東北・関東大震災から２週間が過ぎました。福島原発からは毎日のように事故が起きています。
水に始まって、野菜などの出荷規制、ついに罹災した人も出てしまいました。毎日ドキドキしながらテレビを見ています。
被災地の方々もそろそろ疲れが出る頃です。皆様けなげに行動していますが、ご高齢の方々の疲れた様子が手に取るように解ります。
支援物資に何時もありがたいといってくれてますが、どれほど家に帰りたいかと思うと心がなえてしまいます。
毎年裏高尾の小仏川沿いや日影沢に行くのがとてもすきでした。でも今年はどうしても行く気になれません。一人で行くには遠すぎるし、第一まだ余震が多くて怖すぎます。誰かを誘うのも気が引けて、今まで写してあった可愛い花をアップしました。
春一番に咲いてくるユキノシタ科のハナノコノメの花です。
とても小さくて真っ赤な蕊を伸ばして本当に可愛いです。処が最近（２～３年）ごろから極端に減って今までみられたところでは余り見られなくなってしまいました。
日影沢の一番奥まで行って見つかる程度です。
次に咲いてくる花にアズマイチゲの花があります。この花はスペリングエフェメラルの代表的なもので急いで咲いています。
キクザキイチゲと言う花もあるのですが、よく見かけるのはアズマイチゲのほうです。
其れとニリンソウも同じスプリングエフェメラルの花です。其れと同じ頃イチリンソウも咲いてきます。
スミレで１番最初に咲いてくるのはアオイスミレです。この花はアオイのご紋の
ような葉をしています。優しい花でそっとしておいてやりたくなります。
最後にユリワサビを載せます。わさびの葉に似た可愛い花です。
裏高尾には沢山の春の花があることで有名ですが、余りにも本やカタログで
紹介してツアーの人達まで来るようになりました。それに伴い以前から見ると
驚くほど花の数は減ってきてしまいました。
このままで行くと後何年も持たなくなるかもしれません。皆がマナーを守って
写真を撮る時も充分配慮して少しでも次の時代の人達に春の喜びを残して欲しいと思います。
まだ紹介したい花は沢山ありますが、古い写真でもうしわけありません。
今夜は計画停電です。６時から始まります。夜は一寸辛いですね。
