<-- 2019年 ラグビーワールドカップを成功させよう -->
例えるなら、重量級の「斧」の帝京 対 切れ味の「日本刀」の天理の決勝戦
ひょっとしたら差がつくかと心配してましたが、予想以上に面白い試合となりました
ラインアウト・スクラムのセットプレーでは、体格で圧倒する帝京が、天理のディフェンス
の前にゴールが遠い展開。
天理も一瞬の隙間をぬって帝京のゴール前までボールを運ぶが、帝京の戻りも速い
(今までディフェンス時間が少なく見せ場がなかったのですね)
天理の攻撃に転じる速さは尋常じゃなく、走り屋のWTBには迷いがない
16分 試合を動かしたのは天理。ゴール前スクラムから強力な両センターをおとりに
WTBがセンターに切り込み大和証券(ポストカバー)にタッチしトライ
帝京は大学選手権初のトライを奪われました
その直後もFH:立川がダミー一発でラインを抜き去り大チャンス。帝京:菅谷が
なんとか戻りトライをセーブ
22分 今度は帝京がゴール前に攻め込み、得意の形のモールに
No.8:李が左隅へトライ (5:7)
33分 帝京ラインアウトモールから電車道でトライ。G成功 (12:7)
前半終了直前の帝京PTで、自陣8m位から立川がPG狙い、少しどよめきが
とどかず、ここでHT(12:7)
両チーム良い動きが続きます。帝京は今までになくBKにもボールが展開され
グランドをワイドに使うラグビーが見られます。BKでは帝京がワイドに天理が縦に
といった感じですね。非常に締まった好試合です
帝京のFWを止める天理も凄いし、天理のBKをしのぐ帝京も見事です
後半は、なかなかスコアがない展開でしたが、内容は濃かったです
ボールの接点でのしのぎ合いは見どころ十分。
基本的には耐える天理。特にゴール前でスクラムホイールは会場盛り上がりました
63分 天理:立川のゴロパンで活路を見出すも帝京の戻りも速い
密集の中で赤(帝京)のボールをさばいたのは黒いジャージ?
絡まれてジャージを脱がされたSH:滑川のアンダーアーマーでした
71分 耐えていた天理が久々にチャンス。立川が密集に入ってしまうも
CTB:バイフ→LO:田村→WTB:宮前とつないで右隅にトライ
G決まらず同点 (12:12)
79分 天理が自陣で手痛いハンド。帝京FH:森田がPG
フラッグに当たるも跳ね返らず内側に落ちて成功 (15:12)
試合はそのままFT
帝京の3連覇はお見事。帝京の懐の深さを天理が決勝の舞台で引きだしました。
天理は惜しかった。この手のチームはなかなか作れないと思います。これから
少し休んで、日本選手権でトップチャレンジ勝ち抜きチームとの対戦は楽しみです
ラグビーの可能性をもっと魅せて頂きましょう。2月25日、場所は花園か駒沢
元気をもらった決勝戦でした。今のところ観戦した中ではシーズンベストですね
TVでは分からないですが(帝京の歓喜の放送中だったので)、バックBにいた
感しでは、優勝の帝京が挨拶に来た時より 準優勝の天理が挨拶に来た時の
方が拍手が大きかった気がします。観たかったラグビーを決勝の舞台で魅せて
くれてありがとうといった感じでした。
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