ミズカタヒデヤの「外部脳」

Hideya Mizukata's "OUTBRAIN"

ジョーズ/スピルバーグ/9点

2013年04月20日 | 映画
久しぶりに観ました。筋をかなり忘れてました。幸せな時間を過ごせました。この映画の素晴らしさは幾らでも語れるのでしょうが、ワタクシは改めて、その丁寧な編集に感銘を受けました。
ビーチで監視する保安員の主人公が、不安げに海水浴客を観てるシーン。浮き輪に乗った若い女性、浜辺の小さな子供、沖にどんどん進む男性、足取りの覚束ない高齢者。誰もがサメの餌食になんような気がしてくる。ああ、あれは、サメの背ビレか?いや、見間違いか。恐ろしい。。。てな描写のために、実に細かくカットを刻んでるんですね。
ジョーズの怖さは中々姿を表さない怖さということは以前から理解してましたが、怖がってる人の心理状態を忠実に描写した映像のつなぎ方あってこそ、なんだな、ということがわかりました。

ミッション・インポッシブル/ゴースト・プロトコル/ブラッド・バード/8点

2013年04月20日 | 映画
派手なアクションの目立った前2作と違い、今回はスパイらしい騙し合いとサスペンスがてんこ盛りで、楽しめました。やっぱりスパイ大作戦はこうで なくっちゃ!という感じです。
もっと効率的な方法がいくらでもあるはずなのに、スパイのギミックが面白いからやってしまう作戦の数々。特にドバイ のホテルでの「二重に犯人になりすます作戦」は最高でした。
後、チームの友情や、イーサンの夫婦愛なんかが、うまくどんでん返し的に挿入されてい るのが良いです。こういう本筋と直接関係ないところに、しっかりした人間ドラマが挿入されることで、彼らの活躍に血が通うから、話が俄然面白くな るんですね。

大明担々麺/博多/中華/7点

2013年04月16日 | 飲食店
博多駅の新幹線のホーム下の「麺街道」ていう飲食店街に出張の行き帰り良く行くのですが、いつもどこにするか迷います。しかし、これからは迷わなくて済みそうです。
辛いだけならどこでもあるけど、ここはガツンと苦いんです。その苦さが旨さと複雑に絡み合って、中々に食べ応えのある味。頂いたのは汁なしの担々麺ですが、一口でグッと来ました。恐らくは日本人向けのアレンジがないんでしょう。妥協のない苦味が素晴らしいです。後、サイドメニューの焼き飯も抜群。パラパラのお米に黄色く輝く卵。ちょっと塩辛いですが、それがまた疲れた体に効く。