
鍋パーティーにお呼ばれしました。いやあー、お誘いがかかると言うのはうれしい限りですね。せっかくのご縁なので、出来る限り参加したいと考えております。
と、言う事で亀戸からエッチラオッチラ1時間ぐらいかけて集合場所へ・・途中乗り換えに使った駅ビルで、パルマハムを差し入れに買っていきました。「豚肉、食塩」のみの本物の生ハムですよ!発色剤なんて使わなくても、鮮やかな赤色なんですから、発色剤を使っている肉の質を疑ってしまいますね・・
と、言う事で到着。
今日は牡蠣鍋らしいです!!広島人にとって牡蠣鍋はある意味故郷の味(それは言いすぎだが)楽しみだなーと思って席に着くと、Oさんがエッサホイサと動いていました。
んでもって、
Oさん「ミゾベーさん、この酒飲んで見てよ
」
と、ふいに一升瓶を出す。
「豊盃 純米しぼりたて」 (ほうはい)と、読みます。http://www.sakaya1.com/shop/5-1-67.shtml
ミゾベー「モフウ!!
」
こいつは、通なチョイスです!豊盃というのは呑んだ事ありませんが、通常レベルの酒好きだと、ここで、久保田とか越の寒梅とかを出してきそうなもの・・もちろん、両者とも素晴らしい酒であることに間違いないのですが、いわゆる淡麗辛口のスッキリした味わいが「美味い」とされている昨今、「しぼりたて」を出してくるとは、なかなかです。
すると、
Oさん「しかもこれ、瓶詰め2日目ッスよ!!
」
ミゾベー「バフウ!!
」
いや!Oさん、凄い。このタイプのお酒は早く呑めば呑むほど美味いと言うことを知っている・・・それと同時に、日本酒が実はワインに負けないぐらい傷みやすい種類のお酒と言うのも知っている。
ミゾベー心の中「こいつ、只者じゃーねー
」
早速、
盃に豊盃(ほうはい)を注いで、
グビグビグビー!!
ミゾベー「う、う、う、美味いぞー!!
」
美味い!!久々にこんなシッカリした日本酒を飲みました!!味わいはフルーティーで旨みタップリ系。淡麗辛口のスッキリ感とは違いますが、独特の旨みが五臓六腑を駆け巡ります。
ちなみに、「しぼりたて」って、言うのは、日本酒が出来て、直ぐに瓶詰めしたもんなんですよね。日本酒というのは、ご存知の通り醸造酒なので、発酵させて作ります。その時の酵母なんですが、その酵母を、過酷な環境におけばおくほど、美味い酒が出来るんだそうです。もちろん、過酷な環境って言っても限度がありますが、いわゆる「寒作り」って言って、冬に日本酒を造るのはそのためです。なるべく低い温度で、酵母をギリギリの生存ラインにして、じっくりじっくり醸し出すのです。発酵を考えると温かい方が早いのですが、そうすると旨みも少なく、また、腐敗菌の繁殖が酵母の繁殖よりも勝ってしまう事があって、下手をすると酒が腐ってしまうんですね。
なので、江戸時代の初期は通年を通して酒造りをしていたのが、中期~後期ぐらいには、冬だけに行うように幕府が「寒造り令」と言うのを出したそうです。なにせ、今よりもずっとお米が高価な時代です。主食のお米を使って、娯楽の酒を造ろうってんだから、失敗は大事になります。杜氏の中には酒造りに失敗して自殺する人もいたんだそうです。そんな世だったそうですよ。
と、言う事で、冬に造って「火入れ」せずに、直ぐに瓶詰めしたものを「しぼりたて」というんですね。秋中ぐらいから春先ぐらいまでしか店にないと思っていい、ある意味期間限定酒・・・旨みがあってフルーティー、けど、そこそこスッキリした味わいだと思います。
でもって、よく間違えるのが「しぼりたて」と「ひやおろし」
これは、名前だけ見ていると、どちらも「しぼりたて」見たいなお酒に思うかも知れませんが、「ひやおろし」と言うのは、春先にしぼった新酒を、暑い夏の間をひんやりとした蔵で寝かして熟成させたお酒の事なんですね。「冷や」のまま樽から降ろすから「ひやおろし」なんだそうです。
こっちの方が熟成感があって、少し男の酒だと思います。上記の二つはパッと聞いただけでは、似たようなお酒に思ってしまうかも知れませんが、片方が新鮮さをアピールしていて、片方は熟成させましたよ。を、アピールしているわけです。わかりづらいですね。
とにかく、こんな風に日本酒も、しっかりと造られて、そして、しっかりと保存されたものは、非常に美味しく、色々な味わいがあるのです。そして、日本人の英知の結集である日本酒は、やっぱり日本人が呑まなければいけないでしょう。ワインも素晴らしいですが、テレビ番組で、1500円ぐらいのシャンパンとドンペリの味を芸能人が勘違いしているやないですか?http://store.yahoo.co.jp/1108net/aj122130012.htmlでも、日本酒で1000円のと3000円のを呑み比べてみてくださいよ。こっちの差はお酒をあまり飲まれてない方でも十分わかるんじゃないかと思います。
ハアハア
すみません、また、日本酒で語ってしまいました。
・・・・・
しかーも!!
この豊盃(ほうはい)
1,8リットルで、2750円ですよ!!
オドロキです!!
価格を考えれば、私の好みトップクラスに躍り出た日本酒になってしまいました。
・・・
そんなこんなで、牡蠣鍋!!
またまたOさんがエッチラオッチラやっている。エプロン姿もお似合いな、鍋奉行ですな・・・どうやら、低い温度で昆布を煮出して、その後、昆布は取り出し、カツオ節を「ウソ!!」って言うほどいれて、ダシを取るんだそうです。
牡蠣は、その日朝一で築地に買出しにいったそう・・
凄いスピリッツだ。
では、
ミゾベー「いかさせて、いただきます!!
」
皆「・・・
」
ミゾベー「ほら、皆も言うんだよ!!
」
皆「・・・
」
皆「では、いかさせて、いただきます!!

」
まずは、牡蠣を
バクリリリー!!
ミゾベー「う、う、う、美味いぞー!!
」
美味い!!これはオドロキや!!もう、下手な居酒屋の鍋パーティーセットなんて目じゃありません。食材は新鮮そのもの。そして、ダシが美味い!!あと、よく鍋に大根おろしを入れて、ミゾレ鍋風にするじゃないですか?その大根の代わりに「聖護院蕪」(せいごいんかぶら)と言う京都の千枚漬けとかに使う大きな蕪を使っているんだそうです。甘みがあります。
いやあー、ドンドン箸が進みます。
そんでもって、鍋を囲みつつ、皆でしばし談笑。
鍋が終わると、
そう!
雑炊です!!
鍋の楽しみの半分は雑炊ですよね。
すると、Oさん、炊いたご飯を水で洗って持って来ました。どうやら、炊いた米を一度流水で注ぐと表面のぬめりが取れて、ネトネトにならない雑炊になるんだそうです。
そして、米を投入して、強火にする。
んでもって、溶き玉子を作って、
ジーッ
鍋を見つめている。
ジーッ
まだ、見つめている。
ミゾベー「Oさん、なに見てんですか・・・
」
Oさん「今や!!
」
沸騰してきて、米がクラクラっと鍋の表面に出てきたかと思うと、即座に立ち上がり、鍋の火を消して、溶き玉子を投入。
Oさん「フーッ!
」
ミゾベー心の中「こ、こいつ、トーシロじゃねー!
」
あの酒のチョイス。そして、築地まで買出しに行く根性。雑炊を作るときの、火加減や投入のテクニック・・もはや、普通の料理好きの男性の域を超えています。
で、どうやら、話を聞くと、
ミゾベー「ははあー、なるほぞー!
」
と、言う感じでした。それなら、この料理のテクも納得です。
ミゾベー「すげえぜ、あんたリスペクトしてやるぜ!
」
(素直に尊敬します。と、いえない場合はカッコつけて上記のようにいいましょう)
で、雑炊を、
バクリリリー!!
ミゾベー「う、う、う、美味いぞー!!
」
美味い!!こいつは、普通に美味いぞ!!確かに、家で普通に造る雑炊よりも、米がサラサラしていて、思ったよりサッパリ食べられます。普通、雑炊って、ネッチャリしたものをお玉ですくって・・ってイメージじゃないですか?でも、この雑炊は非常に高級感を感じさせる味わいに仕上がっていました。
あと、皆で、ケンタとかマムシ酒(昭和54年もの)を呑んで、凄い事になってみました。
終電ギリギリで、ベロベロになりながら帰りましたー!!楽しかったですー!

と、言う事で亀戸からエッチラオッチラ1時間ぐらいかけて集合場所へ・・途中乗り換えに使った駅ビルで、パルマハムを差し入れに買っていきました。「豚肉、食塩」のみの本物の生ハムですよ!発色剤なんて使わなくても、鮮やかな赤色なんですから、発色剤を使っている肉の質を疑ってしまいますね・・
と、言う事で到着。

今日は牡蠣鍋らしいです!!広島人にとって牡蠣鍋はある意味故郷の味(それは言いすぎだが)楽しみだなーと思って席に着くと、Oさんがエッサホイサと動いていました。
んでもって、
Oさん「ミゾベーさん、この酒飲んで見てよ

と、ふいに一升瓶を出す。

「豊盃 純米しぼりたて」 (ほうはい)と、読みます。http://www.sakaya1.com/shop/5-1-67.shtml
ミゾベー「モフウ!!

こいつは、通なチョイスです!豊盃というのは呑んだ事ありませんが、通常レベルの酒好きだと、ここで、久保田とか越の寒梅とかを出してきそうなもの・・もちろん、両者とも素晴らしい酒であることに間違いないのですが、いわゆる淡麗辛口のスッキリした味わいが「美味い」とされている昨今、「しぼりたて」を出してくるとは、なかなかです。
すると、
Oさん「しかもこれ、瓶詰め2日目ッスよ!!

ミゾベー「バフウ!!

いや!Oさん、凄い。このタイプのお酒は早く呑めば呑むほど美味いと言うことを知っている・・・それと同時に、日本酒が実はワインに負けないぐらい傷みやすい種類のお酒と言うのも知っている。
ミゾベー心の中「こいつ、只者じゃーねー

早速、
盃に豊盃(ほうはい)を注いで、
グビグビグビー!!

ミゾベー「う、う、う、美味いぞー!!

美味い!!久々にこんなシッカリした日本酒を飲みました!!味わいはフルーティーで旨みタップリ系。淡麗辛口のスッキリ感とは違いますが、独特の旨みが五臓六腑を駆け巡ります。
ちなみに、「しぼりたて」って、言うのは、日本酒が出来て、直ぐに瓶詰めしたもんなんですよね。日本酒というのは、ご存知の通り醸造酒なので、発酵させて作ります。その時の酵母なんですが、その酵母を、過酷な環境におけばおくほど、美味い酒が出来るんだそうです。もちろん、過酷な環境って言っても限度がありますが、いわゆる「寒作り」って言って、冬に日本酒を造るのはそのためです。なるべく低い温度で、酵母をギリギリの生存ラインにして、じっくりじっくり醸し出すのです。発酵を考えると温かい方が早いのですが、そうすると旨みも少なく、また、腐敗菌の繁殖が酵母の繁殖よりも勝ってしまう事があって、下手をすると酒が腐ってしまうんですね。
なので、江戸時代の初期は通年を通して酒造りをしていたのが、中期~後期ぐらいには、冬だけに行うように幕府が「寒造り令」と言うのを出したそうです。なにせ、今よりもずっとお米が高価な時代です。主食のお米を使って、娯楽の酒を造ろうってんだから、失敗は大事になります。杜氏の中には酒造りに失敗して自殺する人もいたんだそうです。そんな世だったそうですよ。
と、言う事で、冬に造って「火入れ」せずに、直ぐに瓶詰めしたものを「しぼりたて」というんですね。秋中ぐらいから春先ぐらいまでしか店にないと思っていい、ある意味期間限定酒・・・旨みがあってフルーティー、けど、そこそこスッキリした味わいだと思います。
でもって、よく間違えるのが「しぼりたて」と「ひやおろし」
これは、名前だけ見ていると、どちらも「しぼりたて」見たいなお酒に思うかも知れませんが、「ひやおろし」と言うのは、春先にしぼった新酒を、暑い夏の間をひんやりとした蔵で寝かして熟成させたお酒の事なんですね。「冷や」のまま樽から降ろすから「ひやおろし」なんだそうです。
こっちの方が熟成感があって、少し男の酒だと思います。上記の二つはパッと聞いただけでは、似たようなお酒に思ってしまうかも知れませんが、片方が新鮮さをアピールしていて、片方は熟成させましたよ。を、アピールしているわけです。わかりづらいですね。
とにかく、こんな風に日本酒も、しっかりと造られて、そして、しっかりと保存されたものは、非常に美味しく、色々な味わいがあるのです。そして、日本人の英知の結集である日本酒は、やっぱり日本人が呑まなければいけないでしょう。ワインも素晴らしいですが、テレビ番組で、1500円ぐらいのシャンパンとドンペリの味を芸能人が勘違いしているやないですか?http://store.yahoo.co.jp/1108net/aj122130012.htmlでも、日本酒で1000円のと3000円のを呑み比べてみてくださいよ。こっちの差はお酒をあまり飲まれてない方でも十分わかるんじゃないかと思います。
ハアハア

すみません、また、日本酒で語ってしまいました。

・・・・・

しかーも!!

この豊盃(ほうはい)
1,8リットルで、2750円ですよ!!

オドロキです!!

価格を考えれば、私の好みトップクラスに躍り出た日本酒になってしまいました。
・・・
そんなこんなで、牡蠣鍋!!

またまたOさんがエッチラオッチラやっている。エプロン姿もお似合いな、鍋奉行ですな・・・どうやら、低い温度で昆布を煮出して、その後、昆布は取り出し、カツオ節を「ウソ!!」って言うほどいれて、ダシを取るんだそうです。
牡蠣は、その日朝一で築地に買出しにいったそう・・

凄いスピリッツだ。

では、
ミゾベー「いかさせて、いただきます!!

皆「・・・

ミゾベー「ほら、皆も言うんだよ!!

皆「・・・

皆「では、いかさせて、いただきます!!



まずは、牡蠣を
バクリリリー!!

ミゾベー「う、う、う、美味いぞー!!

美味い!!これはオドロキや!!もう、下手な居酒屋の鍋パーティーセットなんて目じゃありません。食材は新鮮そのもの。そして、ダシが美味い!!あと、よく鍋に大根おろしを入れて、ミゾレ鍋風にするじゃないですか?その大根の代わりに「聖護院蕪」(せいごいんかぶら)と言う京都の千枚漬けとかに使う大きな蕪を使っているんだそうです。甘みがあります。
いやあー、ドンドン箸が進みます。

そんでもって、鍋を囲みつつ、皆でしばし談笑。

鍋が終わると、
そう!

雑炊です!!

鍋の楽しみの半分は雑炊ですよね。

すると、Oさん、炊いたご飯を水で洗って持って来ました。どうやら、炊いた米を一度流水で注ぐと表面のぬめりが取れて、ネトネトにならない雑炊になるんだそうです。
そして、米を投入して、強火にする。

んでもって、溶き玉子を作って、
ジーッ

鍋を見つめている。
ジーッ

まだ、見つめている。
ミゾベー「Oさん、なに見てんですか・・・

Oさん「今や!!

沸騰してきて、米がクラクラっと鍋の表面に出てきたかと思うと、即座に立ち上がり、鍋の火を消して、溶き玉子を投入。
Oさん「フーッ!

ミゾベー心の中「こ、こいつ、トーシロじゃねー!

あの酒のチョイス。そして、築地まで買出しに行く根性。雑炊を作るときの、火加減や投入のテクニック・・もはや、普通の料理好きの男性の域を超えています。
で、どうやら、話を聞くと、
ミゾベー「ははあー、なるほぞー!

と、言う感じでした。それなら、この料理のテクも納得です。
ミゾベー「すげえぜ、あんたリスペクトしてやるぜ!

(素直に尊敬します。と、いえない場合はカッコつけて上記のようにいいましょう)
で、雑炊を、
バクリリリー!!

ミゾベー「う、う、う、美味いぞー!!

美味い!!こいつは、普通に美味いぞ!!確かに、家で普通に造る雑炊よりも、米がサラサラしていて、思ったよりサッパリ食べられます。普通、雑炊って、ネッチャリしたものをお玉ですくって・・ってイメージじゃないですか?でも、この雑炊は非常に高級感を感じさせる味わいに仕上がっていました。
あと、皆で、ケンタとかマムシ酒(昭和54年もの)を呑んで、凄い事になってみました。

終電ギリギリで、ベロベロになりながら帰りましたー!!楽しかったですー!
