おはようございます。
大型連休に出かけた米沢は、雨模様で冷え込んで・・・
すっかり震え上がり、夫と別行動をしました。
わたしが逃げ込んだのは、市立米沢図書館でした。
本好きなので、常日頃から書店や図書館へは出かけていますが・・・
ここも忘れがたい図書館となりそうです。
ぜひ聞いてやって下さいませ。
「ナセBA」、「Book & Art」と掲げられた、この施設には
市立米沢図書館と、よねざわ市民ギャラリーが入っています。
階段を上がるだけで、お洒落に並んだ書架の列が見えてきて
もう既にワクワク!
いいじゃん、いいじゃん!!
でも、図書館までにワンクッション。
この階段を上がると、まずは中2階、「先人顕彰コーナー」です。
ちょうど「桜井祐一展~米沢のあしあと」と題された展示でした。
桜井祐一は、「戦後における具象彫刻の中心的作家の一人」なのだとか。
なかなか郷土の先人を知る機会はないので・・・
広々とした空間で、作品と一緒に紹介してもらえると、
ありがたいですよね♫(撮影は遠慮しています)
で、いよいよ図書館本丸へw
感染対策で、検索機は半分ほどが閉じられていましたが、
幸い、待つこともなく、サクサクと検索できました。
おめあては郷土資料コーナーです。
ニーズが高いのか、
コーナーの奥には、郷土資料専用の閲覧室が設けられ、
全集など、大型の本が並べてありました。
もちろん書架も充実。
米沢市は、上杉家関連だけでも、相当なタイトルがあるうえ、
幕末は奥羽越列藩同盟の中心的存在ですもんね。
そりゃあ、いろいろ関連書籍もおありのはず・・・
(高橋義夫『沖縄の殿様 最後の米沢藩主・上杉茂憲の県令奮闘記』
<中公新書> 米沢で見つけ、さっそく、地元の図書館で借りました )
思った通りのタイトルの列!
しかも、リトルプレス多数!!
興奮しまくりでした♫
リトルプレスは、コピーをしています。
もちろんセルフコピーながら、カウンターのすぐ脇に複写機があるので、
使い慣れていない方には、安心でしょう♫
(図書館でのコピーは申込書の記入が一般的、ご注意あれ)
閲覧は、感染対策のため、間隔を開けて椅子が置かれており、
それがかえって心地よく、集中して本が読めました。
実は、米沢駅に着いてすぐに、この図書館に興味を持っていたのです。
観光案内所で、こちらの発行した「図書館だより」を読んだからでした。
イベントや新着図書の案内が充実して読みやすいうえ、
「レファレンス(調査相談)」ついてもスペースが割かれていました。
(こりゃ、すごいわ・・・)
実際に、利用して、心地よく過ごせたのは
建物が新しく機能的なことは大きいでしょう。
でも、結局は、運営管理するスタッフさんの日々の積み重ねだと思います。
その後、「米沢市上杉博物館」で、夫と合流しました。
こちらは、以前、見応えがあったことを覚えています。
リニューアルされたようで、いっそう観やすくなっていました。
ちょうど、国宝の「上杉本 洛中洛外図屏風 狩野永徳 筆」が
公開されていたのもラッキーでした♫
原本は、キラッキラで華やか、見事です!
(傘を差しながら撮影のため・・・曲がってしまいました。ごめんなさい)
図書館、博物館ともに「公益財団法人米沢上杉文化振興財団 」が
指定管理者になっています。
HPによると、上杉家からの寄贈を受けたことを機に
設けられた財団のようです。
間接的ながら・・・上杉家のチカラ、おそるべし!
米沢は、江戸時代を通じ、ずっと上杉家が藩主だったわけで・・・
江戸時代の270年近くのあいだに、
お取り潰しはもちろん、国替えも頻繁にあり、
一国の殿様が変わらないって、すごいことなのです!
それが、令和の現代、こういう形で受け継がれているのでしょう。
感服しました♫
皆さま、本日も、おつきあいいただき、どうもありがとうございました。