雪降る街 カムイラピットの楽園 こな雪 ぼた雪 あられ雪

けっぱれラピット、どろ亀さんに負けるな。ウサギとカメとの競走です。随想、旅行記、日記など、雪の降る街からのお便りです。

札幌大雪 ママさんダンプで 何度運んだかな 

2014-01-07 21:25:59 | 風土
1月4日(土)、5日(日)は札幌も大雪に見舞われました。この二日間は雪が本当に多く降り積もりましたね。車(車庫が無いので)の上にもうんざりするほどの雪の積もり様でした。1月のこの日頃は例年雪が大降りになるので、平年並みということでしょうが。
 

札幌も雪が多かったのですが、札幌の北側の日本海沿岸の町から言えば雪の降り方は少ないようなのです。
雪を除けたすぐ後に、雪がまた積もるのですから雪除けも苦痛になります。いつもはカムイラビットだけですむ雪除けも、この日だけは一家総出の雪除けとなりました。一家総出と言ってもラビ妻と二人の総出なのですがね。
この二日間は本当に何度も「ママさんダンプ」で雪投げ場に運んだのです。夏は野菜畑に使わせて戴いているその畑に雪を運ぶのです。畑に雪がどんどん山になって行きました。
 

北海道の冬の各家庭の必需品は雪除け用の「ジョンバ」と「スノ―ダンプ」です。どの家にも何個も備えられていて雪が降ればすぐ使えるところに出ています。ジョンバはいろいろなものがあって買う時、店でどれが良いかはたと迷うほどです。使い良い物、買ってみて雪にささっって実用的でないものもあります。
「スノ―ダンプ」は雪を運ぶ大きなスコップみたいな物で、これもいろいろの大きさがあります。名もダンプとはよく付けられた名です。少し小型のものは「かあさん」でも運べると云うので「ママサンダンプ」と皆が言っています。子供用のジョンバやスノ―ダンプも売られています。小さな子も親と一緒になって雪除けを手伝っています。この場合小さな子がちょろちょろしていますので、雪除けがなかなかはかどりません。
 

 むかしはプラスチック製が無かったので、雪除け用道具は板や竹網を使っていました。雪は重いので、竹製のものは痛みが激しかったようです。ステンレス製(軽く使いやすいのですが、値段が高いのが欠点)の雪除け具もありますが、今はプラスチック製の物が大半(主流)です。プラスチックは雪がジョンバやスノ―ダンプに貼りつかず大変便利(楽)になりました。インターネットで調べると写真まで載っていて参考になります。


雪除けは大変ですが、雪降る朝や日中、夕方には近所の人も雪除けに外に出ているので、「雪が多いですね」「大変ですね」「嫌になりますね」などとあいさつが交わされ、近所づきあいも密になり親しみが増します。雪国の人が人が良いと言われるのは雪の御蔭かもしれません。また冬には身体も動かさなくなりますので肥満防止や健康促進にも役立ちます。

冬の季節に講演を聞きに行った時に「雪の講演」があり、うんざりした事があります。北海道では当たり前の自然の出来ごとで、いろいろ経験している中での講演には大変がっかりしたことがあります。
そう思いながら雪の話になり恐縮です。