にゃんこの島で島で分かる自分の執着

⭐︎最近「星の島のにゃんこ」の新作で「とらべる島のにゃんこ」というアプリゲームが公開された。

「星の島」はかなりやりこんだけど疲れてきたので、最近はやっていなかった。

新しいゲームは嬉しい。

老後はこの島でにゃんこに美味しいものを作って売って暮らすんだ（妄想）。

この手の農場＆お店育成ゲームは今までもいっぱいやってきたけど、自分の本性がよくわかる。

最初は麦作ってパン作って売って……で、蓄えも少なくて売り上げも少しで、それでも満足している。

そしてだんだん作る作物も増え、お店も増え、作る品物や料理が増えていくと、儲けのお金も増えてくる。

しかしそうなってくると、「作り置きしなきゃ足りなくなる」焦燥感で、どんどんストックと貯金を増やしていくようになる。

おかげでお店に来てくれるにゃんこに、

「今売り切れだから売れないよ」

と、待ってもらうことなくどんどん売るけど、やがてスットクが減ってくる。

そうすると、売り切れていなくても焦り、またストックを増やすことだけに執着していく。

にゃんこにものを売る前に、店で作りまくる。作物も収穫しまくる。

島内の通貨も増えるけど、使わずにそのままになる。

島の開発にお金をかけると減る。減ると焦る。

以前の「星の島」編でもこんなことを繰り返していた。

「貯めるだけ貯め込んでも不安になるばかり」

とは、今の私の実生活そのものだなあと思った。

身の丈に合った暮らしを細々と続け、決して貧乏ではないんだからいいじゃないかと思うのに。

何が欲しいわけじゃないのに、

「何かあったらどうしよう」

で、使わず貯めるっていう貯金の仕方はいかがなものか。

「自己投資」をしてさらに儲かるお金の使い方……というのは、できるだけ仕事をしたくない私にとっては難しい。

「自己投資」を健康維持に全振りでいいじゃないかと。

あとの人生を楽しむ幸せな暮らしでいいじゃないかと。

そう思うのに、不安が拭えない。自分の執着がここに見える。

以前の「星の島」編をやらなくなったのは、少し頭を冷やそうとアプリを起動せずにいたのちに、久々にプレイした時のことだ。

私が来なくてもにゃんこたちは幸せに暮らしているし、作り置いた全ては腐らずそのまま在るし、私いなくてもいいじゃんと思ったからだ。

今でもゲーム内でにゃんこは幸せに暮らしているだろう。

お店に並ばずとも、お金もいらないから倉庫から好きなだけ持ってっていいよ。

全種類の在庫は「＋999」と表示できないほどにあるから。

私の執着は「蓄えが減って困るのが怖い」んだなあ。

このへんをクリアしないとセミリタイアしたら、お金が減る恐怖で極貧生活になって健康を損ねそうだ。