「銀色の道は鴻紋軌道を歌う」
ダークダックスが歌う「銀色の道」はよくテレビで流れていました。ザピーナツも持ち歌としていたようで、多くの人に「銀色の道」は歌われました。
ダークダックスのメンバーの一人が先日亡くなり、「銀色の道」の歌を思い出しました。
「銀色の道」は、「オホーツクの紋別(市街)と鴻之舞鉱山」を結ぶ「鴻紋(こうもん)軌道」の汽車のイメージから生まれた歌なのです。
高校で使う「高等地図帳」には「鴻之舞(鉱山)」が書かれており、子供のころからぜひ行ってみたいと思っていました。当時、東洋一の金山が鴻之舞だったからです。
ハロインカボチャの花 ズッキーニ―の花 記事には関係ありません。
銀色の道の作詞者は宮川泰氏で、すでに亡くなられましたが、氏は鴻之舞に子供の頃住んでられたことがあり紋別ゆかりの人として鴻之舞鉱山閉山記念行事が行われた際招かれて鴻之舞鉱山記念碑広場で女性コーラスを指揮して銀色の道が歌われ記念行事が行われました。
その夜、紋別市内で祝賀会が行われ鴻之舞にゆかりの人が集いました。
当時カムイラピットは鴻之舞鉱山の遺構調査をしていましので祝賀会にも出させて戴き、宮川泰氏ともお話しさせていただきました。
お会いして後、数年して宮川氏は無くなりました。
★宮川泰氏は宇宙戦艦大和の唄と係わりがあり、NHK紅白歌合戦の最後のホタルの光の指揮をしていたのも氏でした。ご子息の宮川彬良(あきら)氏は現在作曲家として活躍されています。
★鴻之舞鉱山の全盛期には14500人の人がこの地域に住んでいました。
★鴻紋軌道は鴻之舞鉱山閉山とともに廃止されましたが、鴻之舞鉱山遺構調査の時は共同調査の横平弘氏と「鴻紋軌道」全コースを歩いて調査もしました。報告書は北海道図書館に保管されています。