途中だったことがわかり、人々の涙を誘っています。
ベトナム出身の母ハンさんは、グォン(権)氏と結婚し、国籍と名前を変えました。
妻を大切にしていたグォンさんは、経済権を全部ハンさんにまかせていました。
夫婦は暮らし向きがそれほど豊かではなかったけど、子供たちに対する愛は並外れていました。
夫婦は5~6年前から階段清掃の仕事をして集めたお金で、今年済州島に柑橘類農場と
4人家族が住む家を買いました。
権さんが通っていた教会のグ牧師は
「権さんが『子供たちが済州島で楽しく育つとうれしい、殺伐とした都市生活から脱したい』と口癖のように話していた」と残念そうに語りました。
ダンウォン高校バク・ホジン(右の写真、白い点線)君の助けでセウォル号から劇的に生存したグォンジヨンちゃんが17日木浦(モッポ)のある病院で親類と一緒にいる。一緒に搭乗した両親と兄は現在行方不明の状態/ 写真
権さんは、行方不明になる前日の15日午前、教会に立ち寄ってあいさつをした後、ジヨンちゃんら家族を連れて済州島行きの船に乗り込みました。しかし、ダンウォン高校パク・ホジン君などの助けで命拾いしたジヨンちゃんを除く他の家族はみんな、行方不明のまま。
前日ジヨンちゃんが一人で病院にいるという知らせが伝わると、ネチズンたちは「ジヨンちゃんの家族探し」運動に乗り出しました。ツイッター・フェイスブックなどSNSに「6歳ジヨンちゃんの縁故者を探す」「グォン・ジヨンちゃんを知ってる方は早く木浦韓国病院に電話してください」と書き込みし、必死の思いでジヨンちゃんの縁故者探しに奔走。ジヨンちゃんが親戚たちと会えたというニュースが一番先に掲載されたのもツイッターだった。自分のことをジヨンちゃんのいとこのお姉さんだと紹介したネチズンは、「おばさんと一家親戚の方が今病院へ行くという途中」とし、「実際の名前がジヨン(jiyeon)だけど、ジヨン(jiyeong)と誤って伝達されて確認が遅れた」と明らかにした。このネチズンはジヨンちゃんがお兄さんヒョクギュ君の手をぎゅっと握っている写真と、母ハンユンジさんの写真を一緒に掲載しました。ジヨンちゃんは17日午前、おばあさんやおじさんなどに面会し、病院でしばし安静にしたあと17日午後、退院しました。
参考サイト 朝鮮日報:http://news.chosun.com/site/data/html_dir/2014/04/18/2014041800214.html?news_Head1
♦ここまで引用♦
ジヨンちゃんの両親と兄が無事に救出されることを願ってやみません。
上の記事の後ろのほうで、
「実際の名前がジヨン(jiyeon)だけど、ジヨン(jiyeong)と誤って伝達されて確認が遅れた」のところは、
韓国語の表記の問題なんですが、日本語表記にすると「ジヨン」と「ジヨン」となって同一になってしまいます。
韓国語ではこの部分が違うんですね。英語的には「jiyeon」と「jiyeong」となりますが、
これもちょっと原音とはちがっていて、韓国語での正確な音を伝えることは極めて難しいです。
韓国語の発音の難しさを如実に物語る部分ですね、ここは。
bacsa
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