未知なる空間。

切り出された断崖の一角、何の特異性も見受けられないような地上の入口より入り込んだその空間は、
広さは２万平方メートル、深さは、３０ｍにもおよぶ地下空間でした…

はいっ、大谷石地下採掘場、行ってまいりましたー！
本当にびっくりしました、すべての、いろんなことに、びっくりの連続で！
だって、この大谷資料館、以前より気になっていて、いつか行って自分の目で見てみたい（一般的な意味で）と思っていたのですもの。
それが、めぐりめぐって、こうしてキュアスカーレットのコスプレで立ち入ることになるだなんて、想像もしていませんでしたから！

案内していただいた地下への入口は、これまたびっくりするくらい、ごくごく普通の…といいますか、
どうしてこの道を通ってここにたどり着く？？って、疑問に思っちゃうような感じの入口で。
ちょっと高架下を通ってる…くらいの感覚で、あの地下空間にたどり着いたのが本当に驚きでした。
私的には、もちろん内部こそ、すごく感動的で一歩進むたびに驚きの連続だったけれど、あの入口がなぜが衝撃的だったな。
その構造も、“地上から地下空間への道”という精神性の面でも。
今度はぜひ、あの入口もメインにして撮影してみたいな。

その、入口からほんのすこし歩いただけで…巨大な石造りの空間に、ぽんっと放り込まれて、あぁ、もう、すぐそこだったんだ…って。
いろいろ想像してみたりシミュレーションしてみたりしていたけれど、「今この瞬間に、ここにいる」っていう現実感には勝るものはないですね。
思い描いていたよりずっと天井が高くって。私、地下とか天井が低いところってすこしニガテなのですが、
そこが地下だとか採石場だとか忘れてしまうくらい、夢中になってしまっていました。

どの場所もとても素敵なので、まずどこで撮影してみようか…って思っていたら、一番最初に目に入ったのが、この神殿風の一角でした。