声の威力

先日、あるブロガーを通じて、お話してみたかったブロガーと、電話で言葉を交わすことができた。
その場に、他のブロガーもいたのは、後で知ったことなんだけど。

その日のうちに届いたメールから「緊張しちゃってうまく話せなかった」とか・・
私ごときに緊張しないで（笑）

また、「スノーさんの声は、あなたのblogそのものでした」とも・・

この時、ふっと思ったことがある。

ネットを通じて知り合って、深く交流することができ、電話番号を交わすのに至って。
これまで、何人かと電話で話すことができている。
ブロガーだけでなく、チャットで知り合った人も然り。

私が地方（？）在住ということもあって、直接逢った人は、数少ない。

そんな中で、電話で話してみると。
ラジオや歌で、私の声を聞いていると「違うじゃん！」と文句たれる人と（笑）
冒頭のように、私そのものだ、という人と、二分する。
これは多分、私のその時の緊張度や、相手に対する親近感の度合いにもよるのだと思うけれど。

いわゆる、「よそゆきの声」と「地声」の違いだと思う。
ラジオや歌では、どちらかというと前者にあたる。
これは、ラジオでは意図的に出している。
地声だと、聞くに堪えないものになるだろうから。
アナウンサーオーディションの時から、「よそゆきの声」で応募したのが、功を奏した（笑）

でも、小谷さんいわく、それだけじゃないらしい。

ネットラジオのアナウンサー募集には毎月20名近くが挑戦してくる。 応募者には本番の原稿を送っている。 採用決定ならすぐその音声ファイルを使いたいからだ。 単なる合否判定試験だけやっても時間の無駄である。 そのせいか多くの候補者が必要以上に身構えてしまい、 原稿を正しく「読む」ことに躍起になっている。 しかし「読んだ」ものはいかに巧くて正確でも説得力に欠ける。 多少粗削りでも誰かに「語る」口調であった方がはるかに聴きやすい。 しかし照れを排除して「語れる」人は稀だ。だから専属アナが５人しかいないのである。 　　（小谷の250字　2004/11/27より）

この文を読ませていただいた時、震えが来た。
実際、私がオーディション用に送ったファイルは、その日のうちにラジオに流れている。
採用通知のメールと同時にそのことを知った時、驚きと恥ずかしさで舞い上がった。
それと同時に、私の声が、こんなことにも使ってもらえるんだという嬉しさもあった。

一部のブロガーには、音声ファイルを送ったりもしている。
誕生日祝いだとか、私のブログタイトルを考えてくださった御礼だとか。
これも結構ウケがいい。（社交辞令だと思うのだけどね　笑）


電話でもそうだけど。
見えない相手を浮かべながら話す。
たとえ機械越しとはいえ、声が伝わるのって、すごい威力があると思う。

だから。
これからも、「声」を伝えていこう。届けていこう。
そう心で唱えつつ・・


ラジオエッセイ、近日再開予定。


＊冒頭のメール引用は、ご本人の承諾を得ています。
　本当にありがとう、短い時間だったけど、楽しかった、嬉しかった。
　いつかお会いしましょうね。
　娘さんにもよろしく^^