早稲田vsオックスフォード

台風が通過したら、また暑くなりました。

恒例の日英大学対抗ラグビーですが、惜敗の同志社戦・快勝(？)の関東学院戦と続けば最終日の早稲田戦には誰もが圧勝を望んだ試合だったと思います。首藤はまだ戻って来れないけど、ほぼベストに近いメンバーの早稲田。対するオックスフォードはジョー・ロフをスタメンで起用してきましたが、ケガ人が多くバックスはリザーブが１人しかいないという苦しい台所事情でした。

ファーストスクラムで驚いたのは両チームのスクラムの高さの違い。早稲田は前列が極端に低く、明らかにオックスフォードは戸惑っていました。レフリングも難しかったでしょうね。アーリープッシュを取られたりしましたが、早稲田としては狙い通りだったでしょう。

さて、あいにくの悪天候でピッチコンディションも悪く、細かいミスが目立ちましたが、今期からノットロールアウェイに対してのジャッジが早くなった事もあり、なかなかＦＷで優位に立てない早稲田はピッチを広く使いＢＫが攻め込みます。

管野・今村・三原とＢＫで３本のトライを取り、前半をなんとか19-15のリードで折り返しました。

後半に入ると、矢富や五郎丸が何度もチャンスを作りますが、肝心なところでハンドリングミスを連発。雨ってこともあるかもしれませんが、この辺が全てミスなくプレイされていれば間違いなく圧勝だったでしょう。

終盤、疲れの見えてきたＦＷが密集のサイドを止めきれなくなると、ゴール前でノーマークを作られてトライを奪われます。これで19-20と逆転。

その後早稲田も執拗に攻め立てますが、なんとしてもトライが取れず、正面でのペナルティでショットを選択。このＰＧが決まり辛くも22-20で勝利となりました。

なんとなく怪しげなジャッジが目立ったりもしましたが、それもこれも早稲田のミスでチャンスが潰れてしまい、スコア的には予想以上の接戦になってしまったからでしょう。試合の印象はと聞かれたら、「やっぱジョーロフって凄いよね」ってな事しか言えません。

早稲田はハンドリングミスの修正と、ノットロールアウェイの対応に力を注いでいかないと厳しい試合が続くかも知れませんね。