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じゅうそう カフェ

十三で知り合った仲間と語り合う場です♪

「小鳥を愛した容疑者」 大倉 崇裕

2014-08-17 20:36:32 | 読書




警視庁の捜査一課で活躍していたベテランの鬼警部補が銃撃を受けて負傷。

職場に復帰するも捜査一課には戻れず、配属された先は総務部総務課の「動植物管理係」!?

なんと、容疑者や被害者のペットを保護する係。


コンビを組むことになった新米の女性巡査とペットの保護に向かいます。

ところが、現場に到着すると、
動物の生態にやたらと詳しい女性巡査がペットの様子に疑問を持ち、
鋭い推理力でなぜか事件を解決することに…。


ペットの様子から事件を解決するっていうストーリーが良かったです。

それから、鬼警部補と女性巡査のコンビがメッチャ面白い♪


今回は、小鳥、ヘビ、カメ、フクロウが登場する短編集でした。

長編の第2弾があるみたいなので、さっそく読んでみたいと思います。

「銀翼のイカロス」 池井戸 潤

2014-08-10 21:46:04 | 読書




半沢直樹の第4弾。

今回は航空会社の再建です。

銀行が再建計画を進めているところに、
新政府から500億円もの債権放棄の要求が…。


債権放棄を拒否する半沢と政治家との対決。

金融庁の監査。

銀行内での派閥争い。


中野渡頭取、金融庁の黒崎、同期の渡真利などお馴染みのメンバーも登場。


痛快なストーリーで、とても楽しめました。

「満願」 米澤 穂信

2014-08-03 21:02:43 | 読書




短編集です。

交番勤務の警官
海外で活躍するビジネスマン
自殺の名所のそばにある民宿で働く女性
両親が離婚することになった中学生の姉妹
交通事故を取材するフリーライター
殺人を犯し刑期を終えた人妻


事件を起こす人の内面描写が怖かったです。

どの話も意外な結末で、とても面白かったですねぇ。


前から読んでる作家さんで、他の作品もイイですよ。

一番好きなのは、古典部シリーズ。

後は、小市民シリーズ、さよなら妖精、折れた竜骨、とかも面白いです。

「八番筋カウンシル」 津村 記久子

2014-07-27 20:26:33 | 読書




体調を崩して会社を辞め、
地元の商店街に戻ってきた主人公。


地元の幼なじみを含め30歳目前にした3人の男女の日々を綴った話です。


これからの仕事について考えたり、失踪した父親と再開したり…。

商店街で家業を継ごうか悩んだり…。

折り合いが悪い家族と離れるために家を買おうと計画したり…。


自分の人生を考えながら過ごす3人の機微とか葛藤が
とっても面白かったです。

「神々の山嶺〈下〉」 夢枕 獏

2014-07-21 20:23:21 | 読書



エヴェレストを題材にした山岳小説。
下巻です。


「エヴェレスト初登頂は誰か?」という謎を追う主人公。

手がかりとなる古いカメラのフィルムを探し、
その鍵を握る登山家について調査を開始。


ところが調査を進めるうちに、
伝説の登山家が挑もうとする前人未到のエベレスト登頂が判明し、
主人公は写真家として、その偉業をカメラに収めること決意。


山に登ることに命を懸ける登山家、その登山家を追いエベレストに登る主人公。

さらに「エヴェレスト初登頂」の謎。


8000mを超えるエベレストでの描写はスゴイ緊迫感でした。


最近読んだ本の中では、一番面白かったですねー。

神々の山嶺〈上〉

「神々の山嶺〈上〉」 夢枕 獏

2014-07-13 20:50:18 | 読書



エヴェレストを題材にした山岳小説です。

カメラマンの主人公がネパールのカトマンズにある雑貨屋で、
フィルムの入ってない古いカメラを発見。


そのカメラは、「エヴェレスト初登頂は誰か?」という
ヒマラヤ登山史最大の謎を解く手掛かりに…。

フィルムを探し始めると、
伝説の登山家と呼ばれた男が現れ…。


伝説の男が挑む前人未到の登山、カメラの謎を追う主人公。


ストーリーは面白いし、登山に懸ける登場人物も良かったです。

下巻が楽しみ。

「いとみち 二の糸 」 越谷 オサム

2014-07-06 22:13:03 | 読書




強烈な津軽弁をしゃべる女子高生がメイド喫茶でバイトをする話。

第2弾です。

親友とのケンカ、先輩メイドとの別れなど、
たくさんの仲間が出来たことで色々なトラブルが…。

戸惑いながらも前に進む主人公の姿が楽しめました。

前回に続いて面白かったです。


1作目が高校1年生で、2作目の今回が高校2年生。

3作目がシリーズ最後で高校3年の話みたいです。

近いうちに3作目も読んでみたいと思います。

いとみち

「愚者よ、お前がいなくなって淋しくてたまらない 」 伊集院 静

2014-06-29 22:23:15 | 読書




妻に死なれアルコールとギャンブルに溺れる主人公。

著者自身のことを描いた小説です。


なぜか気の合うスポーツ紙の競輪記者との交流。

「小説を書け」と迫る編集者。

I先生と呼ばれる作家との旅打ち。


主人公と周りの人たちとの交流を描いた話です。


メッチャ面白かった!

十三、塚口、西宮など馴染みの場所も多く出てきます。


色川武大との交流を描いた「いねむり先生」も面白いですよ。



「JC科学捜査官 雛菊こまりと "ひとりかくれんぼ"殺人事件」 上甲 宣之

2014-06-15 22:31:26 | 読書




14歳にして博士号を持つFBI科学捜査官の天才少女。

人材交流のため兵庫県警科捜研に派遣され、
大学構内で発見された女性講師の変死体を科学鑑定することに。

現場に残る不可解な謎や、特定できない犯行現場などを
科学の力で解明していきます。

科学鑑定のシーンは、専門用語が多くて、チョット分かりにくかったかも。

ただ、最後まで犯人が分からない展開は楽しめました。