「翻訳できない世界のことば」という本を手に取ったら、日本語の「木洩れ日」が翻訳できない言葉のひとつに選ばれていた。試しにスマートフォンの翻訳アプリで「木洩れ日」を翻訳してみた。
木洩れ日=sunlight filtering[sifting] down thorugh the trees
ずいぶん長ったらしい解説っぽい言葉になってしまった。英語では一語で木洩れ日を表す言葉がないのか。ほかに翻訳できない日本語として、「侘び寂び」『積読」が載っていた。
侘び寂び=aesthetic sense in Japanese art emphasising quiet simplicity and subdued refinement
積読=(1)buying books and not reading them; stockpiling books
(2)books bought but not read
「侘び寂び」などは洗練された日本芸術独特の美的感覚を表す言葉だから翻訳は不可能ということか。翻訳家泣かせの言葉だ。翻訳できない言葉は世界各国にあります。言葉はその国の人でなければ分からない生活感情や風土のたまものだから、他国の言葉では置き換えられないんだなと思いました。逆にそういう言葉にこそその国らしさが表れているといえるでしょう。
ちなみに木洩れ日はわがカフェの屋号でもある。