Towards the Universe....

~Miyuki Ito-Composer's Life~

ジャクソン・ポロック展-愛知県美術館

2011-12-11 10:58:01 | ♪event/世界の展覧会コンサートレビュー!

昨日、大学の学外授業として、20人ほどの生徒とジャクソン・ポロック展に行ってきました。
学芸員さんが丁寧にビギナーのためにポロックについて、作品について、画法について説明して下さり、学生も一生懸命メモをとりながり絵画を鑑賞してくれました。やっぱり、アートやミュージックは、実物を見たりホールに行って聴かなきゃですよね!
言葉でいかにすばらしいかとかテクニック説明しても、やっぱり実物に自分が向わなくてはですね。
ちょうど、授業で同時代のポロックと関係のあるケージやフェルドマンを説明していたところで、いいタイミングでみんなに見てもらえました。

学芸員さんも説明して下さったように、ポロックの絵画は偶然性で生まれているのだろうって思ってしまうのですが、ポロック自身は偶然性は考えておらず、全て自分のなかで構成したものを実現しているっていうことに、みんな感動したようです。確かに絵画をみていると、これは偶然ではできないなあっていう細部までよくわかるんですよね。でも、写真で見てしまうとそれが感じられないんですよ。あの色彩、ラインの重なり具合は、見れば見るほどすごいですよ!
工業用の塗料など普通では使用しない塗料で質感をだしています。そして、実物の大きさで感じるものは、画集で見るのとは大違いですよね。

http://pollock100.com/about/(展覧会詳細!)

ポロックとの出会いは、もちろんニューヨーク。
住んでいた時は、MOMA、グッゲンハイムなどなどNY中の美術館で何度もポロック作品は見ました。そして、たしか1998?頃のMOMAのポロック展で、ポロック大集合で、一度にポロック作品を見て感動した覚えがあります。パリのポンピドーセンターでもポロック何度も見ましたね。
今回、今まで見た事にないポロックを何枚か見ました。日本の美術館の所蔵作品も全部集められているとか。

そして、メインのひとつテヘラン現代美術館所蔵の『インディアンレッドの地の壁画』が、始めて海外に出されたとか。そして、200億円相当!!?
写真のチラシの表の作品です。実物は、すごいオーラが漂っています。

抽象画になる前の、メキシコ壁画からの影響を受けている初期の作品から、晩年の作品までこんな作品もあるんだ~って勉強になりました!
  
これは、唯一写真のとれる場所で、ポロックのアトリエを原寸大で再現してます。
床は、実物をデジタル化して今回のために制作したそうです。

日本初のポロック展が、愛知からスタートは、すごいですね!
来年、東京に行くようです。

先日の自分のコンサートの際に招待券をいただいたので、もう一度落ち着いて、じっくり見に行きたいなあ~と思っています!

コメントありがとうございます。


文楽鑑賞

2011-10-15 13:08:01 | ♪event/世界の展覧会コンサートレビュー!

先日、文楽を見に行ってきました。


実は文楽ファンなんです。きっかけは、NYに住んでたときコロンビア大学で始めて文楽のレクチャーと公演をみた事です。人形があんなにでかいってことや、3人でコントロールし、太夫の声遣い、三味線は太棹ってことなど、驚きの発見でした。
そんなわけで、日本に戻って以来、年に1回くる文楽の地方公演に行っています。と、去年は行けなかったので、久しぶり。

文楽ファンと言っても、いまいち演目はわかっていません。日本語がよくわからない、ストーリーが追えないなど。。。古語でもなく一体全体何語?というか、言葉に抑揚つけたりのばされると意味不明になってゆきます。能は全くの古語でさっぱりですが、その中間って感じです。
今回の最初の『団子売り』。短い演目で内容は団子売って幸せな夫婦っていうものですが、太夫の話してる事ほとんど皆無?でした。何だなんだって思っていたら終わってました。。。

2つ目のかなり長く感じた『摂州合邦辻』。こちらは、まだ日本語聞けましたが。内容がぶっとんでいて笑えました? ストーリーは悲劇で真面目なんですけどね。父親が主役の娘玉手を刺してからあとが長い長い~。娘がどうして自分がそのようなことをしたかを延々と語り、俊徳丸を救うために毒をもり彼はライ病になり(なぜライ病?)それをなおすには自分の肝臓の血を与えればよいと自分で肝臓をとりだす?(グロテスクすぎない?)死に絶えるところに、変な綱で周りを取り囲み、あれな何かのおまじないか? そうそう、この演目は結構、暴力的でした。父親は娘を何度も殴る(もちろん、人形ですよ)。女同士の喧嘩など。人形同士の喧嘩多しです。そんなわけで、声で全員の人形の役割を表現する太夫も、叫び声が多くって大変そうでした。それにあわせて三味線のみならず舞台裏での太鼓やらの出番も今までみた演目に比べて多かったですね。だけど、舞台設定は変わらず延々と語っているうえ、人形の衣装も派手ではなくちょっと地味でした。当時、こういうのはやったのかしらね?(不気味) 

日本語がわからなくなる原因のひとつに、太夫が色んなキャラクターを表現しているので人形をよくみてないと誰だかわからなくなるのですが、あまりに語りのすごさに太夫の形相をみちゃうと、その人形のキャラクターがわかなくなり何だか???になってしまいます。ビギナーのせいで、色んなところをみてしまうんですよね。例えば、黒子が気になって仕方がないとか。舞台の上から見てると黒子の動きがよくわかり、超忙しそう。みればみるほど黒子の衣装って何だかアラブの怪しい宗教集団みたいとか? 

ついでに、津軽三味線をかじった事があるのですが、文楽の三味線と同じ太棹の津軽三味線。演奏みてたら、ふと、バチの持ち方とかどういうふうだっけ?とかすでに数年楽器をさわっていないせいか、今でも音出せるかなあって思ったり~

そんなわけで、変わった私流文楽の見方です。それにしても、あの文楽人形気になります。一度、動かしてみたい!かなり巨大なので重いのかしらね?
ロボットの時代に入っても、人形を人間が操るっていうのが人形が生きてるみたいで味があって私は好きですね。人間国宝の人形遣いっていうのもすごいよなあ~。後継者いるのかしらと心配です~。

毎回買う、文楽せんべいが意外においしいですよ!





deadline~ 締め切り延長?

2011-07-09 19:26:21 | ♪event/世界の展覧会コンサートレビュー!

今週末は企画の締め切りが1ヶ月延長されたせいで、ホッとしてしまいのんびりしすぎてしまいました。
気がつけば、ブログは1ヶ月以上書いてませんでしたね~。
何をやっていたかわからないほど、追われていましたね。というか、まだまだ追われています。

今年は、毎年定期的に企画しているコンサートを1月に東京で行ったために、5月のコンサートを企画しなかったので、いつもよりも余裕がある!!!と思ったのは、つかのまでした。スケジュールがあることに感謝なのですが、考えること多すぎで目が回る毎日です。

ひとつは、音楽雑誌「芸術現代」にトリスタン・ミュライユの4回にわたる記事を掲載するという企画。その為に、まずはトリスタンにメールでインタビュー。そして色々とまとめて~~~~。そして、第1回目の記事がやっと完成したと思ったら、即、次の記事に取りかからねばといった感じ。
私の恩師、尊敬する偉大なる作曲家のトリスタンを日本語で紹介する夢が、やっとかなったという嬉しさとは別に、切羽詰まった毎日になってます。
でも、いいものを書きたいという想いで、頑張るのみです。9月号から掲載予定です☆

そして、今進行中の作品。毎日毎日、頭のどこかにあるのだけど、なかなか手につける時間がなく、これまた頭痛。
どこか涼しくて誰にも邪魔されない避暑地なんかにこもって作曲に集中できれば~ なんて贅沢は言ってられないので、とにかく何とかせねばと頑張るのみ。かなりの長大な作品委嘱なので、こんなことしている場合じゃないと我に返ると、消えたくなったり。

今月を乗り切れば~、何とかなる?

9月のアルゼンチン公演は、来年度に延期されので、少し心の余裕が。
でも、このままここにいると気が狂いそうで、どこかに飛び立たねばと思ったり? 
やっぱり、ニューヨークかしらねえ。曲の完成次第かしらね~。

と、ボストン美術館でジム・ダイン展を、気分転換に若い子ら~と見に行ってきました!
特別に全員、無料で、こんな素敵なアートがみれてラッキーでした。
 
ジム・ダイン思った以上に、よかったです! 
久しぶりに心にゆとりのできた日曜日でした
一緒に行ってくれたみんなに感謝






Sweets etc.

2011-06-05 10:13:53 | ♪event/世界の展覧会コンサートレビュー!

今週は、何か少しリラックスできました!


というわけで、同僚とブラウニーの話しを先週していたら、ずっと焼こうと思っていただけに、GO!と、夜に焼き始めました。
これは、2時間後の焼き上がったときのフォト。これでさまして朝になれば大丈夫と思い、朝起きると。。。。。
これをみんなでランチに食べるには切っておいたほうがよいであろうと、8等分に切ると、エッ!!?? 真ん中の底部分が半生では、ショック!!
確認したと思ったのに、さすがに底まで焼き上がっているか確認しなかった自分が悪いのですが。一気に目が覚め、仕方がない再度焼く! プラス1時間以上、朝起き上がると同時に焼き、部屋中がチョコの香りで漂ってました。結果、何とかうまくブラウニーになりました。外はパリッとしていて、中はしっとりブラウニー。最後よければ全て良しと、自分でも意外とおいしいじゃんと思ったので、満足 ブラウニーは、アメリカスイートで、定期的に食べたくなります。日本製ブラウニーは、何か違うんですよねえ?


これは、豊橋名物のピレーネというスイート。豊橋在住の子がおやつにもってきてくれました! ふわふわのスポンジにたっぷりのクリームが入っていて、やみつきになるおいしさです!! 名古屋でも売っているのかしら?

最近ランチタイムに、何かしらスイーツを食べつつあります! 先週、今週と毎日のようにおいしいどこかの名産のスイーツを食べていたような? スイーツを食べる為に仕事に行くのか?? メインがスイーツになりつつ。。。ほんのちょっとの気分転換は、必要ですよね? 
次回はマフィンを焼こうかなあと思っているところです?! 


これは、昨日見に行った名古屋市博物館で開催されている「メキシコオルメカ文明展」のチラシです。
無料で見られるチケットがあったのと、メキシコに去年行って以来、すごくメキシコ人に親切にしてもらったせいか何か親近感を覚えて、メキシコと聞くと気になるのです。ついでに、メキシコ市と名古屋市は姉妹都市らしいですしね。
オルメカ文明は、マヤ文明よりも古くおよそ3000年前です。メキシコ市よりも下の地域です。とはいえ、色々と共通点はあります。
このデカ石頭の遺跡。こういう顔の人って日本にもいそう? アジアに存在する顔でもあり、モンゴロイド系だそうです。
メキシコ人もスペイン系の白人でほっそりしたタイプと、丸顔で浅黒く小柄のタイプといますよね。とにかく、紀元前1000以上まえに、かなりの文化があったようですね。ヒスイが貴重品でヒスイ製品もたくさんありました。ジャガー崇拝で、ジャガーと人間のあいの子とか。ヨーロッパとは違う文明ですよね。マヤ文字やら奥が深そうですよね。でも、メキシコからヨーロッパに広まった食材は多く、カカオ、トウモロコシ、ジャガイモ、インゲン、カボチャなど。


ロンドンの博物館。

2011-04-16 14:01:44 | ♪event/世界の展覧会コンサートレビュー!

今週は、ばたばたと仕事に追われてしまいましたが、無事週末を迎えました。

今回の旅行最後のフォトは、ロンドンの大英博物館です。もちろん、ここも無料です。
http://www.britishmuseum.org/default.aspx
昔若い頃にロンドンに来た際にも、もちろんこの博物館来たのですが、何かもっと大きかったイメージがあります。意外にも、ニューヨークのメトロポリタン美術館よりも狭いかも。とりあえず一回で見れる広さです。
ここは、博物館なので、昔世界史の教科書とかに写真が載っていたような貴重なものが展示してあります。


まずは、正門とロビー。


と、無計画に気の向くままに見て回ったのですが、最初にみた部屋。何か気になるこのリング。どこの国だか忘れましたが、10本全部の指にはめるそうです。個人的にオシャレなデザインのシルバーリングが大好きなので、思わず、凝っていてオシャレじゃんって見てしまいました。紀元前のものに違いないのですが、デザインが古くさくないですよねえ! 




この足、誰の足か忘れましたが、何か気になる巨大な足。きっと当時の高貴なお方のお足?


これは、よく西洋音楽史の教科書に写真が載ってますよねえ。


この部屋は、メキシコで、マヤ、アステカ、インカ文明。最近気になっているメキシコ。何ともユニークな文字に、ユニークな絵。この細かい細工は、何度見ても、思わずじっと見てしまいます。


これは、モアイ像。こんな大きさなんですね。モアイは、私も使っていて、授業でも使ってるソフト、AudioSculptのイメージロゴ。なぜモアイか知らないけどモアイ。でもこのモアイ、顔だけじゃなくって体あるし、色んな種類があるのかしらね? イースター島に行ってみたいですねえ。


よくわかりませんが、天井にぶら下がっていたオブジェクト。ガイコツがいるのでメキシコかしらねえ?


ここからエジプト。

これは、ロゼッタストーン。ケースに入って展示されているので、反射できれいにフォトが撮れないのですが、みんなが写真撮ろうとしてます。


何か不思議じゃないですか?


これは、古い楽器。ヴァイオリンの原型やら、ハープの原型のリュート。今回の作品は、ハープだったのでそれにちなんでフォト。


これなんか、自由の女神みたいじゃないですか?




こんなに奇麗なカラーで残っているんですねえ。紀元前のものに見えませんよねえ。


不気味と思いつつフォトを撮ってしまったミイラグループ。




これは、何だか? 怪しい動物?


こんなにカラフル。現在のものに見えてきますよねえ~?




最後は、友人のエレインのペルシャ猫。実はこのネコちゃんは、彼女がブラジルから持ってきたネコで、ニューヨークにも持ってきていて、何と今はロンドンにも連れてきていました。ビックリ。国際的なネコ?ぬいぐるみのようなキュートなおとなしいネコです。

世界史をよく知っているのではないので、気ままに関心のあるものを見ていたのですが、何か見終わったら知識人になったような? 
それにしても無料っていうのはすごいよねえ。子供の頃に何度も連れてきてもらっていたら、説明を読みながら世界中の歴史的な発掘物が見られて歴史の天才になれるかもねえ。

これで、私の今回のトラベルフォトおしまいです☆ 旅行って、日本のいい所、悪いところも色々と見えてくるし、自分についても新鮮に考える事もできて、色んな意味で成長できます。自分の音楽とともに、まだまだ行った事のない世界をみに行きたいですね

ps. 色んなフォトが、西洋音楽史の授業で使えそうかなあ~と思ったものの、それをまた編集してみんなに見せる為に準備するのは、手間ひまかかるので、ブログみといてっていうのが手っ取り早いかなあ~と思ったり?

コメントありがとうございます! 


ロンドンの美術館

2011-04-10 19:40:16 | ♪event/世界の展覧会コンサートレビュー!

私の今回行ったロンドンの美術館紹介です! ロンドンでは、ほとんどの美術館、博物館は特別展をのぞいて無料です。これはすごいですよね!
物価は高いのに美術館は無料っていうのはすごい!!3日間で友人のお薦めの4つに行ってきました☆


SAATCHI GALLERY.イギリス人作家によるコンテンポラリーアート作品。

http://www.saatchi-gallery.co.uk/video-tour.htm
(ギャラリーのサイトでビデオツアー。展示作品やギャラリー内部がみられますよ。)
http://www.saatchi-gallery.co.uk/
(ギャラリーのサイトです。フォトがたくさん。)








Royal Academy of Artsで「Modern British Sculpture」の特別展をみてきました。ここは、フォト禁止でしたが、イギリス人の現代彫刻、オブジェクト、すごくおもしろかったです!! ヘンリームーアとかいいですよねえ~。

http://www.royalacademy.org.uk/exhibitions/modernbritishsculpture/about-the-exhibition/(美術館のサイトです)


ここは、テート・モダン。http://www.tate.org.uk/
特別展は、Gabriel Orozco(メキシコ人)の作品展をやってました。なかなか面白い作品でした。何かメキシコに行ったからか、メキシコに親近感を感じてしまうのですけど。


ここからは、常設展。結構、アーテイストの種類も作品も多く、特別展をじっくり見た後に見たせいか、まだあるまだあるって感じがしました。
常設展のみだったらちょうどいい大きさかもしれませんねえ。






モンドリアンの作品です。

 
ボナールの作品。久しぶりにみるボナールです! 色合いがほっとしていいんですよねえ~。

 
ブリジット・ライリーの作品。ケルンでも見ましたね。いつみてもチカチカ。イギリス人だから地元ですものね。

 
ウオーホールの作品。/ リヒテンシュタインの作品。

 

   
ピカソ。テートモダンにもたくさんありましたね。

今回の旅行は、ケルンもロンドンでもアートを大量に見ましたね! それも、彫刻から絵画までモダンアートのみってのもすごいかも。
エネルギーをもらったって感じです

つづきー

ケルンのアート

2011-04-04 12:08:10 | ♪event/世界の展覧会コンサートレビュー!

Skulpturen park Koln(ケルン彫刻公園):現代彫刻作品が、ライン川沿いの公園になかにあります。公園なので、もちろん無料。
青空の天気のいい土曜に行ってきました!
http://www.skulpturenparkkoeln.de/html/koelnskulptur_5.htm
(ひとつひとつの作品の解説がサイトにあります。)

Tony Cragg: Early Forms

Ulrich Rückriem: Ohne Tite

Barry Flanagan:Large Mirror Nijinski 結構、気に入りました!

James Lee Byars: Sigmund Freud



Andreas Slominski

Anish Kapoor: the themes of his sculptures - emptiness, transformation, immateriality, faith or passion - go far beyond questions of form and derive from painting.インド人彫刻家。すごく素敵なオブジェクトです。





Bernar Venet :Four Arcs of 235,5°

Torsten Slama: Atomskulptur このゴリラ。近づくとセンサーで目が赤くなるんですよお。

Paul Wallach:Ring-Around

Martin Willing:Quadratschichtung お花も咲いて春の気配。

日本では聞かれない鳥の鳴き声も。また、ウサギも跳ねてました!! リスはよく公園で見かけますが、ウサギの団体を見たのははじめて。超かわいかったです☆ フォトチャンスは逃しましたけどね。


その後、カフェでケーキを!

カフェのまえの教会では結婚式。と、日本人の友人の作曲家が偶然歩いていて、ビックリ再会!


日曜の教会のミサあとに食べたデザイン美術館のカフェ! アップルのこのケーキは、ローカルなケーキだそうです。たっぷりアップル!

この美術館。デザイン美術館の入り口。時間がなかったので入りませんでしたが。


これは、ローマ・ゲルマン博物館にあるローマの遺跡で、音楽の神でもありお酒の神でもあるギリシャ神のデイオニソス神のモザイクで、当時の食堂の床に描かれたもの。博物館自体が、遺跡の上にあるといった感じです。この美術館にも入る時間はなかったのですが、このモザイクは美術館の外:ケルン大聖堂の前の広場からガラス越しに地下を覗けます。メインのモザイクだけガラス越しにのぞいて、そんな古いモザイクがこんなに奇麗な色と状態で保存されてるのにびっくり。そしてその豪華な広さ。当時のローマ人、芸術的にすごかったんですねえ~感動。2000年以上昔にすごすぎません?
こんな美しいモザイクの床できっと豪華なテーブルで、お酒にごちそうと優雅な生活してたのでしょうかあ。想像を絶します。

と、こんな感じでケルンストーリーは、おしまいです。
次は、ロンドンストーリーをフォトで報告しますね 続けて読んで下さいね!




museum in Cologne/ケルンの美術館

2011-04-03 14:41:20 | ♪event/世界の展覧会コンサートレビュー!

ケルンでみた美術館の数々の紹介です! 実は、前回ケルンに来た際は、日本の仕事の関係もあり長く滞在はできなかったのでコンサート、リハって感じで数日滞在だったせいか、美術館は見なかったんです。今回は、なんと3つ見ました。 まだまだケルンには見てない美術館があるのですが。

Museum Ludwig(ルードヴィッヒ美術館):ケルン大聖堂の前にある現代アートの美術館です。
http://www.museum-ludwig.de/(美術館サイトです)
思いのほか展示も多く巨大な美術館。所蔵作品もまだ見た事のないピカソやカンデインスキー、アメリカンポップアートなどなどすごいものが多々あり、何時間いたことか? 見る価値のある美術館です。
まず、今回の特別展は、アボリジーの作品展。"Australian Aboriginal Painting since 1960"
 

オーストラリアのアボリジーの地域に住んでいるアーテイストの、自分の文化の伝統、神話、西洋文化の影響などを含めて過去、現在、未来につながる作品の数々です。西洋的なシンメトリーではなく、何か色合いも自然に近くほっとできるもので、モダンなのだけど落ち着くアートというか見入ってしまいました。
意外な出会いで、結構、真剣に見ちゃいましたね。

次は、美術館の所蔵作品です。フォトOKです。

「アーテイチョークをもった女性」これ、かなり強烈なオーラですよね。第二次世界大戦中に制作されたものだそうです。武器を振り上げているような~

これらは、所蔵ピカソの一部です。



リヒターの作品もたくさんありました。リヒターについて、名前は以前から知っていて画集までもっていて気になっていた作家ではあったのですが、今回、ケルン大聖堂のステンドグラスを始め、彼の様々な作品を見て、彼のアートに触れて、ますます気になる作家になりました。元々は東ドイツの人で、ベルリンの壁前に西ドイツに渡ったそうです。デユシャン、ミニマル、など様々な影響を受けており、色んなスタイルがありますが、その中に彼にしかない個性という一貫性を感じました。「光」にすごくこだわっています。最後のフォト作品、じっ~っと見てしまいましたが、ストラヴィスキー、マーラー、カフカ、アインシュタインまでしかわかりませんでした?


Yves Klein, Anthropometry(人体測定)この青の表現なんかいいですよねえ。

カンデインスキー、クレーもたくさんありましたね。


これもウオーホール。奥にマイクがぶら下がっているのは音に反応するもの。そして鏡。何なのか? 

ナム・ジュン・パイクのビデオアートによるブランデンブルグ門。ここまでやるんだあ~って感じ。
地下1階は、有名アメリカンポップアートがかなり充実してました。

Kolumba Museum(コロンバ美術館):オーデコロン本店の近くです。2007年スイス人建築家ペーター・ズントーの設計による新しい美術館です。第二次大戦で破壊された教会の廃墟に建て直された教会とローマの遺跡に建てられた機能と歴史を融合させた画期的な建築です。
http://www.kolumba.de/index.php?language=eng

古い物と新しい物の共存した外観すばらしいですよね!よくよく見ると、新しい建物のレンガの隙間は内部の明り取りになっているそうです。
美術館内部です。白を基調として広い空間のなかに中世の古いものからモダンな作品が置かれています。空間のなかで落ち着くといった感じでしょうか?


これは、ローマ時代の遺跡の展示です。通路を歩きながら見られます。


チャペルには、美術館と別の入り口から入ります。ちょうど美術館を見学している時間にチャペルからオルガン演奏が流れてきました。温かみのある小さなチャペルで祈ってしまいました。

(つづく)

コメントありがとうございます。撮ってきたフォトの全部を紹介するべくアップしていくので、続けて読んで下さいね


ケルン大聖堂/ Cologne Cathedral/Kolner Dom

2011-03-29 09:40:42 | ♪event/世界の展覧会コンサートレビュー!

無事にスーツケースは届き、やっと荷物も片付きホッとしたところです。
フォトもちょっとまとめてみました。

まずは、世界遺産であるケルン大聖堂のフォトです。前回、ケルン大聖堂のステンドグラスのフォトをアップしましたが、今回は、大聖堂そのもののフォトです。まず、ケルン大聖堂は、ゴシック建築世界最大の建築物です。カトリック教会です。日曜に友人と貴重なミサに参加しました。何かすごく感動しました。

ところで、世界各国の世界遺産である大聖堂を何度もみていつもその歴史の偉大さと建築物の美しさに感動するのですが、ここでちょっとまとめてみます。私のフォトで見比べて下さい☆
世界1高くて広いのは、やはりバルセロナのサクラダファミリアで170m. あの巨大さは圧巻でしたね。http://blog.goo.ne.jp/miyukito07/d/20100723去年の夏にコンサートで行きました。
次が、このケルン大聖堂で157m.ガウディはケルン大聖堂にインスピレーションを受けたそうです。6世紀かかって完成されてます。
次は、ローマバチカンのローマ教皇のいるサンピエトロ大聖堂。ミケランジェロ、ベルリーニが建築に関わっていて有名で137m.http://blog.goo.ne.jp/miyukito07/d/20091216おととしの冬のコンサートに2度目のローマに行きました。
そして、パリのノートルダム寺院。69m. 去年の夏に久しぶりに見てきました。もちろんパリに住んでた時は近くに住んでいたので毎日見てましたが。http://blog.goo.ne.jp/miyukito07/d/20101019

ここから今回のケルン大聖堂のフォトです。ケルンは2度目。大聖堂も2度目です。前回の2007年の際は、塔の頂上まで上りライン川がかなたまで見渡せました。最上階に上るのはちょっと恐怖でしたが、巨大なベルもみられて感動でした。ケルン大聖堂のベルCDも持ってます!! ケルン大聖堂は、中央駅前にあります。空港からの到着は中央駅でまずみえるのが大聖堂っていうのも、ケルンだあって!! と、久しぶりに私の一眼レフで大聖堂を色々と撮ってみました! そういえば、2つの塔があるのは、ドイツとフランス式の大聖堂なんですって。


1日目のケルン。ライン川に沿って大聖堂まで歩いて行きました☆中央駅前がケルン大聖堂なので、とおくからみると電車が前を走っているのが見えます。

ライン川から美術館の前を通って大聖堂のほうへ。

















霧がかかった大聖堂も神秘的で美しい!




日曜にミサにいった朝です。青空のすごくいい天気でした











この5枚は、ミサの後に撮った、前回紹介したゲルハルト・リヒターのステンドグラスを通して太陽光の反射が大聖堂のなかに輝いているところです。
ちょうど、ミサの時このステンドグラスの前に座っていたので光が様々に変わっていくのを見ているのはすばらしかったです。http://ja.wikipedia.org/wiki/ゲルハルト・リヒター(リヒターの説明)
ミサに参加するのも久しぶり。友人の知り合いがカトリックで一緒に参加したのですが、荘厳な儀式でした。神父さんのお話はドイツ語でわかりませんでしたが、何かしら日本の災難についてお話ししてたようです。次回の盛大な儀式はドイツの日本寺院と一緒に寄付をかねた儀式を行うようなことも話していたようです。1時間以上のミサでしたが、オルガン、合唱隊とともに聖歌を歌い何か神聖な気持ちにさせられましたね。久しぶりの貴重な経験でした。
個人的に宗教的ではないけど、神聖な場所で祈るってことも改めて気持ちをみつめるのによいですよね。ふと、京都の寺院に行きたくもなりました。

この大聖堂も、友人の話しによると、かなり汚染されて色が黒ずんでいるので、改修工事に入るそうです。ということは、全面を布で覆われての大々的な工事となると当分、このように全部を見られないですね。パリに住んでいた頃はちょうどノートルダム寺院の改修工事でずっと布で覆われてましたから。

それから、今回の日本の放射能漏れがあって、ドイツが最初に原発廃止計画を本格的に打ち出しているようです。原子力に変わる水力、風力、太陽熱などのエネルギーをもっと利用するべきですよね。今回ケルンで感じたのは、ケルンにはもちろん地下鉄も走ってますが、市民は自転車をすごく利用しています。郊外はもっと自転車活用が多いようです。狭い日本、これは見習うべきじゃないかなあと。時間短縮だとか便利の究極を押し進めて、新たな新幹線開発、地下鉄延長、消費エネルギーめちゃくちゃ多そうな無駄なタワー、会って話せばいいことを日々の無駄な携帯電話の使用、コンピューターはつないだまま、などなど限りない無駄なエネルギー消費?? 日本中で、普段の無駄な生活について改めて見直すことが大切じゃないかしらね? そういう自分も無駄なこと毎日当たり前のようにやっている気がするので反省です。みなさんも、考え直してみましょう 

コメントありがとうございます

サイエンスカフェで「カオス」のお話。

2011-03-06 20:54:45 | ♪event/世界の展覧会コンサートレビュー!


今日は、京都大学の教授、宍倉光広さんの「カオスの数学」のお話を聞きに、名古屋駅にあるサイエンスカフェに行ってきました。2度目の参加です。
数学学者のお話を聞くっていうことだけで、別世界の人のお話で高貴な感じがします。それをふむふむと理解している人たちもすごいねえと関心。

とはいえ、カオス、フラクタルは、以前ブログにも書いたような気がしますが、ニューヨークで学生やってるときの初めてのスペクトラルミュージック作品にフラクタル、カオスも使って今はOpen Musicというソフトに変わってしまいましたが、当時IRCAMで開発されていて私の教授、Tristan Murailが開発に関わっていたPatch Workというソフトを使って分析しました。とはいえ、数学者どころか高度な数学なんてわかんないのでトリスタンのプログラミングを借りて自分なりに試行錯誤しました。結構、コンピューターはのろかったし何かしら今のようにはサクサクやれなかった気がしますね。カーネギーホールで演奏してもらった懐かしいアンサンブルの作品:Fading Beauty...です。エレクトロニクスは、入ってません。




今日のお話のなかでの、2重振り子です。写真いまいちですが。振り子の先にもうひとつ振り子がついていて、その動きが予測不可能なカオスなんですってね。


これは、フラクタルの例として実物を見せて下さった、イタリアで開発されたらしいブロッコリーとカリフラワーを掛け合わせたロマネスコ (Romanesco broccoliあるいはRoman cauliflower)。フラクタルって美しいともいえるし、見ようによるとグロテスクにも見えませんか?
ブロッコリーとカリフラワーで思い出すのが、この2つが大嫌いっていうアメリカ人の友人が昔いました。私は結構好きな野菜なのでなぜときくと、It's like a woods..... 森のようにみえて不気味だって言うんですよねえ。森は食べられないと。その答えが不気味で笑えましたが。

数式とか複雑な説明は理解できませんでしたが、お話は面白かったです。予測不可能なことの仕組みを数学的に分析するってのがすごいっていうか私は好きですよね。音楽も次に何がくるって予想可能なものになると飽きちゃうしマンネリ化してしまうところを、作曲家がそこを聴き手が予測不可能なことを音楽的にしかもランダムとか偶然性とかでなくて論理的に創造するっていうのが、センスというか音楽の面白いところかなって思います。

次なる企画の作品考え始めてますが、久しぶりに数学からのインスピレーションで何かできないかなあと思いつつです。
サイエンスカフェで、理系の人たちのなかで、一人音をイメージしてアイデア探ししてましたが、そんな簡単にアイデアでてきませんよね



「カンディンスキーと青騎士」展

2011-02-26 20:22:49 | ♪event/世界の展覧会コンサートレビュー!
昨日は、ささらさんと愛知県美術館に行ってきました!
http://www-art.aac.pref.aichi.jp/exhibition/review.html
(このサイトです)

久しぶりのカンディンスキーを見てきました。カンディンスキーって何度も色んな美術館の所蔵や、個展で見てきましたが、久しぶりです。
一番記憶に残っているのは、やはり何度も見に行っているニューヨークのグッゲンハイム美術館の彼のシリーズ作品のコンポジションかしらねえ? FormとColorを見れば、即、彼の作品というくらい個性のある美しい作品ですよねえ。と、久しぶりに戻ってから、彼の芸術論の書籍『Concerning the spiritual in art』をよんでみました。所々しか読んだ覚えがない昔買った彼の芸術論の本。久しぶりにLanguage of form and colorについてのところをよんでみると、詳しく彼のフォームとカラーについての考え方が書かれていて、なるほどねえ~と、彼の作品がしっくりきました。form is the outward expression of this inner meaning.

よく説明を音楽に例えています。
例えば、color is a power, which directly influences the soul. Color is the keyboard, the eyes are the hammers, the soul is the piano with many strings. The artist is the hand which plays, touching one key or another, to cause vibrations in the soul.

この機会に真面目に全部読んでみようかなと思っています。そんなに分厚い本ではないのですが、彼の芸術論、考え方が論理的に書かれています。日本語では、「芸術における精神的なもの」というタイトルで出版されているようですね。

今回の展覧会では、画家のグループ青騎士のメンバーの作品展でした。Blue Riderのメンバーの色んな作品がありました。クレーもメンバーだったんですね。
当時の写真がたくさん展示されていて、カンディンスキーの顔って見た覚えがなかったのですが、想像と違ったイメージでした。

気に入ったのは、シェーンベルクのコンサートからのイメージで書いた、「印象III(コンサート)」です。ピアノが中央にあり、黄色が画面を占めてるんですよ。シェーンベルクって黄色ってイメージでなかったので意外。また、カンディンスキーは本のなかで、黄色(暖色)と青(冷色)として対照的に説明していて、黄色はもととなる重要な色として解説されてます。そうそう、シェーンベルグも青騎士のメンバーだったんですよね。
音楽とアートって深いつながりですよね。私も画家にあこがれたこともあったよなあ~? 


ところで、ランチはささらさんと、イタリアンカフェで、生ハムとチーズのシンプルでおいしいパニーニとチョコレート入りのエスプレッソを食べました!http://www.sakaepark.co.jp/shop/index.php?shop_cd=al_avis
(このお店!)本場のパニーニが食べたくなってきました! せめて面倒でもエスプレッソでもいれて、生ハムとチーズ買ってサンドイッチにして我慢かなあ~? 

コメントありがとうございます。久しぶりに芸術的な刺激を受けてリフレッシュ!


豊田市民文化会館ダンス公演~

2011-02-21 18:46:59 | ♪event/世界の展覧会コンサートレビュー!
昨日は、豊田市民文化会館に、鈴木ユキオさんのダンス公演に行ってきました。
というのは、今年冬に名古屋の芸分でコラボ予定で、ホールの方に紹介をいただいて自己紹介/ご挨拶も兼ねてライブ公演を見に行ってきたのです。
DVDを送っていただいていたのでこんな感じっていう雰囲気はわかっていたのですが、やはり生でみるのは感じるものが違いますね。その場の緊張感がライブで伝わるっていうか。昨日は、3人のダンサーによる「沈黙とはかりあえるほどに」とソロの「Lick the dust」の2作品でした。
チラシに「ダンスでないダンス」と書かれているように、なるほどというか。劇のようなダンスというか、何て言うのでしょうか、言葉で説明できないですね。はりつめた緊張感が、かなり高かったです。コラボをご一緒するという観点で見てたので、自分の音楽でどうなるんだろう~と楽しみです。

前回のダンスコラボは、アメリカのダンスカンパニーだったので、考え方がやはりすごくアメリカっぽく、それはそれなりに自分の作品でこんな振付けになったんだと面白かったのですが、今回は、日本人の舞踏出身のダンサーの方で、肉体についての考え方が全く違うと思うので、未知の世界との出会いがありそうで面白そうです☆ 何か「呼吸」ということに焦点あてて、新たな観点で音楽作りたいですね。楽器は、今のところオンド・マルトノと何かなのですが、今までにない音空間の創造がしたいなあと、詳細が決まるのが楽しみになってきています!

http://boat.zero.ad.jp/Bulldog-extract/scedule/shedulenew.html (鈴木ユキオさんのHPです。)

やっと来月の海外公演の飛行機予約しました いつものことだけど飛行機予約ってめんどうくさい。日程決めたり、値段やら何やらで苦手。とはいえ、遅くなればなるほど値段が高くなり空席も減るという。そんなわけで、ストレスなんですけど。今回は、ドイツのケルンでコンサートをして、その後でロンドンで講義ということもあり、ケルンーロンドン間も飛行機移動です。一度ロンドンに繋がっているユーロトレインに乗りたかったのですが、時間とか予算とかで飛行機のほうが安いということで。
ロンドンに行くっていうので、最近のニュースのウイリアム王子の結婚式。ついでにロイヤルファミリーを検索したら、日本のロイヤルファミリーと全然違って、恋愛沙汰のゴシップと、アル中、ドラッグ、勉強嫌いと結構、イギリスのロイヤルファミリーは、したい放題なんですねえとビックリ。もっとお固いと思っていたのに自由奔放。イギリス人て固そうに見えて、意外に自由奔放で危ないイメージがするのは、私だけかしらね? 食文化もいけてないしね? イギリス人の友人が少ないせいかも? 今回いい所探してきたいですね! 飛行機予約した後で、やっぱり大好きなパリに寄って行きたいよなあ~と。

コメントありがとうございます☆


AACサウンドパフォーマンス道場プロジェクト、名古屋

2011-01-23 18:48:32 | ♪event/世界の展覧会コンサートレビュー!
21日無事に若い子たちのイベント終わりました!!
大きなトラブル無く、よく頑張りました! 
自分の作品よりもドキドキものでしたが、舞台の上でよくやったよなあと感心感心! 自分のコンサートでも、ライブのときにコンピューターを操作する時の緊張感といったら、心臓に本当に悪い。音響的なバランスとかがもうちょっとうまくいけばよかったですが、リハも通し1回でホールPAの人任せですし、なかなかパーフェクトは難しいですよね。






舞台の4人の僕たち、めちゃめちゃ緊張していたようです。この最後の画面で、液体がドローって流れる予定だったのが、液体がスムーズにながれなかったようです。100均で怪しいヘア用の液体と、カラーと、ネールを買ってきて直前、怪しい色の液体を混ぜてましたが。その組み合わせ混ぜて、怪しいガスとかでないでしょうねえ~って??

何と全員20歳と思っていたら、19も1人いました。私伝授のMax、よくみんなで考えて作ったよなあ~と感心。知らない人が、彼らのMaxのPatchみたら、結構、込み入ったプログラミングになっていて、君たち天才グループって思われるかもね? 


これは、本番、打楽器に使った私の民族楽器のひとつ。去年、メキシコの世界遺産のピラミッドに行った際に、トラの絵が壁画で残っているせいか、トラの笛をおじさんが売っていて、本当にトラの声に聞こえるくらいうまいんですよ。ついつい買ってしまった笛。最初、彼らの作品では息にエフェクトをかけてやっていたのですが、この笛使ったら結構、効果的。そんなわけで、私のもっているメキシコの笛、インドで買ったアンテイークシンバル、パリで買ったレインステイックなど、本番に使用しました。

1部、2部と長いプログラムでしたが、色んな作品があって面白かったですね。若い子たちとアートって何だろうねえ~と話し合えました。
イベント全録画も、別の若い子2人がボランテイアでとってくれて、これから編集もしてくれます! 
そんなわけで、みんなお疲れさまでした

終わったらほっとしたか若い子たちにめちゃくちゃ言われていたような気も? 人間ぽくない、固形物食べなさそう、コンビニいかなさそう、イオンに行かなさそう、B型かAB型に違いない、などなど限りなく? 無事に終わったし、結構、楽しかったので、何言われてもOKということで。

来週、自分の東京コンサート準備に頭切り替えねばです! 

コメントありがとうございます。


イベント続き。

2010-12-12 21:24:01 | ♪event/世界の展覧会コンサートレビュー!
12月は、何かと慌ただしい上に、色んな人と会う機会も増えますよね。今年中に会っておかなくては~、来年の予定の為に~ などなど理由は色々ですけど。そんなわけで、今週も色々ありました。どういうわけか、カメラもっていくのを忘れてフォトはないんですが。

*東急ホテルで、同僚の結婚祝いプラス忘年会と名付けて、去年に引き続き行こうって話題があってやっと今週実現したケーキバイキング。空腹の勢いで食べ過ぎて次の朝まで満腹でした。ホテルのバイキングもたまにみんなで行くのはいいですよね!

*第2回ウェルバアクトゥスアート公演 アッサンブラージュアートショー「Ginga-宮澤賢治・時と地と星-」:愛知県芸術劇場に見に行きました。去年に続けて2度目の鑑賞です! Sasaraさんのお兄様の多才さとパワーに脱帽!



*「算額:江戸時代に数学を楽しんだ人々」深川 英俊さんのお話を、サイエンスカフェ・ガリレオ・ガリレイに聞きに行きました。
http://sciencecafe.jp/index.php (ここです!)
パスタも本格的でおいしいランチでした☆ 深川さんのお話も興味深かったです。算額なんて言葉を始めて知りました。知り合いに薦められていったのですが、結構、面白かったです☆ そういう難しいお話を聞きにくる方々ってどんな人たち??と始めての参加だったのでちょっとドキドキでしたが、アットホームな感じで雰囲気のいい感じでした。でも、聞きにきている人たちはやっぱりすごそうな方々?! 全く違う専門の方のお話を聞くのも、刺激があっていいですね。

なかなか自分の曲がすすまなくって、年末こもることになりそうな予感。。。。。

コメントありがとうございます。


円山応挙「空間の創造」展覧会ー三井記念美術館

2010-11-27 12:46:23 | ♪event/世界の展覧会コンサートレビュー!
先日、東京での自分のコンサートの前に、気になっていた円山応挙の展覧会に行ってきました。そんなわけで、リハーサル前に無理して行ってきました。明日で終わるようなので、お時間のあるかたは是非とも行ってみて下さい。

http://www.mitsui-museum.jp/exhibition/index.html (美術館サイト。素敵なサイトですよ。説明を読むと納得しますよ。)

「空間の創造」ってところが気になったんですよね。展覧会は、すばらしい作品が多々ありました。やはりふすま絵は、全部一度に目の前でみると空間を感じて新たな発見がありますよね。あの日本的な色合いといい、そして遠近法にこだわった「眼鏡絵」といい、日本の美を感じました。「眼鏡絵」ってレンズを通してのぞくと立体的に見えるという18世紀初頭にヨーロッパではじまったものらしいですが、何か現代の3Dに通じますよね? そんな昔から人間は立体的に見るってことにフォーカスをあてていたんですねえ。
もっと静かで人の少ないところで見れたらよかったなと。やはり、もとの場所のふすまで見れたら、もっと情緒があってよいのだろうなあと。きっと円山応挙もそういった空間を考えて制作していたのでしょうね。

私の次回作品も、引き続き「空間透明度 III」(La transparencia del espacio III)でいこうかなあと考え中なのですが、空間、時間感覚、色彩は、テーマのひとつですよね。特に次回は、笙とピアノの作品で、映像では、コラボレーターの楜沢さんが「共感覚」ということをテーマにリサーチ中なんですよ。この週末にインスピレーションが天からふってくることを祈って、休憩中です??? 

コメントありがとうございます。