野山の香り

高尾山や近くの野山に自然に咲く花が
好きです。

高尾山・薬王院でのコンサート

2012-09-10 09:01:40 | その他

9月1日、久しぶりに降った雨の日
高尾山・薬王院でコンサートがありました

女性指揮者第一人者の西本智実さんの指揮とプロデュースによるコンサート、
オペラ「蝶々婦人」が11月下旬にオリンパスホールで行われます

そのコンサートに関連したイベントがあちこちで行われています。
今回は高尾山・薬王院の大広間で200名限定のコンサートがあり
出かけてきました
(チケットを手に入れるのに苦労しました)

西本智実さんはタカラジェンヌのような雰囲気を持った素敵な女性です

 

久しぶりの雨に恵まれた高尾山・清滝駅

ミシュランガイドの三ツ星に認定された記念モニュメント



コンサートの案内版

山門

薬王院本殿

薬王院では一日4回の護摩供養が行われていますが
供養が終わって出てきた僧侶の行列に出くわしました

ミシュランガイドで最高ランクの三ツ星に選出され、

世界から注目をびている高尾山の薬王院が

今回の舞台です

人間の声によって人生の哀歓や悲壮美・崇高美を伝える

西洋音楽の声楽と、仏教儀式の古典音楽である

声明(お経)を聞くことが出来ました


今回のコンサートは大広間のあるこの建物の中で行われました

今日のコンサートはこの狭い舞台で行われました

第一部   ほら貝の演奏に導かれた4人の僧侶の声明(お経)から始まりました
          約20分間ほど唱えられました。初めての経験で正直よく解りません

(ほら貝は海中深くで採れる天然の貝です。最近はその数も極端に少なくなって
とても貴重なものだそうです。一つ一つ微妙に形は違っているそうです)

 第二部    佐藤秀仁僧都さんと西本智実さんによるトークでした
                 声明も西洋音楽も人間の悲哀等を表すことにおいては共通する
ものがあるといわれていました

ここで休憩が入りました

大広間には「食前の言葉」「天狗の面」が飾られていました

天狗は、神社という形ができるまでは、古代の人々にとって
神、
ご神体そのもので高尾山でも神として崇められています

第三部は地元八王子の出身者であるソプラノ歌手がハープの音色に
あわせて素晴らしい歌声を聞かせて下さいました。

ハープは湿度に非常に敏感で調弦(ピアノの調律と同じ)が必要だそうです。
久しぶりに降った雨に演奏が始まる前に調弦をしていました

ソプラノの歌声は大広間に反響してとても素晴らしかったです

「夏の思い出」や「夕焼け小焼け」「もみじ」などなじみの曲もありました。

プッチーニ作曲 オペラ「蝶々婦人」より
「ある晴れた日に」は当然プログラムに入っていました

最後に全員で「ふるさと」を合唱して終わりました。

外へ出ると雨も上がり、久しぶりに潤された大地に涼しい風が吹いていました。
このような雰囲気のコンサートは滅多に経験できるものでは
ありません。最初で最後かもしれませんね

コンサートの様子は翌日の新聞に大きく取り上げられていました



 

 

コメント (20)
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