国道9号線と312号線の交差点近く、ちょっと裏にあるコンテナハウスのステーキ屋さんって、何だか大丈夫かな、っていう感じがしますが、実際には全然素晴らしいお店です。お客さんの前に磨き上げられた分厚い鉄板があって、そこでシェフが直に料理をする、所謂ちゃんとした鉄板焼きを出してくれます。
外観はコンテナを二つ組み合わせたような形なんですが、中に入ると実にしっかりした造り。テーブルが5つあって、それぞれ中央に鉄板があって、フードもある。コンテナはイメージだけ、だそうです。一人シェフが全てのテーブルを料理するし、うちみたいに10人の団体だったら、一人で二つのテーブルを同時に料理しちゃう荒技ぶり。このシェフのパフォーマンスが中々ホスピタリティあふれてるんです。丁寧だし、説明もうまい、で、こっちが子供連れだったのもあって、ちょっとやり過ぎなくらい写真を撮ったんですが、ポーズを取ってくれるお茶目さもあって、見るだけでも十分に価値があります。
お肉は近所の有名な肉屋、平山牛舗から希少部位「ハネシタ(どこかわからん)」を取り寄せたもの。これがまずとにかく口当たりが抜群、とろけそう。しかも、肉の種類が微妙に三段階あって、脂の濃いやつから段々と薄いやつを出してくれます。岩塩、ポン酢、味噌だれの3種類の味付けも絶妙なバランス。肉汁ともやしを炒めたものをご飯に載せて、ちょっと味噌だれをつけて食べると、いくらでも入ります。エビ、牡蠣、ホタテもかなり美味。後、前菜、スープ、サラダがついて、全部で6000円くらいという、中々のコストパフォーマンス。いやあ、よくできた店でございます。
郊外のロードサイドでこれだけの本格的なサービスで美味しいステーキが食べられるなんて、本当に驚きです。願わくば、ちゃんとお客さんがついて、末永く商売していただきたいものです。また行こう。